「鳥獣害対策から考える里山の未来」安心して暮らせる里山づくり<地域おこし協力隊>

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「興味ある」が押されました!

2024/12/11

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2024/12/08

磐梯町では「自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり」を総合計画のビジョンとして掲げ、地域で稼ぐ人材や産業を育てる仕組みをつくるべく、まちづくり会社を立ち上げ、地域の生産者や事業者と連携したふるさと納税の推進、「愛着人口」をキーワードに様々なプロジェクトにチャレンジしています。

また、磐梯町ではライフスタイルの変化に伴い里山の荒廃が進み、ツキノワグマやイノシシなどが出没し、人里で目撃されたり、野生鳥獣による農作物被害等(以下、鳥獣害)が発生しています。最近では、ニホンジカの被害も増えています。鳥獣害が与える影響は、直接的な損害はもちろん、耕作意欲の低下から耕作放棄地の拡大につながり、更なる里山の荒廃へと繋がります。

住民も、獣も、安心して幸せに暮らせる里山づくりを目指して、狩猟や鳥獣被害対策に関心のある方、里山などの環境整備に関心のある方を地域おこし協力隊として募集します!

磐梯町の里山をめぐる課題

磐梯町の中山間地域では、ライフスタイルの変化に伴い里山の荒廃が進み、ツキノワグマやイノシシなどが出没し、人里で目撃されたり、野生鳥獣による農作物被害等(以下、鳥獣害)が発生しています。最近では、ニホンジカの被害も増えています。 鳥獣害が与える影響は、直接的な損害はもちろん、耕作意欲の低下から耕作放棄地の拡大につながり、更なる里山の荒廃へと繋がります。

磐梯町では、官民連携にも力を入れており、鳥獣害対策にも官民連携で取り組んでいます。

①ICT(情報技術通信)を活用した鳥獣被害対策 →磐梯町とKDDIが、5GやIoTなどの先端技術を活用した地域課題解決に関する包括的連携協定を締結しています。電気柵の電圧を監視する電圧監視システムと電気柵のゲートを監視するICTカメラを導入し、スマートフォンなどを用いて遠隔で電気柵を監視することによって、見回り作業を軽減するための実証試験を実施してきました。

②育成支援 町には、鳥獣害対策を担うNPO法人おーでらすがあり、磐梯エリアの現状や被害対策支援の研修等を受けることができます。おーでらすは、福島県から鳥獣被害対策市町村専門職員候補者の実地研修等の受入も行っており、必要な知識を習得することができます、また、一緒に活動する場面もあります。 磐梯町では、これまでに鳥獣害対策に関心のある人を地域おこし協力隊として4名の方を採用し、鳥獣害対策に取り組んでいただいています。業務の中で、狩猟免許を取得するための研修の受講や、鳥獣害対策や活用に取り組む先進地等への視察研修も可能ですので、未経験でも鳥獣害対策にチャレンジできる環境があります。

電気柵の設置
田んぼに現れたクマ

未経験でもOK!〜住民も獣も安心して暮らせる里山づくりにチャレンジしよう〜

■求める人材像・スキル ・鳥獣害対策を通じて、住民も獣も安心して暮らせる里山づくりに関心を持っていただき、地域住民の皆さん等とコミュニケーションを図ってくださる方 ・専門的知識や狩猟免許を有する方であればなお歓迎 ・未経験でも下記のサポートを通じて、キャリアづくりをサポートします!

■サポート ・地元の猟友会に所属していただきます。 ・ベテランの猟師の方からノウハウを学んでいただくことができます。 ・狩猟免許の取得に向けても、研修会の参加なども調整します。

■協力隊員卒業後のキャリア 磐梯町の鳥獣対策専門員として引き続きプロジェクトに携わっていただくことも可能です。

■卒業後のキャリアを考える上で重要なこと 福島県は、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、野生鳥獣肉の出荷制限がかかっています。 これまでに受け入れた4名のうち、現在は2名が卒業し、1名は卒業後に磐梯町職員として就職し、1名は福島県内でその経験が活かせる環境関係の仕事に就職しています。 残りの2名は現役協力隊員として活躍しています。そのうち、現役隊員の大和さんは今年度で卒業予定。卒業後に、磐梯町で鳥獣害対策の仕事をしていくことは難しいため、現在福島県内でこれまでの経験を活かし、環境教育等に関われる仕事に就きたいと準備を進めています。

■先輩協力隊員の大和さんからのメッセージ 「入ったばかりの頃は、協力隊の制度の認知度も低く、役場も協力隊も手探りだったところもありますが、現在はだいぶ風通しが良くなり、活動しやすくなったと感じています。担当課長も親身になってくださり、研修等に行くことも相談しやすい環境です。 山や自然が好きで、地域の暮らしを体験しながら、鳥獣害対策の現場に関わってみたい方にはおすすめですが、福島県では野生鳥獣肉の出荷制限がかかっているため、磐梯町で鳥獣害対策に関わる仕事をつくることは本当に難しいと感じています。 磐梯町、会津地域が好きなので、会津地域に居住しながら環境教育系の仕事に就きたいと準備を進めていますが、磐梯町にも引き続き関わりたいと思っています。一緒に活動してきた地域の皆さんは「磐梯町にいてくれたら嬉しいけど、自分のやりたいことをやった方が良いよ」と背中を押してくださるので、とてもありがたいです。

鳥獣害対策を担う地域おこし協力隊の大和さん(右)

求人詳細

■プロジェクト内容 ・有害鳥獣被害対策  (ツキノワグマ、イノシシ、ニホンジカ等)   被害対策活動の計画・実施・指導等   電気柵の設置及び指導   里山の整備・管理 など ・有害狩猟鳥獣捕獲隊における活動(巡回、わな設置や捕獲活動) ・捕獲個体の利活用、体験イベントの企画

