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- 【Think Globally、 Act Locally】木を植えない林業 2nd -広葉樹の森から考える生物多様性とエネルギー‐
【Think Globally、 Act Locally】木を植えない林業 2nd -広葉樹の森から考える生物多様性とエネルギー‐
私たちの住む町、岩泉町では、春の山菜、秋のキノコを始めとする食に始まり、暖を取り、調理も行う薪ストーブ。また産業として、林業はもとより、原木やおがくずを使ったシイタケ栽培、林間を利用した畑わさび栽培、山に放牧する短角牛など、山の利用が幅広く行われています。
それらの一因となっているのが植林をしない広葉樹の森です。今、世界で注目されている大きなテーマである、SDGsや脱炭素などについて、岩泉町の広葉樹の森と言うローカルな視点から考えてみたいと思います。
zoomを使ったオンラインウェビナーで、どなたでも無料で参加できます。お気軽にお申し込みください。
日時:2021年2月20日(土) 14:00スタート 15:30終了予定
配信方法:zoomビデオウェビナー( + Facebook Live 2/20追記)
申込方法:参加をご希望の方は「応募したい」を押してください。配信URLはメッセージにてお送りします。
ゲスト:岩手大学農学部寒冷フィールドサイエンス教育研究センター教授 山本信次氏(東京都出身)
岩泉町農林水産課林業水産室室長 今村篤氏(兵庫県出身)
司 会:岩泉町移住コーディネーター 穴田光宏(東京都出身)
主 催:一般社団法人KEEN ALLIANCE
協 力:岩手県岩泉町
木を植えない林業に再び価値を見出す
木を植えない林業って知っていますか? 実は「林業=植林」ではありません。単一の樹種を植林した森ではなく、多様性に溢れた広葉樹の森。私たちはそこに地域の未来を見据えています。
一般的に広葉樹を切ると、切り株の根元から萌芽(ほうが)と呼ばれる、脇芽が出てきます。これが10年、20年とだんだんと育ち、やがて立派な木になり、それが切られるとまた萌芽出て来て、という繰り返しになります。これを萌芽更新(ほうがこうしん)と言い、植林をしない林業の秘密でもあります。
全国的に見ると植林をしない広葉樹林業は、かなり珍しくなってしまいました。広葉樹林業は時代の変化とともに、減少してきましたが、それはその価値が無くなりつつあることなのでしょうか?
私たちは環境と経済が同時に問われている今だからこそ、もう一度、広葉樹林業の価値を考えてみるべきだと思っています。今回のオンラインセミナーでは、再生可能エネルギーとしての「薪(まき)」の復権と、それをどうやって普及、実現していくのかを取り上げたいと思います。
岩泉町は面積の93%が山に覆われています
人々は山と共に暮らしてきました
山、林業、エネルギー、に関心のある人は是非!
今回のセミナーでは広葉樹林業の持つ可能性について、グローバルな視点と、ローカルな視点、両方の視点から考えてみます。しかしあくまで私たちのゴールは、岩手県岩泉町と言う地域で、広葉樹の森を生かし、何が出来るのか、ということです。
多くの皆さんと広葉樹の持つ可能性を共有出来たら、その可能性はより高まると思っています。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。
開催日程:2021年02月20日
所要時間:14:00~15:30
費用:無料(Zoom配信に参加される際の通信料は各自でご負担ください)
定員:40 人
最小催行人数:1 人
集合場所:オンライン配信(zoom)お好きなところで
解散場所:オンライン配信(zoom)お好きなところで
■配信方法
Zoomウェビナー
■ タイムスケジュール
14:00 配信スタート
15:30 配信終了
※状況により内容を変更する可能性があります。
おはようございます。
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いよいよセミナー当日になりました。大変多くの方にお申し込みいただき、本当にありがとうございます。Zoomの方は定員を超えましたので、現在はFacebook Liveでの参加をご案内しております。
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この後、準備等でメッセージでの返信等が出来ない可能性があるため、こちらの方にアドレスを張っておきます。Facebook Liveは「こんなところに 岩泉。」のページで行いますので、下記のリンクからご覧ください。
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Facebook「こんなところに 岩泉。」
https://www.facebook.com/marugotoiwaizumi
開催日時:2/20(土)14:00~15:30
