幻の「桃原ごぼう」が幻に??収穫祭ができない危機ですが、見に来てください。

昭和50年頃に途絶えてしまった多賀ごぼう(桃原(もばら)ごぼう)。
栽培を復活させて10年、
10回目の収穫イベントとなります。
ごぼう掘りを楽しみにしていたのですが・・・。

シカの食害で、ほぼ全滅に近い状況。
いまだかつてないこと。

10年目にして初のごぼうが収穫できない・・・。

でも、イベントやります!
見に来てください。

桃原集落がどのような場所なのか、
獣害の現状、
ごぼう作りの話、山の集落の歴史など知ってもらいたいのです。
住人ゼロの集落に人が集うことを目的にイベントを開催します!

なんとか電気柵の中で育った里芋の収穫体験をする予定です。
昼食は桃原集落周辺に伝わる郷土料理を味わっていただきます。

「お多賀ごぼう(桃原ごぼう)」の味が忘れられない

あの美味しい「お多賀ごぼう(桃原ごぼう)」の味が忘れられない、懐かしいとおっしゃる年配の方が多くおられます。

京都の錦市場で「多賀ごぼう」が法外な値で取引されていた頃を知る人がおられて、2017年、取材に行きました。12月28日の「とめ市」に出荷され、普通のごぼうが10kg3千円から5千円で取引されているところ、多賀ごぼうは5万円から6万円だったと。
多賀ごぼうは見た目もきれいで、たたきごぼうなどのおせち料理に、料亭などで使われていて、多賀ごぼうの愛好家がいたということです。

かつて栽培されていた方のお話によると、ゴボウのタネは市販のタネですが、桃原で作ると味が変わるそうです。
栽培は、難しくなく、タネをまいて水やりもせず、草取りが数回だけと。
堀川ごぼうは、植え替えがあるそうですが、桃原ごぼうは1年もので植えかえはしません。
赤土粘土質の斜面で作るので、とにかく掘るのが大変。

掘るのが大変なことと、冬季スキー場だった雪が多い環境。
そして豊かな自然と動物たちと獣害。
ごぼう作りを継承する農家さんが現れるのは夢物語・・・?
ごぼうが復活した頃は、集落に住んでおられる方がいました。
ここ数年、住人がゼロになった集落の畑は、電気柵をしていたにも関わらず、鹿やサルなどの楽園となってしまったようです。

多くの方にこの地を見ていただきたいです。

お多賀ごぼう

お多賀ごぼう

冬のごぼう畑はスキー場だった⁉

冬のごぼう畑はスキー場だった⁉

山の自然を感じながら、継承を応援してほしい

幻のごぼう作りを継承する農家さんは現在いません。希望者がおられると嬉しいです。

現在ごぼう作りは、桃原プロジェクトの活動で、
4月から11月の間、月1回活動しています。

4月に種をまきます。桃原ごぼうをお店で使いたい料理人さんも、数店舗参加され、社員さん総出で作業されています。
5月から10月までは月1回草抜きや、山に自生する希少な植物観察など作業プラスアルファを楽しみに参加されています。
平野よりも気温が低く、黙々と草引きなど無になれる作業時間、澄んだ空気と季節ごとに違う野鳥のにぎやかなさえずりに驚きます。美しい声の主がアカショウビンという鳥と知り、帰宅後その姿をネット検索で見つけて感動したことも。
携帯電話の電波が届かない、通知が来ない環境で手と身体と五感を働かせることができるいい場所です。
11月、収穫の日は滋賀県内外から100人近くが山の斜面に集まり収穫されます。
ぜひ、この日に参加して、来年以降のプロジェクトにも参加、応援してほしいです。

桃原ごぼうが育つまで

桃原ごぼうが育つまで

9月はごぼう畑の草で草木染

9月はごぼう畑の草で草木染

イベント・ツアー内容

開催日程:2024年11月16日~ 2024年11月16日

所要時間:10時から14時ごろ

費用:大人1000円・大学生以下500円・未就学児無料(昼食・保険料込み)