■期待する効果 ・鳥獣害の被害を少なくすること ・獣と人が共生できる環境づくり ・鳥獣を活用した産業活性などの提案など

【応募について】

1 募集期間 令和6年11月18日(月)〜令和7年2月14日(金) ※メールないし郵送にて応募。郵送の場合は、当日消印有効とします。 ※選考は順次行います。採用が決まったプロジェクトから募集は終了しますので、お早めにご検討ください。

2 提出書類 ○磐梯町地域おこし協力隊員応募用紙 「応募用紙」のリンクからダウンロードしてください。 ○履歴書(市販のもの。直筆及び要写真貼付) ○住民票

3 選考方法 ○1次選考:オンライン面談 ※行政経営課にてオンライン面談(Teams)を行います。 ○2次選考:磐梯町役場面接試験 ※2次選考の日時、場所は1次選考合格者に通知します。 ※結果は2次選考受験者全員に文書で通知します。 ○その他 ※応募に係る費用(書類申請、面接試験に伴う交通費等)は全て応募者の負担となります。

【募集概要】 ・応募条件 ①申込時点で、3大都市圏または地方都市等(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)に在住し、採用後に磐梯町に住民票を異動し、居住できる方 ②磐梯町に1年以上居住する意向のある方 ③心身ともに健康で誠実に業務を行うことができる方 ④普通自動車運転免許を有し、日常的な運転に支障のない方(AT限定可) ⑤過疎地域の活性化に意欲があり、地域住民とともに活動ができる方 ⑥パソコン(ワード、エクセルなど)の一般的な操作ができる方 ⑦活動期間終了後に磐梯町において起業や就業をし、定住してもいいと考えている方 ※地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格条項に該当しない方

・雇用条件 1 勤務時間 週5日(月曜日〜金曜日) 8時30分〜16時30分 -ただし、活動内容によっては勤務日・勤務時間外に勤務していただく場合もあり、その際は勤務時間に振替えします。   2 身分・任用期間 ①パートタイム会計年度任用職員 ②任用日から令和8年3月31日まで -ただし、町が認めた場合は1年ごとに任用期間を延長し、最長3年まで延長可能。

3 賃金等 200,000円/月 -基本月額から所得税、社会保険料等が控除 -町規定に準じて手当あり  初年度採用で6月102,000円、12月340,000円(勤勉手当)  2年目から340,000円(年2回:6月、12月) そのほか通勤手当、出張・研修旅費を別途支給。

4 福利厚生 共済組合(健康保険)、厚生年金、雇用保険等に加入

5 住居 任用期間における住居は、町が町内に用意し、家賃は町が負担。 賃貸物件を契約する場合は、予算の範囲内で賃料は全額支援します。 -住居に係る光熱水道費は自己負担となります。 -転居に係る旅費や経費は自己負担となります。 -生活に係る消耗品費は自己負担となります。

6 休暇 ①原則、土曜日、日曜日、国民の祝日、12月29日から1月3日まで間 -勤務の都合で休日を振り替えることもあります。 ②年次有給休暇 1年目:10日(4月1日任用の場合)、2年目:11日、3年目:12日 ③特別休暇 夏季休暇:7~9月までに間で3日間など

7 自動車等 必要に応じ雇用期間中における勤務時間内の移動手段として、公用車(燃料代を含む。)を町で用意。 (なお、私用利用ができないため、生活や通勤の移動手段として、自家用車は不可欠)

8 その他 副業OK(事前に町の許可が必要) PCの貸与あり(ただし、勤務場所での使用に限る)

磐梯町

このプロジェクトの地域

福島県

磐梯町

人口 0.33万人

磐梯町地域おこし協力隊採用事務局が紹介する磐梯町ってこんなところ!

磐梯町は、福島県会津盆地北東部に位置し、磐梯朝日国立公園内の磐梯山や厩岳山・猫魔ケ岳等を北限として、南限は猪苗代湖を水源とする一級河川日橋川が流れています。 町土の約6割は森林で占め、山々の南山麓を扇状に広がる丘陵地や山麓の湧水を水源とする一級河川の大谷川に沿って、農用地や居住地を構成している農山村地帯であり、山紫水明な地域です。

磐梯町は「自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり」を総合計画のビジョンとして掲げ、「未来へ繋がるまちづくり」、「やりがいのある仕事づくり」、「充実した暮らしづくり」、「共創協働のまちづくり」を実現していくことを展望に掲げています。 また、地域で稼ぐ人材や産業を育てる仕組みをつくるべく、2021年6月にばんだい振興公社を立ち上げ、地域の生産者や事業者と連携したふるさと納税の推進、「愛着人口」をキーワードに様々なプロジェクトにチャレンジしています。

このプロジェクトの作成者

ばんだい振興公社は、行政と連携する公益的民間組織です。 磐梯町が掲げる「自分たちの子や孫が暮らし続けたい魅力あるまち」というビジョンを共に実現すべく、産業の振興と愛着人口*の拡大による地域経済の活性化を促進し、地域への還元・還流を繰り返しながら豊かな地域社会の実現を目指します。

ふるさと納税による寄附を募りながら、町内事業者が生産・製造する地場産品の魅力発信・商品開発等のマーケティング業務、受注管理、そして寄附金により実現した事業の発信等を行っています。 また、地域内の人材育成等も担当しています。

*愛着人口とは・・・ 磐梯町への来訪等の有無や町民であるかを問わず、磐梯町に対して好意を持ったり、温もりを感じたり、愛しんだりといった気持ちをもつ人をいう。