【大分県臼杵市】地域の魅力を発見し、次世代につないでいくための活動に興味がある人を募集します!/地域づくり/魅力発見・発信/移住定住支援
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公開日:2023/02/08
終了日:2023/02/28

【大分県臼杵市】地域の魅力を発見し、次世代につないでいくための活動に興味がある人を募集します!/地域づくり/魅力発見・発信/移住定住支援

〇大分県について
 「おんせん県」として全国でも知られている大分県は九州の北東部に位置し、海や山、森や草原など、豊かな自然に恵まれています。

 複雑な地形の影響で各地域で気象状況は異なりますが、比較的温暖な気候です。豊かな自然環境で育まれた農産物の生産が盛んで、かぼすや干ししいたけなどの生産量は日本一を誇ります。
 昔からの食文化が根付く地域でもあり、県内各地で固有の食を楽しむこともできます。
 平成21年度より「子育て満足度日本一」を掲げ、「地域で子どもを育てる」取り組みを推進し、令和2年には「育児ストレスが少ない都道府県ランキング」で女性が全国1位、男性が2位となりました。地域全体で子どもの育ちを喜び、子育てを支え合う地域共生社会を構築していくことを目指しています。
 また地域の特色として、大規模な商業施設は少ないものの、地域ごとに趣のある商店街や地元の人に愛されるスーパーがあり、そこで新鮮で安い食材を買うことができます。「○○さんの野菜」のような顔が見える地元の食材を選ぶことができるのも魅力の一つです。

〇臼杵市について
 「はじめてなのに、なんだか懐かしい。」そんな空気のある臼杵市。

 大分県の南東部に位置し、大分市に隣接する人口約3万6千人の小さなまちです。年間を通して温暖で、おだやかな気候に恵まれています。中心部の国宝の臼杵石仏や風情ある石畳の城下町は古きよき日本を感じさせます。
大きく海側と山側のエリアに分かれており、海側は豊かな漁場である豊後水道で獲れる魚が水揚げされる漁業が盛んです。また、400年以上前から続く味噌や醤油を中心とした醸造業や地域の人々に愛され受け継がれてきた郷土料理など、さまざまな食文化が根付いています。
 一方、山側のエリアは農業が盛んで、近年では市が草木等を発酵させた完熟堆肥を生産し、「土づくり」から関わり、有機農業に力を入れています。市独自の認証制度である「ほんまもん農産物」、学校給食へ有機野菜の導入や月に一度のマーケット「ひゃくすた」の開催など、食環境が充実しています。
また、造船の町として、技術とものづくりの姿勢が受け継がれ、世界中の海を航る船を作り、送り出しています。船を着水するときに行われる「進水式」は大人も子どもも魅了されるイベントの一つです。
 生活面では、大分市など隣接市へのアクセスもよく、暮らしに必要なスーパーやホームセンター、病院などがコンパクトにまとまっています。
子どもたちが思いっきり走り回れる場所や遊具が楽しめる場所、大人も一緒に四季折々の風景を楽しみながら過ごせる場所など、豊かな自然の中で子どもたちの遊び場も充実しています。
 待機児童の心配なく保育園やこども園を探せ、市からの手厚いサポートも安心な子育てもしやすい町です。

 臼杵市は、地域外の人材を積極的に誘致し、地域住民と協働することによって、地域の価値を高め、自立していく力を向上させることを目的に、平成26年度から「地域おこし協力隊」の採用を始めました。現在は地域づくりを担当する隊員や文化芸術を振興する隊員、有機農業を推進する隊員などが活動しています。令和5年度の採用において、新たに地域づくりを担う隊員を募集します。
〇地域おこし協力隊員を募集します!(地域づくり事業担当) ←※募集要項などはコチラから!
https://www.city.usuki.oita.jp/article/2023012400055/ 

※ちなみにですが・・・有機農業を推進する協力隊も募集中です!2/24(金)まで
〇地域おこし協力隊員を募集します!(有機農業隊員)
https://www.city.usuki.oita.jp/article/2022040800035/

地域に入り、地域の魅力を発見し、地域住民と協働して一緒に発信できる人を募集しています!