定員:20 人

最小催行人数:1 人

集合場所:多賀大社前駅もしくはあけぼのパーク多賀より送迎(事前予約必要)

解散場所:多賀大社前駅もしくはあけぼのパーク多賀より送迎(事前予約必要)

スケジュール

9:25 ①多賀大社前駅集合 (電車着時間9:20)事前予約ください
9:30 ②あけぼのパーク多賀第二駐車場集合 事前予約ください
10:00 桃原集落着
    桃原ごぼうについて・収穫・集落説明・集落散策など
12:00 昼食
14:00 桃原解散
14:30頃 あけぼのパーク多賀・多賀大社前駅

持ち物:帽子・長靴・汚れてもよい服装・タオル・飲み物
主催:桃原プロジェクト
協力:YOBISHIプロジェクト・多賀町まちづくりネットワーク・多賀町教育委員会
〆切:11月13日17時
申し込み先:多賀町立文化財センター
定員:20名

*イベント内容が変更になることがあります

主催:桃原プロジェクト・ 協力: 多賀町教育委員会 ・多賀町まちづくりネットワーク・YOBISHIプロジェクト
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多賀町
龍見 茂登子が紹介する多賀町ってこんなところ!

多賀町桃原地区は芹川上流の集落。芹川上流は、川沿いではなく、ちょっと山を登ったところに集落があります。
大佛次郎が昭和42年、桃原を訪れ随筆『今日の雪』にその様子を書いています。「桃原は別に桃源ではなく・・・」と。そのころから、山の仕事が廃れ集団移転で、平野部に多くの人が移住しました。現在は、芹谷の山の上にある集落に住む人はいなくなってしまいました。しかしながら、毎週末集落に戻り、建物に風を入れる家、住民票はそのままという家も多くあります。とても立派な蔵付きの家が多くあるのにも驚きます。冬季は150㎝を越える積雪があるので、草木染ワークショップをする古民家もそうですが、柱や梁の太さには驚きます。
集落には、神社やお寺があり、祭礼の日には住民が集まり多賀大社から神職さんを招いてお祭りがとり行われます。桃原の日吉神社の太鼓は身長ほどの大きさもありとても立派です。かつて祭礼の日は、太鼓を曳いて叩き祭りを知らせたそうです。当時を知る方が、野球バットの二倍の太さはあるバチで祭りの太鼓を叩いてくださいました。地響きのような低音が山に響き背筋が伸びます。4月のお祭りが終わり、梅と桃と桜が同時に咲いたらごぼうの種まきの季節。花が満開に咲き誇る桃原は、まるで桃源郷のように美しい村です。

龍見 茂登子
多賀町まちづくりネットワーク・YOBISHIプロジェクト・シガタガゾウのサト祭り実行委員会・桃原プロジェクト 所属

香川県東かがわ市生まれ
高校卒業後、県外の大学に進学
大学卒業後、東京で就職。
転職後、京都市内に住む。
結婚して、京都府木津川市に住む。
その後、天理市、奈良市に住み、
現在パートナーの実家がある滋賀県多賀町に住んで16年になります。
多賀町の自然の美しさに感動し、草花の種類の豊富さに驚き、越して来たころは植物図鑑片手に植物の名前を調べ歩きました。
2014年頃より、多賀町の民俗聞き取り調査に参加。
主に食文化について調査しています。
2019年、多賀町中央公民館オープン時に、地元の郷土料理を展示してふるまうイベントを主催。
2019年4月より、「多賀の食べるをつなぐ」をコンセプトにYOBISHIプロジェクトがはじまりました。
現在YOBISHIプロジェクトの代表をしています。
YOBISHIよびしとは、多賀町の方言で親戚やご近所さんを呼んで行事の時などにおもてなしをすること。
多賀町に伝わる郷土料理の聞き取り調査をして、レシピ化する活動をしています。聞き取った内容は、noteに綴り公開。また、動画撮影をしてYouTubeで少しずつ公開しています。
イベント情報はYOBISHIのInstagramアカウントで発信中。
年数回イベントに合わせて、町内全戸に「よびし通信」を発行。



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