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社会人のキャリアを活かして農業に取り組む!「半農半X」地域おこし協力隊募集【延長決定!】
本土最南端の地である鹿児島県南大隅町で、社会人としてのこれまでのキャリアを活かしながら農業に取り組む「半農半X」分野での地域おこし協力隊を募集します!
ミッションは、
【「農」の技術を習得し、自身の得意分野と組み合わせ、地域で活動する個人や団体と連携しながら、「半農半X」で任期終了後の創業・就業を目指す】です。
農家として独立してやっていくのは、簡単なことではありません。しかし、「農」の世界に触れることは、田舎暮らしを味わう上でとても魅力的な要素の一つです。
農業分野にあなただけの専門分野を掛け合わせて、まだ見ぬ新たな可能性を生み出しながら、地域に新たな風を吹き込んでいただければと思います。
農業を通して地域とつながる、あなたらしいライフスタイルを描いてみませんか?
農業は専業だけじゃない!「半農半X」の強みとは?
新規就農して独立を目指すのは、率直に言って大変な道のりです。
農業への参入には施設・機械類・種苗関係など大きな設備投資が必要であり、技術の習得にも長い時間が必要となります。天候不順や物価高騰といったリスクもあり、地域内での労働力確保も簡単ではありません。
地域は若手の力を必要としていますが、その参入障壁は高い。農業分野の構造的な現実と言えるでしょう。
そんな現状を見かねた地域の農家から、こんな声がありました。
「農業に新規参入するのは簡単じゃないけど、専業農家だけが農家になる方法じゃない。これからの時代は、兼業農家も増やしていくべきじゃないか?」
専業農家とは、農業一本を専門とする農家のこと。兼業農家とは、農業だけでなく別な仕事も行う農家のことです。
兼業農家的な働き方は、農業分野の振興だけでなく、地域活性化にもつながるのではないかと考えています。主なポイントを3つご紹介します。
【①収入が安定する】
農業は始めてから収穫・出荷までに時間がかかり、すぐに収入が入ってくるわけではありません。天候不順や作物の病気などで、収穫量が大きく落ちるリスクもあります。
農業だけでなく別の仕事も行っていれば、スタート時の資金不足や収量低下のリスクに対処しやすくなり、安定性のある経営が見込めます。
【②「農業」と「農」のバランスを自分なりに調整できる】
「業」とは生業のことであり、「農業」は作物や家畜を育てることでお金を稼ぎ、生活の糧とすることを意味します。
しかし、田舎暮らしを目指す皆さんは、必ずしも「農業」にこだわる必要はないかもしれません。
自然に触れ、畑で汗を流し、手塩にかけて育てた作物を口にする。そこに最大の喜びを見出すなら、それは「農」的な生活ではありますが、必ずしも「農業」である必要はないわけです。
極端に言えば、自分で農業をしなくても、地域の農家のもとでお手伝いをしながら賃金を得る形でも、農的な渇望は満たされるかもしれない、ということです。
都会の暮らしを離れて、自然に溢れた場所で生活したい。それを真正面から味わえる、農業の世界に関わってみたい。
農業以外に自分なりに食っていける仕事があれば、「農」と「農業」の自分なりの理想のバランスを追求することができます。
これは兼業農家ならではのライフスタイルの組み立て方ではないでしょうか。
【③地域農業に新たな可能性をもたらす】
農家はその道のプロであり、作物栽培や家畜の飼育については誰にも負けない経験値を持っています。
しかし、農業という仕事は、必ずしも生産だけで終わるものではありません。マーケティング・デザイン・食品加工など、新たな可能性を目指すにはさらなる専門性が必要とされます。
ここまで手を伸ばすには、自分の力だけでなく、その道で技術を培っていた第3者の力が必要になってきます。
農業だけでない別分野の力を持った兼業農家は、こうした地域の農家のサポートができる存在となりえます。農業にデザインを掛け合わせれば「農家の魅力をカタチにするデザイナー」に、農業にマーケティング的視点を掛け合わせれば「販売面で農家をサポートする伴走者」になれるのです。
私たちは、こうした兼業農家的な強みを活かして地域とつながるライフスタイルこそが「半農半X」である、と解釈しました。
社会人経験の中で培ってきた専門性と農業分野のコラボレーションが、南大隅の農業に新たな風を吹き込んでくれるのではないかと期待しています。
卒業後の生業づくりに向けて、着実なステップを!