・臼杵市の活動テーマと活動方針について
 地方では、少子化、高齢化、過疎化などの現象が起こっており、課題を挙げるときりがない状態になっています。しかし、これらの現象や課題は、一朝一夕に起こったものではないため、少しずつ工夫と努力を重ねながら、日々の生活を営んでいます。その営みは派手ではないものの、丁寧で豊かなものだと考えています。
 今回、採用する地域おこし協力隊の方には、臼杵市の「地域外の人材を積極的に誘致し、地域住民と協働することによって、地域の価値を高め、自立していく力を向上させること」という目的の元、地域にある魅力を発見し、住民の方と分かち合い、これからの時間につなげていく活動を行ってもらいます。臼杵市では以下のような流れでの活動を想定しています。

 まず一年目は、地域とそこに住む人を知ること、地域の人に知ってもらうことを目標として、地域の中を動き回ってもらいます。行政側からの依頼として地域との話し合いの場を設けるなどのサポートはしますが、まずはご自身の目で、感覚で地域と住民をしっかりと知る時間として動いてもらいます。
 その中で見えてきたこと、気づいたこと、興味のあることを整理し、市役所と協議の上、二年目にミッションを設定します。以降は設定したミッションに基づき、活動をしてもらうことになります。
 三年目は、それまでの時間に行ってきたことの集約をしつつ、任期後に向けて、どう繋げていくのか、どう残していくのかを形作る時間となります。
 一年目は広く大きく地域と人を知る、二年目は集中し深めていく、三年目はこれからの時間につなげる、というのが今回採用する地域おこし協力隊の活動方針となります。魅力を知り、深め、繋げていくという流れになっています。

・三年間の活動イメージ
<1年目>知ること、知ってもらうこと
上記の通り、一年目は、まずは地域と住民を知ることと自分のことを知ってもらうことに注力してもらいます。気になる場所や気になる人にはどんどん出向いたり、声をかけたりして、自身のつながりをしっかり作っていってください。
具体例
・ご近所さんへのあいさつ回り
・地区行事への参加、手伝い
・自分を知ってもらうためのPR
・住民との地域を知るためのワークショップの開催
・各種イベントなどへの参加、お手伝い
・地域カルテの作成
・市街地を中心に事業所回り
・移住定住事業等のサポート
・SNS、市報などでの情報発信
・月報の作成、提出など市役所との活動共有に関すること など

<2年目>絞り込んで深める
二年目は、一年目に発見したこと、気づいたことを整理しつつ、特に力を入れた要素を選び、さらに深めていきます。一年目にできた人間関係による活動もあるはずなので、うまくバランスをとりながら、二年目の活動を進めていってください。
具体例
・一年目の活動報告
・地区行事への参加、手伝い
・自分の活動を知ってもらうためのPR
・活動の整理と特に力をいれたい部分の選定
・注力した部分を深めつつ広げていく
・各種イベントなどへの参加、お手伝い
・地域カルテの作成
・市街地を中心に事業所回り
・移住定住事業等のサポート
・SNS、市報などでの情報発信
・月報の作成、提出など市役所との活動共有に関すること など

<3年目>集大成に向けて
三年目は任期後に向けた準備を行いつつ、三年間の活動をどう締めくくるのかを考えながら動いてもらうことになります。任期後の時間をどのように過ごすのか、また三年間の活動内容の何をどのように残していくのか、どう繋げていくのか。こうしたことを考えながら活動を行ってもらいます。
具体例
・二年目の活動報告
・地区行事への参加、手伝い
・任期後の自分と地域の魅力を知ってもらうためのPR
・活動を任期後にどうつなげていくかの検討
・定住に向けた準備
・各種イベントなどへの参加、お手伝い
・地域カルテの作成
・市街地を中心に事業所回り
・移住定住事業等のサポート
・SNS、市報などでの情報発信
・月報の作成、提出など市役所との活動共有に関すること など

※これらの業務のほかに、国や県が主催する研修会などにも参加していただきます。
※着任後は臼杵市役所地域力創生課定住促進グループに在籍し、グループで行っている、移住・定住推進業務、空き家バンク業務の手伝いも行ってもらいます。
※ここに表記した内容はあくまでも想定であり、実際の活動は、週に一度、定例報告会を開催しますので、そちらに参加していただき、相談しながら進めてもらう形になります。

伝統的な街並みと移住者

伝統的な街並みと移住者

農村地域主催のひまわりフェスタ

農村地域主催のひまわりフェスタ

新しい環境に柔軟に対応できる力が求められます

・臼杵市での定住にむけ、任期終了後の起業や就職等のビジョンを持って活動できる人
・市の職員としての自覚をもって働ける人
・明るく元気に前向きに活動に取り組める人
・積極的に物事に関わっていける、進めていける人
・失敗を恐れずに物事に挑める人。
・人と話しながら、意思疎通を図るのが好きな人
・相手の大切にしていることや相手が大事にしたいものを感じ取ることができる人
・臼杵市との縁を感じられる方
※このすべてに当てはまる必要はありません。今回募集する活動を遂行する上で、こういった傾向を持つ人が動きやすいのではないかという想定の元、考察した人物像を表記したものとなります。

