恋するまちづくり旧大津公会堂コミュニティーアーカイブpart1~元田栄三さん~

読みもの

公開日:2025/03/31 22:56

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2025/03/31

あなたは自分たちが生活している地域のことをどれだけ知っていますか? 大津市旧大津公会堂では、「こいするまちづくり」をキーワードに地元の学生と協働して 地域のことをもっと好きになれるような取り組みを行っています。 そのための手法として採用したのが、コミュニティ・アーカイブ。 コミュニティ・アーカイブとは、 地域の住民が自分たちの暮らす地域や関係するコミュニティにおけるあらゆることを記録し、アーカイブとして継承しようとする活動のことをいいます。 学生が主体となって地域で暮らすヒト・コト・モノの魅力を発見し、 インタビューなどの取材活動を通して情報収集を行っています。 ここでは、そんな活動で記録された動画やテキストをあつめて 地域の魅力を発信していきます。 大津のまちに対するさまざまな思いに触れることで、きっと新しい発見があるはず。 さあ、大津のまちの新しい一面を見つけて好きになろう!

元田栄さんのご紹介~人からまちが見えてくる~

この企画では大津のまちづくりに情熱を注ぐ人々にインタビューし、その魅力や思いを深掘りしていきます。 記念すべき第1回のゲストは、 大津曳山展示館で顧問を務める元田栄三さんです!。 街への熱い想いと、その背後にある物語を一緒に探っていきましょう!

-元田さんの人生史を教えてください。

僕らの昭和24年生まれというのは、団塊の世代で人口が多かった。 「大学受験は大変なことになるよ」という噂されていた時代だよ。 それで先に立命館に高校から入学していた。

大津祭は特に9歳からやっているの。 50年間上で、それ終わった後、下のお手伝いをしていて。 そしたら曳山の方に引っ張り込まれて。 まあ、最後に理事長までやらしてもらったということです。 大津祭は今、国の重要無形民族文化財に指定されています。 大津祭いうと、もうとにかく大津祭を通じて、大津の街のことを知って欲しくて、色んなことを小学生の子供たちにも教えに行ったりしています。

学生時代のボウリング場のアルバイトから、から琵琶湖汽船に入って船舶の仕事をずっとやっていました。 当時、四国に瀬戸大橋ができて、その時に京阪電車がフィッシャーマンズワーフという事業をやっていました。 その事業で、四国でもその事業をやるのでって、僕も四国に行った。 四国で何をしていたかと言うとお土産物屋です。 なんで物産の仕事をやっていたというとね、ミシガンを作った社長がものすごい大物の社長で、発想がものすごい豊かなんやわ。

あれ(ミシガン)の発想の原点がね、キーワードは、 「異環境」 異なる環境。 人はなぜ旅をするのか。 それは、異環境を求めているからやろということでした。

じゃあ本物のアメリカを持ってこようということから(ミシガンは)スタートした。 だから船自身は日立造船で作ったけれども 、中身はアメリカの学生、学校と提携したわけ。 ミシガン州のランシングの中にある短期大学のプログラムの一環で、このミシガンの中のサービスをやっています。 会社は、住居の提供とか、 それから日本の勉強やらを色々応援していた。

そういう社長が今度四国で事業をやった。 僕にとっては全く違う、畑違いの仕事やったよね。 社長に、「なぜ僕がしますねん。」って聞いたわけ。 こう言うんだね。 「異環境と同じことや。わしがここで求めてるのは非日常や。土産というのは、非日常を求めている。だから知らんお前がせえ。」って言われた。 もう悩んで悩んだ。やっぱりね、悩んで答え出したら答えがね、あの来る人(旅行者)は僕らと同じ一般の学生やと。 だから、自分たちが良い思うのを完璧に提供すればええわ、ということでやりだしたわけね。 "みやげ"っていうのは"土産"って書くでしょ。"土から産まれる"。 やっぱりその地で生まれ育ったものが出ないと、土産とは言えないっていうことが僕は分かったわけ。 全国でパッケージだけ書いて流してる商品があるんけよ。それは全部廃止した。 僕が何も知らないからできたわけです。 その社長が僕にやれっていう意味はそこでわかったのです。 この事業でね、年商60億。すごい数が売れたのです。