協力隊員の受け入れは、「NPO法人風と土の学び舎」が行います。
協力隊活動をサポートするにあたって、3年間の具体的な日々の過ごし方を決めています。
「地域を知る」協力隊1年目、
「活動内容を具体化しトライしていく」2年目、
「卒業後の生業づくりを目指す」3年目
を大きな流れとして想定しています。
これらに賛同いただける方なら、どなたでも大歓迎です!
あなたがこれまで仕事で培ってきた力を、新たな形で活かしていただければ幸いです。
【地域を知る1年目】
・交流を深めることを目的に、NPOメンバーのもとでの農業や林業等の研修を実施予定
(一週間のうち数日程度。最初の数カ月のみ)
・NPOの活動を運営側としても一部参加しながら、地域との関わり方を学ぶ。
・顔を知ってもらい、地域の魅力や厳しさに触れ、南大隅町地域全体を知る。
・短期間多品目の農家研修を行い、自分に合った農作物を絞り込む。
【活動を具体化しトライする2年目】
・興味がある作物をいくつか絞り込んだ上で、一箇所あたり、3ヶ月から4か月ごとに移動し研修しながら栽培技術を身に付ける。
・副業可であることを活かし、「半X」に当たる農業分野以外のスキルで小規模イベントなどを具体的に企画・実施することで、「半農半X」の生活イメージを膨らませる。
【卒業後の準備の3年目】
・何の作物で半農独立し、どこの農家に勤めたいか、どこに住みたいか、といったポイントを絞り込む。
・「半農半X」を実現するための物件探しと準備を行う。
・古民家の改修が必要な場合は、改修作業も卒業後の独立のための準備として活動の一部とする。
<活動想定例>
・スナップエンドウを生産しながら、産地見学ツアーや生産者との交流イベントを企画し、協力隊任期終了後の生業へとつながる農産加工品の開発・飲食経営を目指す
。
・バラ農家に従事しながら、地域商品のラベル作り・事業所のwebページ制作など、地域を舞台にデザイン等クリエイターとしての経験を重ね、協力隊任期終了後の生業へとつなげていく。
・パッションフルーツを生産しながら、空き家や古民家を改修し、地域住民・観光客双方が足を運びたくなるようなカフェ・宿等の交流・滞在拠点づくりを行う
。
・ミニトマト農家に従事しながら、DIYの経験を生かして改修作業体験ワークショップを行い、地域の空き家・古民家の改修を進め、地域の困りごとに対応しうる「大工」として独立を目指す
。
・ピーマンの生産をしながら、ゲストハウス・シェアハウスを経営する。
NPO法人風と土の学び舎には地域の農家がたくさん!
たまにはこんなパーティーもあります!
ご応募にあたって
・応募をご検討の方は、まずこのページの「興味ある」または「応募したい」ボタンを押してください!
・募集内容の確認・申し込みは、南大隅町役場HPからどうぞ!
→南大隅町役場HP
https://www.town.minamiosumi.lg.jp/kikaku/kyouryokutai.html
・本企画のより詳細な経緯・思いをまとめました。ぜひご覧ください!
→NPO法人風と土の学び舎 Note
https://note.com/kazetotsuchi1996/n/n45ed4a163e6a
・応募〆切:令和6年9月30日(月) 書類必着
→〆切期日が変わる場合がございます。その際はこちらのページにて期日を変更いたします。
・着任時期
→着任時期につきましては「この時期だと着任しやすい」と、ご希望を教えて頂けると幸いです。ご相談承ります!
ウミガメも訪れる大浜のゴールドビーチ
本土最南端の佐多岬は、ツーリストの聖地!
延長決定! 募集締め切りは11月30日(土)
プロジェクト公開当初は9月までの募集の予定でしたが、おかげさまで多くのリアクション・メッセージをいただいております。
オンラインで実際にお話ししたところ、応募書類を作成中!という方もいらっしゃいました。
そこで、募集期間を11月いっぱいに延長することが決定しました!