・任期後の想定について
①移住定住や暮らしサポートなどの事業化
②地域の魅力発見・紹介を通じた事業承継、地元企業への就職
③地域の頼まれごと、行政からの委託など多業による起業
④情報発信関連事業での起業(ライターや宣伝業など)
任期後は地域と関わりつつ、上記のような進路を想定しています。ただし、あくまでも事業設計段階での想定となりますので、活動の中で見つけたもの繋がりなどから様々な形が生まれるものと想定しています。
※各年度の報告会及び状況に合わせて任期後を見据えたロードマップの作成や修正を実施し、任期後に向けた準備や共通認識づくりを行います。

臼杵市の活動テーマと活動方針について

・一日の活動のイメージ(1年目)
 8時30分 市役所に出勤 一日のスケジュールやメールなどの確認
 9時    A地区のBさんを訪問 地域での暮らしや魅力についてヒアリング
11時    Bさんにと一緒に地域を散策
12時    そのままBさんと昼食
13時    市役所に戻り、Bさんに紹介してもらったCさんにアポ取り
13時30分 Aさんとの会話の中で感じたことや発見したことなどをSNSで発信
14時    市報のコラムのための写真撮影&地域を散策
       気になる人に声をかけ、話を聞いたり写真を撮ったりしつつ散策
15時30分 市役所に戻り、一日の業務を簡単に報告
※この内容は活動内容から想定したイメージであり、全ての日がこの内容になるというわけではありません。
※2年目、3年目になると活動の仕方は個人差が大きくなるため、その時その時の状況に合わせた動き方をしてもらう形になります。
  
・一週間のスケジュールイメージ
一週間のスケジュールイメージ(一年目 通常時)
月曜日 定例報告会 前週の活動の報告と今週の活動予定の共有
火曜日 地域住民へ訪問と散策 住民に会いに行ってヒアリングや散策
水曜日 気になる地区の散策 住民に声をかけて話を聞きつつ散策
木曜日 先輩移住者へ訪問 移住の理由や臼杵の魅力についてヒアリング
金曜日 市役所内で地域の現状や政策についてヒアリング
土曜日 休み
日曜日 休み
一週間のスケジュールイメージ(1年目 土日イベント時 ※イベント前週とイベント翌週)
月曜日 定例報告会 前週の活動の報告と今週の活動予定の共有、イベントについての共有
火曜日 イベント準備 イベントに関わる人との打ち合わせ、会場準備 
水曜日 休み
木曜日 イベント準備 イベントに関わる人との打ち合わせ、会場準備
金曜日 イベント会場設営、最終調整など
土曜日 イベント開催
日曜日 イベント開催
月曜日 定例報告会 前週の活動の報告と今週の活動予定の共有
    イベントの片づけ
火曜日 休み
水曜日 イベント参加者、協力者へのヒアリング
木曜日 イベントの実施報告書の作成
金曜日 次回イベントの検討、住民ヒアリング
土曜日 休み
日曜日 休み
※この内容は活動内容から想定したイメージであり、全ての週がこの内容になるというわけではありません。
※2年目、3年目になると活動の仕方は個人差が大きくなるため、その時その時の状況に合わせた動き方をしてもらう形になります。

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臼杵市
大分県臼杵市 移住定住担当が紹介する臼杵市ってこんなところ!

・臼杵市地域おこし協力隊OBOGの声
 奥さんのアトピーがきっかけで自然食に興味を持ち、生業として有機野菜を自ら「作る」ことを選択した山崎さん。有機農業担当の地域おこし協力隊として活動をされていた時の活動のことや移住前後の気持ちの変化、現在の暮らしについてお話を伺いました。
<ライター・梶川里沙>

お名前:山崎 誠さん(40代)
出身:大分市
前住所:大阪府
家族構成:妻・子ども

◎臼杵市に来た時と現在の印象を教えてください
 最初に来た時に地域の方々が温かく迎えてくれ、優しい人が多い町という印象を持ちました。有機農業が進んでいて、その環境も整っているように感じましたね。
 暮らしていくうちに市独自の認証制度である「ほんまもん農産物」が認知されていて、浸透していることや、味噌や醤油を中心とした昔ながらの食文化も大切に受け継がれていると感じました。そのような取り組みが広がり、ユネスコ創造都市ネットワーク(食文化部門)への加盟も認められ、食文化創造都市としてさらに加速している印象があります。

