地下水で淹れる珈琲✨移住相談員が再発見！滋賀の魅力【ウェルネスツーリズム養成講座編その4】

美しい国、日本。昔から受け継がれてきた自然を尊重した食文化も充実していて、日本では安全、安心して過ごすことができます。2013年には「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されました。多くの外国人が日本を訪れています。高齢化問題は、日本だけでなく世界各国にも差し迫っています。講師の先生によると、日本だけに関わらず、諸外国も高齢化や生活習慣病の増加でいろいろな取り組みや対策に力を入れているそうです。そして世界の人々は「日本は健康な国である」ということにとても憧れているそうです。
　
以前、滋賀県の男性の平均寿命が全国1位になりましたが、その背景には、「健康的な生活習慣とそれを支える生活環境が整っていた」からだと言われています。（2016年構成労働省）現状に満足せずに健康をより意識していきたいなと思います。

地下水で淹れたコーヒーの香り

たとえば歩くことが楽しみに変わったら、またウォ―キングがライフスタイルになったら、人生が少し変わるかもしれません。

地方は特に車社会なので、年齢を重ねていくにつれて、だんだんと歩かなくなっていく傾向にあります。また、どちらかというと都会の人が、田舎の人より歩くことを意識していると思います。通勤の途中一駅手前で駅を降りて歩いたり、エスカレーターを使用せず、階段を使ったり、万歩計アプリを活用したりと工夫している人が多いなあと感じます。また、地方で田舎で、普段のウォ―キングに「食べる」や温泉などの「癒し」が加わったら、もっと世界が広がるかもしれません。

先日、北国街道沿いで「水のジャパンコーヒーフェスティバル2023 in 木之本」が開催されました。2日間で21店舗が出店していました。地元の5種類の地下水を選んでもらって淹れたコーヒーを味わうイベントです。東京から滋賀へUターンされたご夫妻もお店を出しておられました。地下水で淹れてもらったコーヒーが格別に美味しかったです。コーヒーの香りに癒されながら、その後、街並みの風情を感じつつ散策しました。このイベントは去年も開催されたようです。この日は地元も賑わい、観光で立ち寄った人にも笑顔があふれていました。

街をぶらり歩くと、狭い路地の中に新しい発見もあります。日常の生活の中でこんな美味しい水を飲んでいるなんて羨ましいですね。観光とは光を観る、と書きますが、外から訪れた人だけでなく、地元の人々が自分達の地域の魅力を発見することもできるのではないでしょうか。

黒壁マルシェ（写真提供：photo by KAWASE)

北国街道・木之本宿（酒蔵）（写真提供：（公社）びわ湖ビジターズビューロー）

癒しの空間を見つける

　森林セラピーといって、フィトンチッドあふれる森の中を散策すると実に気持ちがいいものです。自然の中にいると心が癒されます。

　旅先で最近、足湯をよく見かけるようになりました。駅構内に足湯を設けているところもあり、女子高生たちが楽しそうにおしゃべりしていたのが記憶に残っています。全国には足湯だけでなく腕浴もあり、足湯より手軽にできるそうです。腕をお湯につけるだけで、気が巡りリラックス効果も十分あるとか。滋賀県にもいくつかの温泉施設があり、中には「源泉かけながしの湯」もあります。歩いた後に、ほっと一息、温泉で疲れを癒すのもいいですね。久々に地元の温泉に出かけてみるのはいかがでしょうか。