
愛荘町の空き家を“地域と人をつなぐ”場所に。未来に向けた夫婦の挑戦
公開日:2025/12/03 00:55
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2025/12/05「興味ある」が押されました!
2025/12/04地元・愛荘町で新たな事業に挑戦している、北野雄士さん・めぐみさんご夫婦。取り組むのは、空き家を活用したゲストハウス・民泊事業です。
お二人は2024年に高島市でゲストハウス運営を開始して以降、そのほかの地域でも空き家のリノベーション事業に携わってきたのだそう。 そして現在は、愛荘町で体験型ゲストハウスのオープンに向けて日々活動されています。
前職では、ソーシャルワーカー、看護師として働かれていたという雄士さんとめぐみさん。 今回は、そんな異色の経歴をお持ちのお二人に、空き家活用事業にかける想いや、地元・愛荘町の魅力について伺いました。
最後まで読めば「挑戦したい!」を後押ししてくれるまち・愛荘町にきっと惹かれるはず。気になる方は「♡興味ある」ボタンをクリックして、愛荘町との出会いを手にしてくださいね!
異業種からの挑戦。地元・愛荘町での“空き家再生”への想い
ーーお二人とも、かなり異色の経歴をお持ちですよね。もともと家やリノベーションにご興味があったのでしょうか。
雄士さん) 妻は以前から家の間取りを見るのが好きだったので、もともと興味はあったんだと思います。私も父親が二級建築士でしたので、まったく興味がなかったというわけではありませんでした。
ーーご夫婦それぞれが、家づくりにつながるルーツをお持ちだったのですね。実際に挑戦してみようと思ったのには、どういったきっかけがあったのでしょうか。
雄士さん) 私の祖母が亡くなった際に、家をフルリノベーションしたんです。そこで、大工さんによるプロの仕事を間近で見たのがきっかけでした。暮らしの快適さをガラリと変えてしまうリノベーションの力を目の当たりにしたのが、起爆剤になったんです。 当時まだ二人とも在職中だったのですが、妻が先に動き出してしまって。興味よりも家庭を守ることを考えていた私に「家買うてきてん。私これ不動産として貸し出すわ」と。
ーーすごい行動力ですね!
めぐみさん) 看護師の仕事は好きだったのですが、新型コロナウイルスの流行をきっかけに人生観が大きく変わったんです。「生まれ変わったら大工になりたい」という想いがあったのですが「今世でなるのもいいな」と思うようになって……。 反対に、夫は形から入るというか、全て揃えてからじゃないと一歩が出ないようなタイプなんです。だから、愛荘町で活動し始めてから夫が積極的に行動するようになって、びっくりしています。
ーー最初にリノベーションされた高島の物件をはじめ、これまで愛荘町以外の地域での活動が主でした。今回地元にゲストハウスのオープンを決めたのは、なぜですか?
雄士さん) 他の地域で事業を進めていく中で「愛荘町が好きだ」ということに気づいて、地元に貢献したいという気持ちがどんどん芽生えていきました。 実際に愛荘町でいろんな方とつながってみると、空き家に困っている方が非常に多くいらっしゃって「やっぱりなんとかせな」と。その第一弾が、ゲストハウス事業なんです。
ーー愛荘町への想いが、お二人の原動力になっているんですね。


愛荘町の空き家活用率日本一に!人と地域をつなぎたい
ーー「空き家の再生」に留まらず「活用」へと事業を広げたのは、なぜですか?
めぐみさん) 空き家って、すごくよどんだイメージがあると思うんです。一軒空き家があると、そこから近所にもよどんだ雰囲気が広がるじゃないですか。
ーーわかる気がします!反対に、花を植えてきれいにしている家があると、周りまですごく明るくなりますよね。
めぐみさん) そうなんです! 空き家を、もう一度輝かせてあげたいんです。よどんだ雰囲気をまとった空き家をリノベーションして笑顔が溢れる明るい空間にすれば、そこだけじゃなくて地域ごと明るくなるんじゃないかなと、そういう風に思っています。
雄士さん) 私は最初、空き家の活用を“投資”として考えていました。 でも、活動していく中で地元の方たちとつながりができてくると、それが一番楽しくなってきたんです。だから、自分たちで会社として経営を始めるタイミングで「人と地域をつないでいく未来へ」というビジョンで活動していくことを決めました。
めぐみさん) そのために、愛荘町の空き家を利活用して地域に貢献していくことを考えています。愛荘町の空き家活用率を“日本一”にするのが、今の目標なんです!
ーー素晴らしい夢ですね!地元に対する“愛”を感じます。愛荘町の魅力はどこにあるのでしょうか?
雄士さん) 地域とのつながりが強い印象があります。子どもたちとの関わりについても、非常に熱心な人が多いイメージです。 私たちが出て行きたくないと感じているのは、そういったところに魅力があるからかもしれません。
めぐみさん) 最近は、他の地域からもすごく魅力的な人たちが愛荘町に集まってきているのを感じます。 そういった方々が、まちを盛り上げてくれているのがとても嬉しくって! そこに、私たちも参加できたら良いなという思いもあります。
ーー世間一般で思われているような排他的な“田舎”とは、少し違いますよね。まちを皆で盛り上げようとする雰囲気がとても良いなと感じます!


