海外の訪問者と繋がれる、愛荘町のコミュニティスペースSekaiCo

のどかな地方を好む海外からの訪問者を受け入れている愛荘町のコミュニティスペース「SekaiCo-セカイコ-」。
ここには滞在を希望する世界中の人々が集まります。2023年5月頃からはコミュニケーションを深めることができる場所としてその存在を知ってもらえるように、これまで滞在者が主役となるイベントを多数開催してきました。

今回の「まるく繋がる愛荘町リレートーク」では「SekaiCo」のオーナーであり、地域おこし協力隊の一員でもある岩永 大陸(いわなが りく)さんに話を伺いました。

コミュニティスペースでの活動紹介に加え、移住者として暮らすことで垣間見えた愛荘町民の人柄や印象などのリアルな声も取り上げているので、ぜひ最後までご覧ください。

まずは、「海外の利用者」と「愛荘町」を繋げる場所として

岩永さんは地域でさまざまな人が交流できる場所「SekaiCo」を、2024年1月にオープンしました。
SekaiCoでは「田舎から世界に繋がるコミュニティスペース」というコンセプトを掲げ活動を行っています。

今回はオーナーである岩永さんに「SekaiCo」について、語っていただきました。

▼身近で英語や異文化に触れられる場所
実は1月のオープンに先立って、すでに2023年5月頃からは15人の外国人に滞在できる部屋と食事を提供しています。また、ワーキングホリデーなどで訪れる彼らに、愛荘町内でいろいろな仕事をしてもらいました。例えば地元農家さんの農作業を手伝ってもらったり、SekaiCoでのイベントの手伝いをしてもらったりと、地元の方々と交流しながら地域と関係性が築けるように努めています。また異文化交流イベントも開催しました。イタリアやスペインなどのさまざまな国の人が講師役となるこのイベントでは、愛荘町の人に限らず、近江八幡などの他の市町からも多くの人が足を運んでくださいました。

SekaiCoは、町内の親子が気軽に海外に触れられる場所にしたいとも考えています。子どもなら、好奇心が旺盛な子どもなら積極的に海外の人とコミュニケーションが取れますし、また親子でSekaiCoを利用してもらえれば、家族の中で海外に関する話題も増えるので、身近に異文化に触れられるきっかけ作りにも繋がるのではないでしょうか。英語のアウトプットが、身近でできる場所として機能するコミュニティスペースになってほしいと考えています。

古民家をリノベーションして作ったコミュニティスペース「SekaiCo-セカイコ-」

古民家をリノベーションして作ったコミュニティスペース「SekaiCo-セカイコ-」

2023年12月22日にお披露目された室内の様子。コタツも用意され、ぬくもり溢れる空間に。

2023年12月22日にお披露目された室内の様子。コタツも用意され、ぬくもり溢れる空間に。

枠を飛び越えて繋がることを楽しめること

2023年4月に地域おこし協力隊として着任した岩永さん。これまで20カ国以上の国を渡り歩いてきました。ヨーロッパやアフリカ、中東地域とさまざまな場所で異文化を体験してきたからこそできた、コミュニティスペース・SekaiCoの実現。
なぜ、数ある場所の中から愛荘町を選んだのか、以下では起業家兼地域おこし協力隊員として活動するうえで感じた思いを語っていただきました。

▼この町で起業チャレンジできそうと感じた
もともと起業したいという思いを強く持ちながら、日本の西から東までさまざまな場所を実際に見て回り、移住できる場所を探していました。その中で愛荘町は起業家として地域おこし協力隊を募集していた事、大阪や名古屋へのアクセスのしやすさがあり、近江上布やびんてまりなどの伝統が長きに渡り大切にされていること。また江戸時代より中山道の宿場として栄えてきたこともあり、チャレンジしやすい雰囲気を感じました。