元田栄三さんの写真
元田栄三さんの写真
ナカマチ商店街の写真
ナカマチ商店街の写真

大津に関心のある方やもっとまちを知りたい方

-未来の大津への想いを聞かせてください。 元田: 今の子どもたちが、何を求めているかというと、やっぱりアナログな世界よ。 人と人、触れ合うものっていうのは、ものすごく人集まるのだよ。 例えば、ヨーヨー釣りしたり、射的だったりとか、アナログな世界でしょ。 そんなものにね、凄く人が集まる。 この商店街の、出たとこにある野菜売っとるでしょ。あそこの、大津の料理を知っているやつが、ここでイベントをしたいって言っていて。 何かその、展示館の前の空きスペースで何かしたいんだけど、意見無いって言っていて。 でも僕がそれをやれって言ったの。 なんとね、子ども250人も来たんね。 やっぱりこの商店街に、マンションに住んでいる人たちが集まって来てもらうことは、1つの目的にするべきやつやね。 すごい人来たんや。 なんでやと思う? そのヨーヨーとか射的とか。そんなことやっているわけよ。 昔の僕らしたら、なんでこんなものに興味があるのかなと思うぐらいなんやけど、 今の子どもたちは、人と触れることはやっぱり、人と会話することを求めているというのを強く感じるね。 家で1人でね、パソコンとか、ゲームでやっていると、人に話して、人と会わせたりとか、人に反発したりとか、そんなことはせんでしょ。 だから、そういうものに興味持っているのちゃうかな、ってのを今、感じているとこ。 やっぱり人は1人では生きていけない。

現代は、家でいる時間とか増えている気がします。ゲームとか流行ったりして。 外に出て、他の人と触れ合うほうが良い。絶対に、それに興味持っているということやもんね。(その時、展示会の)下でも、サッカーとかしていました。 初対面の子ども同士とかでも、話し合って、 試そうって。 ああいうものがやっぱり、求められているっていうのは、感じるね。 これからそういうことを、重視していかなあかんちゃうかな、(そういうことを)やる場合はね。

これまた日常になってしまう。 今の日常になってしまうと、また飽きられてしまう。この辺が難しくなるけど。 やっぱり、非日常っていうのに、人は集まる。 「異環境」とか、あの言葉は、何にでも適用できる。

ミシガン作った社長が最後に残した言葉が、 「歴史に勝る観光なし」。 どういうことかというと、 ミシガン作った時、人ものすごく来た。 でもやっぱり、年々経つと色褪せてくるわけや。 歴史は絶対に褪せん。だから、「歴史に勝る観光なし」。 そういうことを、残しはって。ああ、なるほどって、思った。 面白い。歴史は面白い。確かに面白い。 だから、外国の人が来てくれるようになったら、いいけどな。そういう、歴史の案内の仕方ができるといいけどな。

ビワサクレ
ビワサクレ
旧大津公会堂
旧大津公会堂

特定非営利活動法人BRAH=art.

このプロジェクトの地域

滋賀県

大津市

人口 34.06万人

大津市

特定非営利活動法人BRAHart.が紹介する大津市ってこんなところ!

おすすめのお土産紹介をお願いします。

「ビワサクレ」 新しい土産を作りました。 九重味噌を使った、サブレでもない、クッキーでもない"サクレ"という造語を作ったの。 認定されたらシールもつく。 社会福祉の事業でやってもらって。 「近江商人の三方よし」。 "売り手によし、買い手によし、世間によし。" これは、まさに"世間によし"。福祉に繋がるでしょ。 普通作って売ってはるところは"売り手によし"、"買い手によし"。 自分が儲けるためにやっているから、"世間によし"になるわけないの。基本的に。 ここは違うぞ、うちは。 福祉に役立ちますよ、って。 たった2年目にね、小学校の学校の給食に使ってもらった。 「近江商人の三方よし」を子供たちに教えてほしいって。

-大津の街に恋する理由はなんですか。 元田: 要はね、人間関係ができてくると、そこは自分の居場所になるわけ。 僕は大津生まれ育ちだけど、四国に行っている。 四国はやっぱり、第2の故郷って言えるくらい、人間関係はできたから、自分の居場所ができたから。もう帰りたくなくなったもん。 人の繋がりで、自分の立ち位置というのが出来た。 人との繋がりって、ものすごく大事だよ。 それが一番大事なところだと思う。 この町は特に大津というのは、生まれ育っているけど、路地、路地って知っている? (路地)文化が非常に発達していたよ。 僕ら生まれ育ったこの頃には、路地の中で人間関係とかもあった。 地蔵盆とかあったら、劇をしたりとか、通りの人たちと一緒に工事したりとか、その通りに共用の井戸があったりとか。 そういう文化が、特に大津はあった。 人のつながりが非常に強い。 それと祭。人間関係が構築されている。 だから大津、中学・小学校の運動会なんかに、太鼓持ち出して、どんどんやるじゃん。 そんなにぎやかな運動会、普通あらへん。 応援団の表彰まであった。 それだけ人間関係が繋がっていた。

このプロジェクトの作成者

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「障がいがあろうとなかろうと、好きなこと得意なことを仕事にして精一杯生きる」をモットー2014年設立。大津市瀬田地域を中心に、「社会を楽しくするのが福祉のミッションだろ!」を合言葉に、近江國一之宮建部大社の朝市や、石山寺縁日の運営に携わったり、近隣の子ども達への学習支援ブレイクスくール、滋賀の食材とアーティストを応援するcafe&galleryspoonsの経営など、社会から支援される側から、支援する側にまわる活動を続けている。

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