実際に訪れたことがないのでイメージが湧きにくい、自分の経験をどのように活動に活かせるか不安…。
そんな時は30分〜1時間のオンライン面談も実施しております。
地域への移住は、まずは住民と話してみるところから。
まずは「興味ある」「応募したい」のリアクションをいただき、お気軽にメッセージいただけると幸いです。
受け入れ団体メッセージ③ 南大隅町地域おこし協力隊 原田志穂子
2023年4月に地域おこし協力隊に着任しました。
前職は日本語教師でしたが、近年、生きづらさを抱える方々との出会いが多くあり、また、その方々がとても魅力的だったことから、「常識の中で魅力が埋もれてしまうことのない社会」を願うようになりました。
日本語教育だけでなく活動の幅を広げていきたいと考えていたとき、南大隅町協力隊募集のページで「なんにもないからなんでもできる!」という文言を見かけて、ワクワクしたのを覚えています。
これから、外国人・障がい者・ろう者・不登校の子どもたち・観光客など、多様な方々が行き交い、出会い、お互いを知ることができる「ごちゃまぜ」な空間をつくりたいと考えています。
私の協力隊としての受け皿となっているのは、NPO法人風と土の学び舎です。
地元の農家さんと移住者が協力して、農家研修の受け入れなどを行っている団体ですが、私が「こんな活動に興味がある!」「こんな方に会ってみたい!」と話すと、すぐに様々な活動や地域の方々とつないでくださいます。
いただいたご縁に感動と感謝の毎日です。また、地域の方々に温かく迎え入れていただいて、本当に「この町に来てよかった」と感じています。
受け入れ団体メッセージ② 南大隅町地域おこし協力隊OG 有木円美
元々、農村の食や体験、地域の方との交流が好きで移住先を探していたところ、NPO法人風と土の学び舎のみなさんに出会いました。
「協力隊の募集があるよ!」と言われても、人生を変える一大事、何のプロでもない私に何ができるのか…?なかなか決心できずにいたところ、「まあとりあえず体験してみたら」と2週間かけて9軒の農家さんをまわる農業体験と民泊研修をコーディネートしてくださいました。
40代から70代まで個性豊かな農家さんたちと、昼はともに作業し汗を流し、夜は美味しいご飯と芋焼酎片手に、地域のこと、これからのことを語り合う。その中で「小さな地域だからこそ、できることがある」という農家さんの言葉。そして私がしたいと思っていたことを口にしてみると「いいね~」と言っていただけたこと。
3年後、ここに住み続けられるのか、食べていけるのか…、わからないけど、みなさんとともに活動してみたい!と飛び込んだのを今でも覚えています。
地域を舞台に思いを共にする皆さんと力を合わせ課題に挑んでいくことのワクワクは、何にも代えられないやりがいとなり、つながりの深さになり、広がりになっていきます。
都市だから、田舎だから、ではなく、顔の見える関係性の中でプロジェクトを進めていく中に、人として、生きていく上で学ぶことが沢山あります。
3年間の中では、山あり谷あり色んな日々があると思いますが、喜怒哀楽、沢山の感情を共有しながら、目標をともにし、一緒に前進&成長していけたら嬉しいです。
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本土最南端に位置する鹿児島県南大隅町は、海あり・山あり・川ありの豊かな自然が魅力の田舎町です。
鹿児島県でも有数の漁場として知られる錦江湾に囲まれ、街路に聳えるビロウや自生するバナナの木が目に入ってくる、南国情緒あふれる街並みが広がります。
国立公園に指定された「佐多岬」や、大河ドラマ『西郷どん』のOPで一躍有名になった「雄川の滝」など、風光明媚な観光スポットを目指して週末には多くのツーリストが訪れます。
海を見ても、山を見ても、見渡す限り人工物の無い手つかずの大自然は、迫力があります。その大自然に、寄り添うように人々の家や暮らしが広がっています。まさに、自然と調和した日本の原風景が現役で残っている、そんな町です。
南大隅町では亜熱帯的な気候を活かした熱帯果樹栽培も活発化しており、パインアップル・アボカド・パッションフルーツの栽培が増えています。
この地にたくましく生きる人たちは、地元を想い前向きに活動し、暮らしを楽しみ、おおらかで、ユーモアたっぷりで、パワフルで、人とのつながりを大切にするとっても魅力的な方々です。
九州本土最南端に位置する大隅半島・鹿児島県肝属郡南大隅町にて、農村実習や民泊の受け入れを行っています
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