地域おこし協力隊員募集!雪国の伝承文化が残る山村が募集する8テーマ

山形県真室川町は、令和6年度採用の地域おこし協力隊員を募集します。

【どんな町?】
真室川町は、山形県内陸部最北端に位置し、秋田県湯沢市と県境を接する山村です。

東京23区の面積の50%を超える広大な森林が広がり、古くから林業が盛んです。今も県内で最多の林業事業体が操業している他、町内産の杉苗は県内最大シェアを誇り、町内に本社を置く東北最大の製材所では端材から木質バイオマス燃料を生産しており、域内で森林資源が循環する希少な地域となっています。

こうした山の暮らしを背景に雪国の暮らし文化が色濃く残っており、伝承芸能や伝承野菜、ユニークな風習や四季に寄り添うライフスタイル、保存食文化が暮らしの中に息づいています。

一方で、周辺町村と同様に人口減少が急速に進んでいるエリアでもあります。
勤め先が少ない、住居が少ない、多世代同居前提の社会システムや家族観がアップデートしきれていないなど沢山の課題があるように見受けられますが、若者らによる新しい活力を生み出していくためにも地域おこし協力隊員の活躍が欠かせません。

【募集理由】
町の魅力の更なる向上や「生きがいを感じ幸せを感じるまち真室川」の実現を目的に、これからの人口減少社会における様々な地域課題に向き合い、町や地域住民と連携しながら、課題解決を通じた自己実現やキャリア形成を目指す意欲のある方を対象に地域おこし協力隊員を募集します。

便利な暮らしはないけれど、豊かな暮らしはこしらえられる!

昔ながらの雪国の暮らしは、雪が降り積もる厳しい冬を乗り越えるために知恵や工夫をこらす暮らしです。四季折々に山や川、田畑から得た糧から保存食をつくり、料理する1日以上前から塩抜きしたり水で戻すなど手間ひまをかけてご馳走をこしらえます。
ドラマチックに展開していくコントラストの高い北国の四季に暮らしていくためには、季節を先取りして動き準備しないと冬に間に合いません。四季に寄り添う暮らし、自然との距離の近しい暮らし、手間ひまのある暮らしがここにはあります。

近隣町村と比べると、スーパーやアパートなど暮らしのインフラには恵まれた面もありますが、決して利便性の高い町ではありません。それでも、雪国らしい豊かな暮らしはあります。

それは消費する暮らしではなく、こしらえる暮らし。

真室川町では、令和6年度採用の地域おこし協力隊員の活動テーマを8つ用意しています。
現在活動する2名の隊員とともに、それぞれがそれぞれのカラーを持ち寄って、雪国・真室川で新しい豊かな暮らしをこしらえませんか?

真室川町からの委託を受けて移住支援業務を担当している一般社団法人雪と暮らし舎は、元地域おこし協力隊員2人が令和4年に立ち上げた町おこし会社です。地域おこし協力隊の活動サポートも行っていますので、地域とのご縁づくりや暮らしのことなど不安な面があればなんでもご相談ください。

採った山菜は塩蔵したり乾燥させたり凍みさせたりして保存食に。

採った山菜は塩蔵したり乾燥させたり凍みさせたりして保存食に。

元地域おこし協力隊員の梶村(左)と佐藤が隊員の活動を伴走します。

元地域おこし協力隊員の梶村(左)と佐藤が隊員の活動を伴走します。

令和6年度採用で募集する協力隊員の、8つの活動テーマ

以下のテーマのいずれか又は複数の組み合わせで地域おこし協力隊員を募集します。

任期の最大3年間を使って、ご自身が目指すキャリアの実現に挑戦してください。
※テーマごとに想定し得る任期後のキャリアイメージを記載しますが、これらに限られるわけではなく町が保証するものでもありません。

① トロッコ列車活用(観光推進)
旧森林鉄道トロッコ列車の運転士を募集します!トロッコやJRローカル線を絡めた交流人口の拡大に挑戦!
 (1) トロッコ列車の運転、魅力発信及び利用促進業務
 (2) 真室川駅を拠点としたJR奥羽本線と町内3つの無人駅の魅力発信
 (3) トロッコやJRを絡めた観光コンテンツ開発、イベント企画
〔キャリアイメージ〕観光関連企業への就職、観光担当町職員、町DMOの立ち上げ

