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工場見学・ブレンドを体験! 人と人をつなぐ、奥深き「炭火焙煎」の世界 - 珈琲焙煎のスペシャリストになる旅 -
疲れたときや集中力を高めたいときのお供といえば……そう、コーヒーです。あの独特の味や香りを引き出すため、コーヒーには「焙煎」という工程があります。
焙煎とは、コーヒーの生豆を炒る加熱作業のこと。実は、生豆の状態ではコーヒーの味や匂いはほとんどありません。生豆ごとに温度や経過時間を適切に見極めて焙煎することで、苦みや酸味、コクが生まれるのです。
神戸では明治時代からいち早くコーヒー豆の輸入が始まり、今も多くの焙煎業者が街に根づいています。今回の旅のホスト、萩原珈琲もそのひとつ。
昭和3年(1928年)の創業以来、遠赤外線効果により豆の焼きムラが少ない「炭火焙煎」の技術を守り続け、「最後の一滴までおいしく飲めるコーヒー」を追求。
4代目社長の萩原英治さんは、コーヒーを地域活性化のツールとしても活用しており、ビジネスにも役立つ考え方を学べます。
今回の旅では、焙煎工場や直営店の見学、出荷前の梱包作業、さらにコーヒー豆のブレンドと抽出を体験。一連の焙煎工程を見学し、自分好みの味でコーヒーを淹れることもできちゃいます!
知っているようで知らない、魅惑のコーヒーの世界へとご案内します。
家業をめぐって親子で殴り合い!?
旅の案内人である萩原珈琲の萩原英治社長は、幼少期より先代から「将来経営者になるために、経済と商学を学べ」との教えを受けて育ちます。しかし、生態系に興味があったことから、大学では生物学を専攻。「会社を継がないことを目標に生きてきた」と当時を振り返ります。
「将来をめぐり、父とは殴り合いの喧嘩に発展したこともあります(笑)。しかし、人も結局は生物の一種ですから、私が学んだ生物学の知識を経営にも応用できるのではないか、と発想を転換しました。進化や自然淘汰を繰り返す生態系の秩序は、組織の秩序とよく似ているからです」
最初は乗り気ではなかった経営も、自分の強みを活かすことで前向きに捉えるようになった萩原社長。
その後は固定観念をいかに取り払うかに重きを置き、焙煎だけでなく、コーヒーを通して様々な事業に挑戦。
シニア世代が定年退職前に地域で居場所をつくるため、チームで新商品を開発する企画を立ち上げたり、廃棄予定の麻袋を活用したワークショップを開催して人の流れを生んだりと、地方創生にも大きく貢献します。
「地域に根差した活動はとても意識しています。コーヒーは人と人とをつなげるひとつの手段。楽しみ方に正解はないので、今回の旅で自由度の高さを感じてもらえたらうれしいです」と萩原さんは話します。
「変わらない味」で地域の信頼を高める
柔軟で自由な発想を大事にし、「焙煎業者らしくない」事業を展開する萩原珈琲ですが、それは確かな技術と緻密な鮮度管理により受け継がれた伝統の焙煎技術を事業の軸に据えているからこそ。
入荷した豆は焙煎前に精選クリーニングされ、異物やほこりを徹底除去。焙煎工程の要である焙煎師は常に3名以内で継承され、味のブレを防ぎます。梱包もすべて手作業で行い、72時間以上経過した豆は出荷せずに廃棄されるなど、安全管理も怠りません。
「マニュアル化し、手作業をなくすと誰にでもできる作業になる。大手が諦めがちな部分にこだわれるのが地方の小さな企業ならではの強みです」と萩原さんは話します。
伝統の焙煎技術と昔ながらの手作業というゆるぎない「軸」を守りながら、地域を盛り上げるため、より自由な発想を。萩原社長の想いを聞きながらリラックス効果の高いコーヒーの香りに包まれていると、今までにないアイデアが湧いてくるかもしれません。
所要時間:3日間
費用:無料
定員:2 人
最小催行人数:1 人
集合場所:JR新神戸駅 改札横きっぷ売り場
解散場所:JR新神戸駅 改札横きっぷ売り場
●一日目
10:30 JR新神戸駅集合 車で焙煎工場へ移動(約30分)
11:15 オリエンテーション
1)自己紹介(参加目的など)
2)神戸とコーヒーの歴史を紹介
3)炭火焙煎とは?
4)体験の流れ説明/注意事項説明
12:00 仕事の見学 焙煎工場内の見学
12:00 昼休憩 工場内休憩スペースにて各自昼食
14:00 会社の説明
1)企業理念、これまでの歩み
2)焙煎師を直撃!
16:00 質疑応答など
16:30 一日目終了
●二日目
10:30 本社集合
10:40 仕事体験
1)梱包工場見学
2)梱包作業を体験
12:00 昼休憩
13:00 ワークショップ
1)コーヒー飲み比べ
2)好みのブレンドで抽出体験
15:30 講評・質疑応答など
16:30 二日目終了
●三日目
8:30 萩原珈琲店127番地(神戸市役所内)
8:40 仕事体験
1)店舗の取り組みを紹介
2)簡単な接客、雑務
10:30 直営店めぐり 車で2~3店舗移動
12:30 神戸市役所に戻る 旅のまとめを共有
13:00 解散 市役所内で神戸市の情報をゲットしよう!
【その他の情報】
・滞在費補助・前後のSNS発信について
滞在費補助として、近畿(大阪府・京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県)在住の方は1泊3,000円、近畿外在住の方は1泊5,000円を支給します。ただし、参加前後にそれぞれSNSでこの体験についての意気込み・感想を発信すること、神戸市内に宿泊すること、事後アンケートに回答することを条件とします。
・お試し移住・就労体験機会の創出 コロナ感染拡大期の対応
神戸市、あるいは、参加者の在住地が、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言の対象地域となった場合、受入を停止し、解除後に延期といたします。
・神戸市の関係人口創出事業のため、体験は一人一回までとさせていただきます。
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神戸市は、151万人が住む日本を代表する政令指定都市です。
海と山に囲まれた自然環境が豊かな街として、多くの人に知られています。
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