琵琶湖の一年が始まる✨移住相談員が再発見！滋賀の魅力【ウェルネスツーリズム養成講座編6】

皆様「翔んで埼玉～琵琶湖より愛をこめて～」の映画をご覧になりましたか。私も映画館に足を運びました。壮大な茶番劇の中なので、いじられても、ディスられても、面白くて楽しかったです。いろんなところに突っ込みところがありました。実は滋賀って凄いかも！と認めたくなるような映画でした。

またミルクボーイの「行ったり、来たり」の滋賀ネタが絶妙でした。滋賀は発見するところではなく？確認するところ？行く前と行った後、人生観変わる？　いやいや　滋賀は、行く前の気持ちのまま帰って来れて、まろやかな特徴のある場所だそうです！

地域のブランド「琵琶湖八珍」

　さて、今回の講座では先進事例として、京丹後市の紹介がありました。日本海の美しい景観に彩られている京丹後市。100歳超の高齢者が全国平均の3倍以上おられるそうです。「健康長寿」の秘訣とは、食事や生活習慣によるものと考えられているそうです。海藻や野菜の食物繊維を多く取っておられたり、農作業をして体を動かしたり、自分のことは自分でやるという自立しているお年寄りも多いとか。何より、地元の皆さんが元気で楽しく仲良く暮らしているそうです。

　日々の暮らしの中での健康に対する意識の高さがうかがえます。毎日の生活の営みが、私たちの体と心を作っていくのかもしれません。またコロナ渦で、人とのつながりにも変化が起こりました。こんな時こそ原点にかえり、自然、人とのつながり、巡りを大切にしていきたいと思っています。

　滋賀県のお年寄りも非常に元気ですね。滋賀県は海には面していませんが、びわ湖でしか獲れない、他では味わえない特徴的な湖魚があります。琵琶湖の宝石と言われる「ビワマス」をはじめ、「コアユ」「ハス」「ホンモロコ」「ニゴロフナ」「スジエビ」「ゴリ」「イサザ」の８種類で、琵琶湖八珍として選定されました。びわ湖で漁獲されている魚介類は天然の物でなので、それぞれに「旬」の時期があり、食べては、季節を感じることのできるとのことです。琵琶湖の魚介類には、カルシウムや鉄分などが豊富に含まれています。栄養価の高い湖魚の存在は大きいですね。

※琵琶湖八珍の覚え方
ビワマス、コアユ、ハス、ホンモロコ、二ゴロブナ、スジエビ、ゴリ、イサザ
それぞれの頭文字をとって「ビワ・コ・ハ・ホン・ニ・ス・ゴ・イ（琵琶湖はほんにすごい！）　琵琶湖八珍WEBサイトより抜粋

「翔んで埼玉」劇場ポスター

冬の余呉湖（photo byKAWASE)

～氷魚から、琵琶湖の一年がはじまる～

　氷魚（ひうお）とは、小鮎の稚魚のことです。まるで氷のように透き通っていることからそう呼ばれます。冬の時期の琵琶湖でしか、捕れない貴重なものです。毎年12月1日、この氷魚の漁とともに、琵琶湖の鮎漁の一年が始まります。まさに今が旬ですね。体は透き通っていますが、熱を加えるとまるでしらすのよう。身はしっとりと滑らかな舌触りです。釜揚げやかき揚げにしていただくととても美味しいです。

　そして琵琶湖の宝石と言われる「ビワマス」釣りもこの12月に解禁となりました。先日、エビ豆を食べる機会がありました。エビ豆は透明な飴色の「スジエビ」を大豆と一緒に甘辛く煮た滋賀県の郷土料理です。懐かしいふるさとの味を思い出しました。琵琶湖の美味しい幸に目が離せません。