② コワーキングスペース創設運営(デジタル推進)
コワーキングスペース兼地域デジタル拠点のスタートアップメンバーを募集します!
 (1) 町有施設のコワーキングスペース兼地域デジタル化拠点への転換と整備
 (2) 同拠点の運営管理および利用促進
 (3) デジタル機器・サービスに不慣れな町民のサポート
〔キャリアイメージ〕町指定管理者として同施設を運営、業務委託による運営

③ シェアハウス運営(空き家活用・移住推進)
町のヒトや暮らしの魅力を繋ぎ、関係人口創出や移住につなげるシェアハウスの管理人を募集します!
 (1) 物件の発掘・整備およびシェアハウスでの居住と管理
 (2) 雪国の暮らし文化を実践している方との交流や暮らしの体験、企画、運営
 (3) 移住フェアへの出展や、移住や関係人口に関するイベントの企画及び実施
〔キャリアイメージ〕シェアハウスの経営、移住コーディネーター

④ 広報制作
広報誌を用いて町と町民、町民と町民のコミュニケーションを生み出し、町の魅力を磨き上げる広報マンを募集します!
 (1) 毎月発行する「広報まむろがわ」の共同制作(取材、執筆、編集)
 (2) 広報の特集ページの企画、制作
〔キャリアイメージ〕ライター、広報担当町職員

⑤ 情報発信
町の魅力を情報コンテンツに加工し、町内外に発信するクリエイターを募集します!
 (1) テーマおよび広報戦略の検討、発信したい情報の発掘と深掘り
 (2) カメラによる撮影やインタビューなどによる取材と編集
 (3) 情報コンテンツの作成(動画/画像/紙媒体/VR/作画など隊員の得意な方法)
 (4) 情報発信(SNS/Web/Web媒体/紙媒体/作品など)
〔キャリアイメージ〕映像クリエイター、SNSインフルエンサー、ブロガー

⑥ 食資源活用
雪国の食資源を次世代に残したい!地域食材を用いた食ビジネスを立ち上げたい方を募集します!
 (1) 地域食材やマーケットの理解深化、および生産者との関係構築(令和5年に元
地域おこし協力隊員が開業したおはぎ店が伴走します)
 (2) ご自身が挑戦したい食ビジネスの模索(試作/商品開発/マルシェ等への出店等)
 (3) 開業準備(任期期間中の起業・開業も可能です)
〔キャリアイメージ〕起業・開業(飲食店/菓子店/パン屋/食品加工/宿など)、町内店の承継(おはぎ屋店長など)

⑦ 山菜ビジネス事業承継
雪国の食文化を次世代に残したい!山と共に生きる未来の山菜名人を募集します!
 (1) 町内外の名人に師事して山菜ビジネスに関するスキル及び知識を習得
 (2) 事業承継を見据えて新しい販売方法や商品開発、体験提供などにチャレンジ
〔キャリアイメージ〕山菜および山菜加工品の小売り・卸売、山菜ガイド、農家民宿

⑧ 森林資源活用
森林資源や地産エネルギーで雪国の暮らしをReデザインする!森林資源活用プランナー・プロジェクトリーダーを募集します!
 (1) 商品開発(雪板/DIY用商品/ウッドシフト向けオフィス用商品/アロマオイル等)
 (2) 木質バイオマス燃料の利用促進
 (3) 木質バイオマス燃料由来熱の利用推進(地域熱供給/産業利用)
〔キャリアイメージ〕起業・開業、町内企業等への就職、バイオマス導入コンサル

旧森林鉄道トロッコの運転士を募集します!

旧森林鉄道トロッコの運転士を募集します!

町や町民間にコミュニケーションを生み出し、町の魅力を磨き上げる広報マンを募集します!

町や町民間にコミュニケーションを生み出し、町の魅力を磨き上げる広報マンを募集します!

