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- 図書館を通して子どもたちや地域の人とつながる 町の図書館×ボランティア「あそぶっくクラブ」
愛荘町では、2009年の町内議会で「愛荘町まちじゅう読書の宣言」が採択されました。
さらに、年間合計10万7千人を超える来館者が訪れるのに加え、本の貸し出し利用率も高いという愛荘町の図書館。秦荘と愛知川の2か所ある図書館は、読書を楽しむ拠点としてさまざまな工夫が施されています。
今回ご紹介するボランティア団体「あそぶっくクラブ」も、図書館好きの子どもが集まれる居場所として人気を集めています。地域の小学生を対象にさまざまな催しを考え、自分たちも楽しむことを忘れない「あそぶっくクラブ」の事務局の方々は、日頃どんな活動を行っているのでしょうか。
図書館がただ本を読むだけの静かな場所ではないと知ってほしい
町内にある2つの図書館で主に活動しているボランティア団体「あそぶっくクラブ」。
現在は、地域の子どもたちと一緒に、2か月に1度のペースで催しを行っています。
今回は主体となって動かれている事務局員のお二人にお話を伺いました。
▼町内に住む、図書館好きの3人が集まって考えた図書館での催し
私たちは3人は、初めは顔見知り程度でしたが、顔を合わせるたびに「子どもたちと一緒に図書館で何かやってみたいよね」と話をするようになりました。
そこで考えついたのが“スポーツ少年団図書館版”のような「あそぶっくクラブ」です。このような活動は国内での実例が少なく、手探りで進めていますが、町の図書館館長も前向きに話を聞いてくださるので、2020年ごろから始めた活動は今年で4年目を迎えました。現在は2か月に一度の開催ですが、子どもや保護者の方からはありがたいお声をたくさんいただいています。
▼物語の楽しさを伝え、子どもたちからもユニークな発想を学ぶ
図書館というとどうしても“静か”なイメージを持たれがちですが、私たちは図書館をいろんな発見のある場所・たくさんの知識と触れ合える場所として認識してもらいたいと思っています。
このようなモットーを持って一緒に活動していますが、一方で子どもたちから学ぶことも多々あります。親子以上に年の離れた私たちに対して、小学生の彼らは嫌な顔を一つせず、受け入れてくれます。さらに、私たちの頭では考えつかないようなユニークな発想で驚かせてくれることも少なくありません。
自分の“推し本”を置ける「どうぞの本だな」。押しポイントのコメントを読む楽しみもあります。
子ども達がお話を作る日。ユーモラスで独創的な短編作品が生まれます。
子どもたちの考えや感性を生かしながらさまざまな活動を実施したい
愛荘町内の小学生が参加できる会員制となっており、2か月に一度、活動のメインとなる図書館に集まるのだそう。
「あそぶっくクラブ」の事務局の方々には、普段行っている活動内容や、やりがいについて伺いました。
▼大人も子どももワクワクする活動を
一番初めに挑戦してみたのは「どうぞの本だな」というコーナーの設置です。あそぶっくクラブの子どもたちが、おすすめしたい本をメッセージ付きで本棚に並べました。その後、来館者が「どうぞの本だな」から本を借りるときに、自分のおすすめの本を替わりにその本棚に並べる、というものです。
他にも子どもたちと一緒にオリジナルミニ絵本の製作を行ったり、福袋の本バーション「おたのしみぶっくろ(袋)」、クロスワードパズルをみんなで作ってみたりと、ワクワクする活動をたくさん行ってきました。基本的には会員の子どもたちと行っていますが、人数に余裕があると当日参加できる可能性もあります。気になる方は図書館の掲示板をご覧くださいね。
愛荘町の図書館:https://www.town.aisho.shiga.jp/toshokan/index.html
▼子どもたちの考えを尊重できる大人でありたい
「あそぶっくクラブ」の活動を行っていると、この子はそう考えるんだ、と気付かされることが多々あります。子どもたちの発想はとてもユニークで興味深いです。
さらにあそぶっくクラブでの活動後に、家で自己流のクロスワードパズルを作ったり、おすすめされた本を読んでおもしろかったからとシリーズ読破したりする子どももいました。参加した子どもたちが、自分なりに楽しさを見つけていける活動ができていることに、とてもやりがいを感じてます。今後も引き続き「あそぶっくクラブ」を継続させ、いろいろな子どもと出会いたいです。
他の図書館での面白い取り組みを知っている人は、ぜひ教えてください!もちろん質問も受け付けています!
愛荘町の図書館に行ってみたい、あそぶっくクラブの取り組みに関心があるかたは「興味ある」ボタンを押してくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。次回の投稿までは、これまでに紹介した愛荘町の他の記事をご覧になってお待ちください!
ポップ作りも率先して作り始める子どもたち。
“おたのしみぶっくろ”は“本の福袋”。子どもたちがチョイスした本がイチオシのコメント付きで並びます。
時には参加者同士で本を紹介し合う「プレゼン」にもチャレンジします。
絵本の読み聞かせに子どもたちも夢中です。
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平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で19年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして知られてきました。
町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道65番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても発展してきました。
国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。
【アクセス】
・高速道路を利用すれば、京都まで1時間、名古屋まで2時間弱。
・近江鉄道を利用すれば、彦根や八日市には約15分。
・琵琶湖までは車で約25分!
【愛荘町移住・定住ポータルサイト】
https://www.town.aisho.shiga.jp/iju/index.html
愛荘町は2町が合併して今年で19年目を迎えます。琵琶湖までは車で約25分。軟水の湧き出る水の美味しい町です。
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