▼地域おこし協力隊としての現在の活動内容を教えてください。

椎葉村は世界農業遺産に認定されていると同時に、「日本で最も美しい村」連合にも加盟しています。
前者は国連の機関に認定されることもあり知名度が高いですが、「日本で最も美しい村」連合はまだ知名度があまりなく、知る人ぞ知る状況です。
そこで椎葉村と「日本で最も美しい村」連合の知名度を高めるために活動するのが僕のミッションです。具体的な活動としては、SNSを用いた広報活動や連合事務局と連携した企画取り組みなどを行っています。

▼ミッションのどんなところに惹かれて応募したのですか？

僕が応募したのは「オンリーワンプランナー」の枠で、自分で自由に企画提案を行いました。応募時点では、日本三大秘境という特性を生かして「秘境サミット」などを行うことを提案しました。結果、既に「日本で最も美しい村」連合というものがあるため（着任して知りました）、連合を活用して活動していくことになりました。
加盟町村と連携して、各自治体の知名度を高め関係人口を増やすという点に魅力を感じています。

▼活動を通じて気づいた椎葉村の魅力を教えてください。

椎葉村の魅力は「住んでみないと分からない」という点が大きいと思います。「日本で最も美しい村」連合に加盟する際に認められた地域資源である焼畑や神楽なども、火入れや神事のみを見に来ることは簡単にできるのですが、それを毎年継続して行っていくための地道な活動などは住んでみて継続的に接さないと分からないことが多いと思います。もちろん僕も全体の 1割も理解できていないので、今後自分で理解しつつ、対外的に発信していけるように取り組んでいきたいと思います。

▼今後の活動目標や夢を教えて下さい。

全国に残る「美しい村」を残していくことが夢です。そのためには全国的な意識を都会から田舎に向けていく必要があると感じています。現在の主流の価値観である「東京一極集中」から「地方分散」に変化させることが究極的な目標です。