町の会計年度任用職員として採用します

1. 雇用形態・任期
(1) 真室川町の会計年度任用職員として任用します。
(2) 任期は令和6年4月1日以降の着任日から令和7年3月31日まで。活動に取り組む姿勢や事業成果等により1年間ずつ契約を更新し、最長で3年間まで更新することができます。

2. 勤務条件
(1) 勤 務 日 週5日間勤務(活動テーマによっては土日祝日に活動いただく場合があり、振替休日や勤務時間の変更による対応となります)
(2) 勤務時間 8時30分から17時まで
(3) 勤務場所 真室川町役場庁舎内(活動テーマによってはこの限りではありません)
(4) 報 酬 等 月額200,000円(社会保険料等の本人負担分が控除されます)
  賞与なし
  副業可(任期修了後のキャリア形成に活かせるものに限ります)

3. 待遇・福利厚生
(1) 健康保険、厚生年金保険、雇用保険に加入します。
(2) 有給休暇あり・通勤手当あり(真室川町会計年度任用職員等の任用勤務条件等に関する規則に準じます)。
(3) 任期中の住居の家賃(上限あり)、敷金、礼金は町が負担します。ただし、引越しに要する費用や水道光熱費等は自己負担となります。
(4) 活動に使用する車両、パソコン等は町が準備します。
(5) その他活動に必要な経費及び研修参加等に伴う旅費は、予算の範囲内で町が負担します。

4. 応募方法
次の申込書類を令和6年2月5日(月)必着で、郵送又はメール添付にて指定の申込み先へ提出してください。提出いただいた書類は返却しません。
(1) 応募用紙(町ホームページよりダウンロードして下さい)
(2) 志望動機書(任意の形式、A4サイズ一枚程度で作成して下さい)
(3) 現住所の住民票抄本(提出日の1ヶ月以内に発行されたもの)

5. 選考方法
(1) 第1次選考(書類選考)
選考の結果は応募者全員に文書で通知します。第1次選考を通過した方には第2次選考の実施日時を併せてお知らせします。
(2) 第2次選考(面接)
2月下旬頃に真室川町役場にて面接を実施します。選考に要する交通費等は自己負担となります。

エントリーの前に真室川のことを知りたいという方には、オンラインでの相談も承っております。ぜひお問合せください!
たくさんのエントリーをお待ちしております!

町のヒトや暮らしの魅力を繋げるシェアハウスの管理人を募集します!

町のヒトや暮らしの魅力を繋げるシェアハウスの管理人を募集します!

コワーキングスペースのスタートアップメンバーを募集します!

コワーキングスペースのスタートアップメンバーを募集します!

山形県真室川町企画課/一般社団法人雪と暮らし舎(企画コーディネート)
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真室川町
梶村勢至が紹介する真室川町ってこんなところ!

真室川は山形内陸部の北端に位置し、特別豪雪地帯に指定されています。
鉄道(現.奥羽本線)が敷かれる前は街道から外れていたことから、特に冬になると降り積もる雪が人の往来を妨げ、訪ねくる人も稀であったようです。
そのためか、真室川には古いものが沢山残っています。伝承野菜の種や、郷土芸能の「番楽」、集落や家で守り伝えられているユニークな風習など。いずれも暮らしの中で役立てたり実践してきたものばかりです。残してきたというより残ってきたと言う方があっているかもしれませんが、ライフスタイルの変遷により積極的な継承が必要となっています。

雪国の冬は厳しいですが、その分、春の喜びも、自然の恵みも、四季の彩りも豊かです。
そんな喜びや恵みを一緒に分かち合う仲間が来てくれることを、町の人も楽しみにしています。

梶村勢至
一般社団法人雪と暮らし舎
滋賀県出身。東京などを経由し、2015年に山形県真室川町に移住し、地域おこし協力隊員に着任。協力隊の任期満了後の2018年から、町の移住定住推進コーディネーターとして活動しています。 2022年に一般社団法人雪と暮らし舎を立ち上げ、理事に就任。町や山形県最上総合支庁から委託を受けて移住定住推進業務に従事するほか、豊かな森林資源を背景とした新しい仕事の創出にもチャレンジしています。 趣味は山形に来て始めたスノーボードと、山形に来て再開した渓流釣り。それに写真撮影。彩り豊かな北国の四季を楽しんでいます。 ここ数年は新しいスノーアクティビティの「雪板」にはまり、雪板を担いで雪山に飛び込んでいます!
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