▼家まで野菜を届けてくれるご近所さんが居る町
移住をしてからは、起業に向けた活動を行ってきました。地域の方がコミュニティスペースのことを町内で前向きに広めてくれたり、滞在している外国人と行うイベントに来てくれたりと、自分の活動に対して興味を持って接してくれています。家に帰ると、野菜が玄関の前に届けられていたこともありました。

▼愛荘町で地域おこし協力隊員として活動する魅力
愛荘町では他にも各々で目標を持って起業を目指し活動している協力隊員がいる事も、大きな魅力だと思います。単身で移住者兼起業家として移住した場合、地域に自分を知ってもらうのに苦労したり、馴染むための関係性を築くのに時間がかかってしまったりすると思います。ここでは一年早く着任した3名の協力隊員が、パイプ役として地域の人を紹介してくれたおかげで、地域の方と繋がりやすかったこと、自分の未熟さも含めて、ある程度自由に自身のやりたいことにチャレンジさせて貰えることもメリットだと感じています。

※愛荘町の地域おこし協力隊は、全国に拠点を構える中間支援団体(一社 Next Commons Lab、NCL)と協業して隊員を募集しています。
一社 Next Commons Labとは…詳細ページをチェック!
https://project.nextcommonslab.jp/place/aisho/

岩永さんの「田舎から世界に繋がるコミュニティスペース」での活動は始まったばかりですが、多様性が活きる時代ならではの魅力がたっぷりと詰まっています。今後、さらなる飛躍を期待したいですね。

世界中の人々と繋がれる「SekaiCo」の活動や、地域おこし協力隊への参加&愛荘町への移住を検討したいなと思った方は、ぜひ「興味ある」「応募したい」ボタンを押してください!

最後までご覧いただきありがとうございました。「まるく繋がる愛荘町リレートーク」は、滋賀県愛荘町の“ものづくり”にフォーカスして、それに関わる方々のお話を聞く連続企画です。

次回のリレートークでは、地域おこし協力隊のコーディネーターとして隊員のサポートを行っている黄瀬 尚大(きせ なおひろ)さんへのインタビューを取り上げる予定です。
興味のある方は、愛荘町の他の記事もぜひご覧ください。

異文化交流イベントを開催した際の様子。2人の外国人講師がクイズ形式でスペインの紹介を 行ってくれました。

異文化交流イベントを開催した際の様子。2人の外国人講師がクイズ形式でスペインの紹介を 行ってくれました。

:2023年7月に開催された「スペインの夏」というイベント。海外のご飯・トルティージャ・デ・パタタ をいただきました。

:2023年7月に開催された「スペインの夏」というイベント。海外のご飯・トルティージャ・デ・パタタ をいただきました。

愛荘町役場みらい創生課
プロジェクトの経過レポート
2024/03/12

世界中の人が集まるコミュニティスペースで、国内留学したい日本人を募集します!

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SekaiCoは「世界と地域が繋がる」をコンセプトに、長期滞在の外国人の方がイベントや地域での体験を通して交流をするコミュニティスペースです。

今後はコミュニティスペースを超えて、地域全体で交流が生まれるような仕組みを作っていくため、一緒に手伝ってくれるヘルパーの方を募集するそうです!

詳細は下記ページをご覧ください!!
https://smout.jp/plans/16083

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愛荘町
愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!

平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で17年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして知られてきました。

町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道65番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても発展してきました。

国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。

【アクセス】
・高速道路を利用すれば、京都まで1時間、名古屋まで2時間弱。
・近江鉄道を利用すれば、彦根や八日市には約15分。
・琵琶湖までは車で約25分!

【愛荘町移住・定住ポータルサイト】
https://www.town.aisho.shiga.jp/iju/index.html

愛荘町は2町が合併して今年で17年目を迎えます。琵琶湖までは車で約25分。軟水の湧き出る水の美味しい町です。
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埼玉県川越市に居住しています。移住を希望し古民家を探しています。空き家バンク等の情報が有りましたらお声がけいただけると助かります。よろしくお願いいたします。
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