- SMOUT
- プロジェクトをさがす
- 人と向き合い、獣と向き合う。 獣たちとの理想的な関係性を突き詰めて考え、共存できる社会を創る仲間を募集
![人と向き合い、獣と向き合う。 獣たちとの理想的な関係性を突き詰めて考え、共存できる社会を創る仲間を募集](https://smout-assets.imgix.net/assets/fallback/default-2464969439ffd53cde45a0f532526c5f1b2600d1c87feaa6e765fb09cfbf8698.png?ixlib=rails-4.3.1&w=1024&h=512&fit=crop&crop=center&auto=format)
人と向き合い、獣と向き合う。 獣たちとの理想的な関係性を突き詰めて考え、共存できる社会を創る仲間を募集
●獣の害、というけれど
「シカが町にも出てくるようになった」
「サルが出るから、家の窓を開けられなくてかなわん」
町場でそんな声が聞こえるようになったのは最近のこと。
かつて山里の問題だった獣による被害は、
いまや、
山だけでなく町全体の問題になりつつあります。
私たちの町・和歌山県那智勝浦町は、
紀伊半島の南端部に位置する町。
生マグロの水揚げ高日本一を誇りますが、
少し内陸に入ると緩やかな山々が連なる、
海と山がとても近い環境にあります。
その山々には、
サル・イノシシ・シカ、その他小動物と、
多様な獣が暮らしています。
これまで、
里と山、人と獣は、
生活圏が交わることなく
ともに生きてきました。
しかし、いま
人と獣との関係性は、
否応なしに変化しています。
獣たちとの理想的な関係性を突き詰めて考え、
人と向き合い、獣と向き合う
新たな力として、地域おこし協力隊を募集します。
●獣害が増えてきた背景とは?協力隊として大切にして欲しいこととは?
山里で獣害が起こり始めたのは、
20年ほど前のことでしょうか。
かつて人が頻繁に出入りし、
手入れが行き届いていた山は、
杉や檜を植えたきり、
人が入らなくなっていきました。
山は荒れ、木々は伸び放題。
さらに、
山里に住む人、猟師、きこりといった
かつて山里を守ってきた担い手が
年々減少。
いつしか、
里と山の距離は目に見えて近くなり、
人間の作物を求めて
獣たちが里におりてくるようになりました。
そして今では、
町中でもその姿を見かけるように。
●協力隊として、大切にして欲しいこと
じつは獣害の問題は、
地方の問題を内包しています。
過疎高齢化・農業や林業の担い手不足、
安価な外国産木材の流入・・・。
地方が抱える問題を受け止めながら、
獣害対策というテーマを切り口に、
町の新たな未来を考えていく。
これが最終的なミッションです。
活動にあたって、
まず大切にしてもらいたい視点が、
住民の方々との信頼を築くこと。
昔からそこに暮らしてきた方々は、
土地の歴史、文化、その場所のルール、人間関係
あらゆる情報を背負って
生きてきています。
住民の方々に尊敬と敬意を払い、
地域のことを教えていただきながら、
住民主体の獣害対策を進めていく
「サポート役」を担っていってください。
経験や知識を重ねながら
住民の方々との日々のやりとりで
信頼関係を得ていくことは、
必ず定住後の自分に還ってきます。
![猿のテレメトリー調査](https://smout-uploads.imgix.net/uploads/unit/image1/1230/image1_1553823187.jpeg?ixlib=rails-4.3.1&w=450&h=328.5&fit=crop&auto=format)
猿のテレメトリー調査
具体的な活動内容と応募要項
●具体的な活動内容
大きく分けると、3つ。
技術や道具を駆使して獣を「知る」こと。
きちんとした技術・知識のもとで獣を「獲る」こと。
住民主体の対策を後押しして、町を獣から「守る」こと。
「知る」
例えば、GPSによる猿のいどころ調査。
今、町内にどれくらいの群れがあるのか。
それぞれの群れがどんなルートを通るのか。
一つ一つデータを集めていくことで
次にどこに移動するか予測が立てられるなど、
先手を打った守りができるようになります。
猿に限らず、
今ある道具を活用しながら、
対策に役立つデータを集め、
住民の皆さんに周知していくことが、
とても重要な役割となります。
「獲る」
安全で正確な技術の獲得、
狩猟免許保持者の方、猟師の方、
住民の皆さんとうまく連携して、
捕獲に結びついていく動きを
推進してください。
「守る」
集落での集落柵設置サポートを始め、
畑や田んぼ、集落そのものが被害にあわないよう
対策をバックアップ。
集落単位での対策を住民と一緒に考えられる
よきパートナーのような存在に
なって欲しいと思っています
![猿のテレメトリー調査](https://smout-uploads.imgix.net/uploads/unit/image1/1231/image1_1553823188.jpeg?ixlib=rails-4.3.1&w=450&h=328.5&fit=crop&auto=format)