愛荘町では、地域おこし協力隊や暮らしてみたい方募集中!
ーー愛荘町での暮らしは、どんな人に向いていますか?
雄士さん) 何かに挑戦したい方には、愛荘町という環境がとてもフィットすると思います。若年層で起業を考えている方や、他の人の想いをサポートしたいと思っているような人であれば、特に。 ただ、車がないと厳しいのがネックではありますが。
ーー愛荘町への移住を考えている方に、伝えたいことはありますか?
雄士さん) 地域おこしに協力してくださる方はもちろんですが……それ以外の方も、移住して不安なことがあれば、私たちが大家さんのようなイメージでどんどんお節介を焼いていきます!私も含めて頼りになる人はたくさんいるので、ぜひ頼ってほしいです。
めぐみさん) みんなが自由に、好きなことをして暮らすことは、自分自身だけでなく世界全体が幸せになるための第一歩だと思うんです。 愛荘町では、挑戦したいという気持ちを支えてくれる人が周りにたくさんいます。愛荘町から世界に“愛”を広めていきましょう!
現在、北野さんご夫婦が準備していらっしゃる愛荘町のゲストハウスは、2026年夏以降にオープン予定だそう。そして、試住も可能とのこと! 「いきなり移住するのは不安」という方は、ゲストハウスでの試住を利用して、愛荘町の自然豊かな環境や人とのつながりを体験してみるのも良いかもしれません。
愛荘町では、暮らしてみたい方や地域おこし協力隊として活動したい方を募集中です。 現在は7名のメンバー(2025年11月時点)が地域資源を活かした起業に挑戦しています。 本記事を読んで、愛荘町ならではの人との関わりや、挑戦を応援してくれる環境に魅力を感じた方は「♡興味ある」ボタンをクリックして詳しい情報をゲットしてください!
★地域おこし協力隊の募集は以下からチェック! https://smout.jp/plans/25311
★地域おこし協力隊メンバー(現役・OBOG)の活動は以下で紹介しています。 愛荘町から生まれた教育の輪。移住して気づいた“地元”に秘められた可能性 https://smout.jp/plans/25429
〜町の人から応援してもらえる事業への挑戦〜過去のビジネススキルを活かして生まれるものとは? https://smout.jp/plans/19326
地方で子どもたちのための教育システムを作る〜地域おこし協力隊を通じて行う活動とは?〜 https://smout.jp/plans/19016
町への貢献を目指す! アップサイクルな「クラフトドリンク・リタ」の誕生秘話とは? https://smout.jp/plans/17706
「カフェ&バー・Another sky」未来に繋がるサードプレイスに込められた想いとは? https://smout.jp/plans/17380
心地良い時間を共有できる、人がゆるやかに繋がれる空間を作りたい https://smout.jp/plans/16162
海外の訪問者と繋がれる、愛荘町のコミュニティスペースSekaiCo https://smout.jp/plans/15981
※1 “地域おこし協力隊”は国の制度のひとつ。都市地域から過疎地域などへ住民票を移して、地域ブランドの開発やPR、地域支援などを行いながらその地域へ移住・定住を図る取り組みです。https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/02gyosei08_03000066.html


このプロジェクトの地域

愛荘町
人口 2.14万人

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!
愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ! 平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で20年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。
町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。
国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。
