◎臼杵市の良さを誰かに伝えるならばどのように伝えますか?
 有機農業×食育×子育て環境×移住環境が整っていると思います。子育て支援拠点が4ヶ所あり、移住した子育て世帯でも安心して子育てができる環境があります。給食のメニューには自分たちが作っているほんまもん野菜が多く使われていたり、アレルギー28品目を除去したメニューで提供されていたり、市全体で子ども達に安心安全で美味しい食を提供する取り組みも行われているところが特に良いところだと思います。

◎地域おこし協力隊として臼杵市で活動されていましたが、3年間の活動を大きく振り返ってどのように思いますか?
 有機農業に特化した活動であったため、任期後独立したときの販路開拓にも力を入れることができました。1年目はベテランの農家さんの元で学ばせていただき、2年目からは大分市のオーガニックマーケットでの販売、店舗やレストランへの営業、そこからふるさと納税や定期便、東京・大阪・福岡と広がっていきました。また、臼杵に来てもらいたい、地元の方にほんまもん野菜を食べて欲しいとの思いで、PR活動もかねて月に一回のマーケット「ひゃくすた」を同期の協力隊とともにスタートしました。
 地域おこし協力隊として活動をしたことで、地域の活動(餅つきするからおいで、猪さばくからおいで等々)にもたくさん声をかけていただき、この3年間で顔見知りが増えました。協力隊同士の横のつながりも密接で、同期の協力隊とはお互い目指すゴールは違うものの、切磋琢磨しながら歩むことができ、その環境があったことをとてもありがたく感じています。

◎臼杵市の協力隊になって良かった点・逆に大変だったことはどのようなところですか?
 本来有機農業を学ぶ場合には研修という形でお金を払ったり、賃金をいただくとしても少額ですが、地域おこし協力隊の制度を活用して学びながら賃金をいただけることは大変ありがたかったです。
 また、3年間の時間があるので、その間に自分がしたいことをじっくり考えることができ、チャレンジできるのも協力隊になって良かったと感じるところです。
 一方で、都会と比べると電車やバスの本数が少なく、場所によっては車が必須になります。慣れるまで妻は車の運転に苦労していましたね。また、子どもの学校の人数も都会と比べると少ないです。

◎地域おこし協力隊としての活動時にこういうことをしておけば良かったということはありますか?
 自分の生活のベース作りを優先していたので、なかなか手が回らなかったのですが、地域おこし協力隊の制度のPRや協力隊を続けやすい環境の構築もできたら良かったなと感じます。

◎これから臼杵市の地域おこし協力隊になる方へ一言お願いします
 臼杵市は食文化が大切に受け継がれている地域であり、先人たちの食文化を家庭でも味わうことができます。食べて美味しいと感じること、手を動かしたり体を動かして感じることを日々の生活の中で体感することができます。
 生業でもライフスタイルでも体験でも、自然環境を大切にしていけるような条件が整っているので、そのような暮らしを望む方にはとてもおすすめの場所です。

お話を聞いて・・・
 活動の中で有機野菜の作り方を学び、作るところから販売する場所の開拓まで、任期後のことを見据えてしっかりと土台を作って活動されていた様子がうかがえました。最後のインタビューの中で、まずは地元の人がほんまもん野菜を食べることが日常になって欲しい、そのために専門の直売所があればとお話してくださいました。それは、運輸コストの面や環境への負荷を考えた優しい食のあり方であり、その先の地域のあり方を考えた行く先なのだと感じました。自然体でライフスタイルとして一歩先を見据えて活動されている姿がとても印象的でした。それは地域おこし協力隊としての3年間の中で、地域を知り、地域の方々と交わってきたからこそ見えるものなのかもしれません。

・臼杵市担当者からひとこと
 地域おこし協力隊担当職員の山下さんより、山下さんから見た臼杵市のこと、協力隊に対してどのような思いを持っているのか、お話を伺いました。
<ライター・梶川里沙>

名前:山下 竜将さん
所属:臼杵市役所 地域力創生課 定住促進グループ

◎山下さんの感じる臼杵市の良さを教えてください
 海山川と自然環境が整っているので、空気がすんでいて過ごしやすい町です。有機農業が盛んで食環境も整っているので、安心安全で美味しい野菜を食べれること、そしてそれを食べて市民の皆さんが健康になれることも良いところだと感じます。