猿のテレメトリー調査
![住民の柵設置をサポート](https://smout-uploads.imgix.net/uploads/unit/image2/1231/image2_1553823189.jpeg?ixlib=rails-4.3.1&w=450&h=328.5&fit=crop&auto=format)
住民の柵設置をサポート
募集要項
経験は不問です。
ここまで読み進めていただき、
興味をもたれた方は
協力隊の活動や地域で暮らすことがどんなものなのか、
体験してもらうことができます。
すでに3名の隊員が活動していますので、
活動の実際をその目で確かめてください。
その場でしか得られない空気感、人の雰囲気、
相性などもその身で感じてもらえたら。
きっと、これからの暮らし方を考える
ヒントになると思います。
皆さんとお会いできる日を
楽しみにしています。
募集要項
雇用関係の有無
なし
業務概要
◎獣害対策サポート
・被害状況、対象有害獣の把握
・防護(電柵、ネット等の設置、補修、アドバイス)
・追い払い(追い払い花火など使用)
・罠、銃による捕獲
(狩猟技術については猟友会各分会より指導してもらうこと)
・サル群れ位置情報の共有(メール等)
・解体技術の習得
・屠体の活用方法の検討(肉の販売・加工、皮や角の活用) など
募集対象
・平成31年4月1日現在で、20歳以上45歳未満の方
・3大都市圏及び都市地域等(※)にお住まいで、那智勝浦町へ住民票を異動させることができる方
・協力隊の任期終了後も那智勝浦町に定住する意思のある方
・普通自動車運転免許を取得していること(山間部のため、車での移動が必要です)
・ 一般的なパソコン操作ができると望ましいです
募集人数
1人
勤務地
那智勝浦町全域(3ヶ月の研修後、本人や地域のニーズに合わせて地区に入って活動する形を想定しています)
勤務時間
8:30〜17:15(昼食休憩1時間)業務によって、休日に活動する場合もあります。
雇用形態・期間
那智勝浦町非常勤特別職員として委嘱
期間については、採用日から最大で3年間まで更新
給与・賃金など
報酬月額166,000 円
交通費 リース車両を使用
待遇・福利厚生
家賃補助15,000円/月
社会保険・厚生年金・雇用保険加入(雇用関係はありませんが、常勤雇用と同等の就労形態とみなされるため、各種労働保険が適用されます)
申し込み受付期間
2019年3月1日〜6月30日
審査方法
お気軽に「興味ある」を押してください。
↓
書類選考
↓
面接
↓
採用
・次の選考ステップに進まれる方のみご連絡させていただきます。
・取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。
・選考プロセスは変更になる可能性があります。
・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
お問い合わせ窓口
NPO法人 地域再生ネットワーク
千葉智史
![登録しよう!](https://smout-assets.imgix.net/assets/common/signup_image-6506109692c28b9d06fc32c7596c36c3ae97ab0811284be1a6217abea5e159b2.png?ixlib=rails-4.3.1&w=386&auto=format)
にユーザー登録して もっと活用しよう!無料
- 地域をフォローできるようになり、地域の最新情報がメールで届く
- あなたのプロフィールを見た地域の人からスカウトが届く
- 気になった地域の人に直接チャットすることができる
![那智勝浦町](https://smout-uploads.imgix.net/uploads/area_unit/image/208/image_1553823189.jpeg?ixlib=rails-4.3.1&w=280&h=200&fit=crop&auto=format)
少し、町の紹介をさせてください。
私たちの町、那智勝浦町は、
人口約1万5千人。大きくはありませんが、
世界遺産・那智の滝や熊野古道、温泉と
観光資源に恵まれており、
日本はもちろん、
海外からも多くの観光客が訪れています。
かつては、新婚旅行のメッカとしても
栄えていました。
しかし、
町全体としてみても人口は少しずつ減り、
大きな過渡期に入ってきています。
那智勝浦町の地域おこし協力隊募集広報や地域の情報発信をお手伝いしています。
自身も地域おこし協力隊として3年間、色川地区で地域づくりのサポートを行っていました。任期満了後も住み続け、なりわい作り、暮らしのあり方を模索しています。
まずは現地に来てもらう、地域を知ってもらう。その上で、相性がよければ移り住んでいく選択をしてもらえたらと思います。
じっくりと腰を据えて移住先を探したい。きちんと人と人とのやりとりを大切にしたい方に、向いた地域ではないかと思います。
ご縁がありましたら、お会いできれば幸いです。