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それでは時間まで、もう少々お待ちください。
いよいよ明日に迫ってきました岩泉オンラインセミナー「木を植えない林業 2nd」。今日は、簡単ですが話の流れについて、お伝えしたいと思います。
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14時スタートでゲスト自己紹介の後、まずは岩手大学の山本信次先生に30分~40分程度、お話頂きます。内容としては、広葉樹林の基礎的なお話から始まり、欧州と日本の薪利用の簡単な比較、そして岩手県の広葉樹林のお話をして頂きます。
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次に岩泉町役場の今村室長に、岩泉町の林業の概要と、現在取り組んでいる広葉樹に関する施策を簡単にお話頂き、その後これから進めようとしている薪利用推進についてのお話をお伺いしたいと思います。
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その後、ディスカッションをしつつ、皆様からのご質問などにお答えできればと思っています。最後に少しですが、来年度に岩泉町で募集する林業系地域おこし協力隊の宣伝をさせてもらいます。
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実は打合せの段階から話が盛り上がりすぎて、「これ時間内におさまらないよね?」という意見が出ています(笑)とりあえず15:30に一旦終了する形で進めていきますが、ディスカッションや質疑応答などが、盛り上がった場合には多少延長するかもしれません。お時間のある方はどうぞお付き合いください。
【ゲスト紹介】2人目。
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今村篤 氏
岩泉町役場 農林水産課 林業水産室長 兵庫県生まれ。
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岩手大学工学部卒 1997年ゼネコン入社、2002年に転職し岩泉町役場へ。町民課、林業水産課、教育委員会などを経て、2015年から現職。
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岩泉の山、それを取り巻く人々と向き合ううちにどっぷりとはまる。FSC森林認証を担当し、現在は広葉樹をはじめとした森林の持つ価値の最大化に向けて奮闘中。
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今村さんは、昨日ご紹介した山本先生の在籍する岩手大学卒ですが、農学部ではなく、工学部卒です。しかも卒業後はゼネコンに就職したように、林業とはかなり縁の遠いところにいたわけですが、岩泉町役場に入り、林業と関わるうちにすっかり山、そして林業の魅力に魅せられて、おそらく役場内で一番の広葉樹バカ(褒め言葉です)になってしまいました。
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過疎が進む岩泉町でどんな未来を描いているのか、そして具体的にどうしていくのか、ローカルのリアルな話をお聞きしたいと思います。
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岩泉町といえば日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞が有名ですが、食の豊かさも実は素晴らしいです。もっちもっち感がたまらない岩泉ヨーグルト!短角牛に龍泉洞黒豚!日本酒の八重桜に山ぶどうワイン!山菜にマツタケ!そしてウニにアワビに鮭!まさに海から山まで、自然の恵みで溢れています。
また歴史文化の面では、日本全国に熱心なファンがいる中野七頭舞をはじめ、地域ごとの郷土芸能が子供たちにしっかり受け継がれています。
2011年の東日本大震災、2016年の台風10号被害と立て続けに大きな自然災害に見舞われましたが、全国からの温かい支援もあり、ゆっくりですが復興を遂げつつあります。
他の地域と同様に岩泉町も過疎化が進む地域ですが、人々は自然の厳しさと豊かさを感じながら、ゆっくりとした時間の中で、幸せに暮らしています。みなさんもぜひ一度、岩泉に来てみませんか?
生まれは東京都練馬区ですが、東京農業大学卒業後、岩手県岩泉町に移住。20年間住んでいました。岩泉在住中は農業と小さなハム屋をしてました。
親のことなど、色々事情が重なり、再び東京に戻り、現在は首都圏にいながら岩手県岩泉町の移住コーディネーターをしています。
岩手県岩泉町に本拠地のある一般社団法人KEEN ALLIANCEに所属し、働くことだけではなく、暮らすことも考える、岩泉型インターンシップの運営、地域おこし協力隊の募集・フォローなどを担当しています。また、岩手大学地域協創教育センターの客員教員として、学生と地域を繋ぐ仕事もしています。