◎逆にもっと良くなったらと感じるところを教えてください
 路線図が分かりにくいところがあり、慣れないとバスが使いにくいところです。また、市内には夜間対応の子どもの病院がないので、救急の時には違う市の病院に行かなければならないことです。(※他市の病院までは30~40分)

◎山下さんが感じる臼杵市のおすすめポイントを教えてください
 市の独自認証制度である「ほんまもん野菜」が浸透していて、月に1回定期的なマーケットもあるので、生産者の顔がみえる安心安全な野菜を購入することができます。自然食品店等で買うとスーパーの2~3倍する野菜も、ほんまもん野菜なら1.5倍の価格で買えることも魅力的に感じます。どのほんまもん野菜も満遍なく買っていますが、、、密かに個人的にお気に入りの農家さんもいます。
 また、「黒島」という臼杵市内から船で渡っていく島があるのですが、実は穴場のスポットでそれほど人も多くなく、休日は子どもを連れて遊びに行っています。

◎山下さんからみて地域おこし協力隊とはどういったものですか?
 以前の研修の中で「協力隊は自分の子どもと思って接してあげてください」という言葉をいただきました。それからは上下関係のある上司でも、対等な立場の仲間でもなく、家族のように接していきたいと思うようになりました。

◎今回の募集は特にこれまでの募集と大きく変わっている内容になっているとのことですが、どういった点が特徴的で、特にどこにこだわりのポイントがありますか?
 全国的に「ミッション型」が主流ですが、行政が考える課題と地域住民が感じる課題は必ずしも同じではないので、地域住民とコミュニケーションを計り、関係性を築き、その中で見えてくるもの、協力隊が主体的に考えることを大切にした募集となっています。ミッション型はハマればすごく良いのですが、今回は逆に枠を決めすぎない形としました。
 今回の募集にあたっては、自分から動く主体性や様々な状況に対応できる柔軟性があるかということと、協力隊自身が行政と地域のバランスを取れるかどうかが大切になります。

◎今回の募集を通して地域おこし協力隊として来てくれる人に期待することはありますか?
 地域に入って外からの新鮮な視点で「いいところを発見してくれる」「よそ者目線で地域の人と共有してくれる」こと。それが地域にも協力隊にとってもWin-Winな関係になると思います。

◎今回の募集を通して地域おこし協力隊として来てくれる人と一緒にどのようにやっていきたいと考えていますか?
 まずは臼杵を好きになってほしい、その上でいい化学反応を起こして行けたらと思いますね。一緒に議論をしたり、問題と思ったことを一緒に考えたりしていきたいです。
現実的には協力隊担当が全てを把握してこまめに対応することが難しいこともありますので、協力隊自身が地域に良い影響を与え、ゆくゆくは臼杵市で自立していくための「ビジョン設定」が大事になります。最初の段階でしっかりとしたビジョンは必要ではありませんが、あくまで活動の方向性を協力隊と地域、行政がお互いに確認しながら進んでいくために必要なものだと考えています。

◎これから地域おこし協力隊になろうと考えている人に一言お願いします
 知らない土地に来る不安はあると思いますが、周りからのサポートが手厚く、活動しやすい環境が整っていると自負していますし、これから努力を続けていきたいと思っています。
 いいところを発見していきながら1年目、2年目、3年目と一緒に歩んでいきましょう。

お話を聞いて・・・
 一緒に歩んでいくという寄り添いの気持ちと外からの目線での新しい風への期待が込められた、地域おこし協力隊への熱い想いが感じられるお話でした。今までにはない新しい形での募集となりますが、山下さんをはじめ、地域全体が「家族」のように迎え入れる体制が整っていることは協力隊として活動する上で大きな安心に繋がるのではないでしょうか。

臼杵市に移住される方は引越費用等の補助(最大40万円)、住宅取得費用の補助(最大120万円)、若年・子育て世帯への家賃補助(最大1.5万円/月 最大36月)などがご利用できます。 保育料や妊娠中の医療費、中学生までの医療費が無料。子育て世代への支援制度が充実しています。 移住定住支援制度について詳しくはHPやサイトもご参考ください。 ○臼杵市移住支援トップページ https://www.city.usuki.oita.jp/docs/2019020700010/ ○うすき暮らしナビ(大分県臼杵市移住定住・就職支援サイト) https://usuki-job.com/
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移住決定しました!