【地域おこし協力隊 募集】「山奥学芸員」は新世界を見渡す!秘境の民俗学キュレーター
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宮崎県椎葉村は、民俗学の父として知られる柳田國男氏が訪れ「後狩詞記」を著した地です。これにより日本民俗学の学問的手法と体系が整えられたとして、椎葉は「民俗学発祥の地」と言われています。そして、椎葉村に古くから伝わる民俗文化や神楽などの民俗芸能だけでなく、九州地方やアジアの民俗芸能も展示されている「椎葉民俗芸能博物館」が平成9年に開館しました。近代化が進み古来の暮らしや伝統文化などが消滅していくなかで、博物館が護り受け継ぐものの意義はさらに大きくなっていくでしょう。

この博物館において学芸員としての役割を担い、民俗学発祥の地で営まれる研究・保全や文化広報活動を「椎葉村地域おこし協力隊」として実現する人材を募集します。
学芸員資格については有資格者が優先ですが、無資格者でも応募可能です。協力隊活動中の資格取得への支援も行いますので、多くの方のご応募を歓迎します。

椎葉の哲学「のさらん福は願い申さん」は、未来社会の合言葉?

急峻な山々に囲まれた風土ゆえに、椎葉村の歴史は常に自然の豊かさと厳しさと共にありました。「日本三大秘境」と呼ばれる立地は近代化の波をなかなか寄せ付けず、それ故に民俗学資料として貴重な文化や事物が多く残されています。しかし現在、徐々にその暮らしは近代化され、護られてきた伝統文化が失われつつあるという側面が否めません。

一方、今も受け継がれる狩猟の心得にある「のさらん福は願い申さん」のように「余分な獲物は望まない」というような考えがあるなど、椎葉の地にはサスティナブル社会を考えるうえで重要なヒントとなる宝が隠されています。

また、民俗芸能として国の重要無形民俗文化財に指定されている神楽も特徴的です。人口減少などにより継承・存続が危惧されていますが、博物館の力でその存続を助けることもひとつのミッションであると考えられます。

このほか「焼畑」など博物館以外をフィールドとする伝統継承活動や、それに関わる人物も椎葉村の文化的資源です。そうした人々と繋がりコミュニケーションを楽しむことも、大切なミッションです。

こうした伝統の保全や村内の人材・資源の受け継ぎ方を考えていくことで、椎葉の宝を護る仕事。そしてその重要性や美しさを椎葉村内外に伝え広めていくこと。そのための拠点として、博物館をより効果的に活用したいと考えています。

プロジェクト「山奥学芸員」は、まさにその立役者となり椎葉の過去と将来を結び合わせることができる人と出会うために立ち上げられました。

椎葉神楽

椎葉神楽

焼畑の様子

焼畑の様子

日本民俗学の原点から見渡す、この国の新世界

近代化する今の社会において、椎葉村のような「日本の原風景」と呼ばれるような村の記録・記憶を護り受け継いでいくことには大きな意義があります。それはもしかすると日本の未来をどう築いていくかという大きな問題にも役立つかもしれませんし、椎葉の将来を輝かせる方法の発見にもつながることでしょう。

広報活動にあたっては椎葉村観光協会と連携したり、また村内の資料を集めるのには他の地域おこし協力隊と一緒に取り組むこともできます。椎葉村内の助け合いも楽しみながら「かて~り」の心が根付く仕事と暮らしを満喫してください。

プロジェクトの詳細について、遠方の方とのZoomミーティングを行うことができます。また旅費の支援を行うことができる体験事業等も準備していますので、まずはお気軽にお声がけいただけると嬉しいです。

椎葉民俗芸能博物館に隣接する厳島神社

椎葉民俗芸能博物館に隣接する厳島神社

柳田國男記念館にある「民俗学発祥の地」石碑

柳田國男記念館にある「民俗学発祥の地」石碑

椎葉村移住サポートセンター
プロジェクトの経過レポート
2023/04/16

地域おこし協力隊応募締め切り迫る!

「山奥学芸員」の応募締め切りは今週金曜日4月21日必着となっています。
詳しくは下記ページをご覧ください。
https://www.vill.shiiba.miyazaki.jp/promote/2023/03/post_205.php

2023/03/31

ONLY ONE Shiiba最新号「特集 柳田國男を辿る」発刊のお知らせ。

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椎葉村では2016年から、村情報誌「ONLY ONE Shiiba」を発刊していて、この度最新号が発刊しました。

issue 15「特集 柳田國男を辿る」
issue 16「特集 椎葉若者写真鑑」

「山奥学芸員」募集のタイミングとピッタリな内容なので、ぜひお申込み下さい。

\お申し込みはこちら/
https://shiiba-vill.note.jp/m/mb1ef3c7b04fd

2023/03/27

オンライン合同説明会の開催をお知らせします!

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こんにちは、椎葉村です。

「山奥学芸員」に関しまして、プロジェクト公開以降沢山のお問い合わせをいただいております。ありがとうございます!

この度、「内容を詳しく知りたい」という多くのお声を受けて、オンライン合同説明会の開催が決定いたしました!


「山奥学芸員」概要説明会
4月6日(木)
1回目:13時30分~
2回目:18時00分~

「山奥学芸員」概要説明会
https://forms.gle/HBaLvMWbLe5Ys8tA9

アンケートフォームよりお申込みいただけますので、お時間が合えば是非ご参加下さい。

沢山のご参加お待ちしております^^

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椎葉村
椎葉村移住サポートチームが紹介する椎葉村ってこんなところ!

九州中央山地のほぼ真ん中に位置し、人口密度は1キロ平方メートルに5人。淡路島とほぼ同じ広さで、その96%が森林。残りの斜面を家や田畑として利用してきたご先祖様たち。日本三大秘境・椎葉村は、山で生きる知恵と相互扶助の文化が色濃く残る地域です。

自然の恵みを活かしながら、暮らしと仕事を成り立たせてきた椎葉の人は、都会の人にはないおおらかさとたくましさを備えています。ちょっとした自然災害なら、集落の人たちで応急処置ができるし、地域に必要なものは自分たちで作っちゃいます。濃密な人間関係の中で絶妙なバランスを保ちながら、神楽という祝祭空間において自分たちと自然環境(=八百万の神様)を相対化している、そんな風に見えます。

都市部では感じにくい、神様の存在と人との支えあいを日々実感できる。そんな村です。

椎葉村移住サポートチーム
椎葉村移住サポートチーム
椎葉村の現役地域おこし協力隊と協力隊OGがみなさまのサポートを行います🙆‍♀️ 🏠日本三大秘境椎葉村🏠に移住して経験した『困ったこと』『嬉しかったこと』などなど、みなさまの実情に合わせた移住サポートを行えるチームです。 😊お気軽にお問い合わせください👍
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小学校4年のころ,親の転勤で,椎葉に住んでいました。1970年頃のことです。その後,一度も訪れていませんが,ぜひ訪問したい所です。
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ぜひ、応募させて頂きたいです。宜しくお願い致します。
訪問しました!
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