人口が増え続けるまち。移住支援と空き家バンクを軸に、温故知新でまちを融和する協力隊

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2024/12/18

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2024/12/17

長野県の東信エリア、浅間山(あさまやま)の麓に位置する御代田町(みよたまち)は、国内有数のリゾート地・軽井沢町や、移住人気が高まる佐久市(さくし)、小諸市(こもろし)などに隣接する高原の町です。近年は、心地の良い自然環境と利便性の良さなどから子育て世代の移住人気も高く、1956年の町制施工時におよそ8千人だった人口は、もうすぐ1万7千人に到達すると予想されています。

今回は、そんな勢いのある御代田町から、2名の地域おこし協力隊の募集です。

ミッションは、移住者や移住希望者への発信やサポートと、空き家の掘り起こしやマッチングを行う空き家バンクの運営業務。それぞれに分担して取り組むというよりは、空き家バンクと移住支援を軸にさまざまなコミュニティを横断し、人と人、場、活動をつないで、御代田町の暮らしをより充実させるための協力隊です。

移住支援や空き家の活用を通じ、より住みやすく選ばれる町へ

【御代田町の移住者支援について】 御代田町への移住は多く、役場で働く職員も半分近くが町外出身者です。もとは1956年に3つの村が合併してできた町ですが、ミネベアミツミやシチズンマシナリーなど町内企業の発展にともなって人口が増加してきました。さらに、これまでゆるやかに増え続けていた人口は、コロナ禍を経て激増。現在は、年間200人前後の人口増加を記録しています。

地方の過疎化が課題となるなかなぜ御代田町では移住者が増え続けているのか、その要因はリモートワークの推進が背景にあります。“場所を問わず働けるなら、もっと自然豊かな田舎で暮らそう”という、首都圏の在住者が多く、都内までは、電車と新幹線を乗り継いで1時間半ほどでアクセスでき、保育園や小・中学校など、子育ての環境も整っています。役場の窓口には、今も継続して月5件以上の移住相談が来ています。

現状は、“とにかく来た相談に応える”のが精一杯。地域内のコミュニティとも、まだまだうまく連携できていないのが課題です。今後は、移住を希望する人や移住をしてきた人たちが理想の暮らしを実現できるよう、人員を増やして暮らしや住宅の支援を手厚くしていこうと考えています。

【御代田町の空き家バンク事業について】 御代田町の空き家バンクの立ち上げは2015年。空き家バンクができたばかりの頃は、世間的に“安値で古い田舎の民家が募集されている”というイメージが先行していて、掲載に抵抗のあるオーナー様も多かったように思います。“西軽井沢”という御代田エリアのブランドを守りながら、空き家バンクが機能できるよう、不動産事業者の皆さんと一緒に前に進んできました。

現在の町内の空き家率は2015年時点で3.3%。数字で見ると少なく感じますが、空き家は確かに存在しています。空き家バンクの運営も形は整ってきましたが、登録物件が少ないためニーズに応えきれていない現状があり、今後しっかり機能させていきたいと考えています。

町内には新築の住宅もアパートも多数建っていますが、特に子育て世代からは、“戸建ての賃貸があるなら、まずはそこに住んで考えたい”という声も聞かれます。空き家を活用することでそうしたニーズにも応えていきたいところです。

2025年度には町で大規模な空き家調査を予定しています。そこをきっかけに物件調査や資料づくり、空き家バンクへの登録、契約成立後の暮らしのサポートなど、積み上げてきたノウハウを引き継ぎ、継続的な空き家バンクの運営体制を整えるため、協力隊の募集を行うこととしました。

協力隊の所属先となる企画財政課の中間と小栁
御代田町の空き家バンクホームページ

好奇心と愛され力を武器に、地域をつなぐ協力隊に期待

今回募集をする地域おこし協力隊は2名。移住・定住と、空き家対策のミッションを軸に、役場や地域のプレイヤーと協力し合いながら、チームで事業を進めていく想定をしています。自ら地域に飛び込み、地域に点在しているコミュニティの中継ぎ役として活躍頂きたいと考えています。

物件の案内・立会いなどは休日に動くこともあり、町や県が参加する移住関連イベントへの出展では、自身が県外に出る機会もあるこの仕事。地域でコミュニティを横断するような企画は、半分遊び、半分仕事のような側面もあり、フットワークの軽さが求められます。そうした付き合いも前向きに捉え飛び込める方が地域の人に愛され、必要な存在になっていくと思います。

卒業後の進路については、例えば不動産屋として独立したり、既存の企業に就職するなど、さまざまなケースが想定されます。御代田町の暮らしに興味があり、町の人を知ってから仕事を決めたい人や、移住を期に地域の仕事にチャレンジしたい人も歓迎です。

移住人気で人が増え、今この瞬間も、どこかで新しいモノゴトが生まれ続けている御代田町。これまでの暮らしや町の歴史を学びながら、既存のコミュニティと新たな文化を融合させていくような、好奇心いっぱいの協力隊を待っています。

<こんな方に来てほしい!> ・御代田町に興味を持って、自ら文化や歴史を探究できる方 ・様々なコミュニティのつなぎ役となれる方 ・地域住民と協力し、地域の活性化に意欲的に取り組むとともに、誠実に業務を遂行できる方 ・パソコンの一般的な操作及びインスタグラムやフェイスブック等SNSの活用ができる方 ・普通自動車運転免許を有し、運転が可能な方 ・土日及び祝日の行事参加や夜間の会議への出席など、不規則な職務に対応できる方 ・任期終了後も御代田町に定住する意向のある方

地域の人と関わることが好きな方募集!

報酬:185,000円/月 (別途、年2回の期末・勤勉手当あり) 勤務時間:8:30~17:00(うち休憩1時間) 活動日数:原則、月曜日から金曜日のうち週4日(30時間) 休日・休暇:土曜日、日曜日、祝日、年末年始、月~金曜日のうち1日       年次休暇、有給休暇、無給休暇 兼業:可 社会保険 ・健康保険(共済保険) ・厚生年金保険加入 ・雇用保険加入 ・非常勤職員等公務災害補償加入 ※報酬から掛け金が控除されます。 住居:希望する住居を町で借り上げ、家賃は予算の範囲内で町が負担し、それ以上は自己負担となります。

▼詳しくはこちらをご覧ください▼ https://www.town.miyota.nagano.jp/category/kyouryokutai/167995.html

長野県御代田町

このプロジェクトの地域

長野県

御代田町

人口 1.56万人

御代田町 地域おこし協力隊募集が紹介する御代田町ってこんなところ!

長野県の東信エリア、浅間山(あさまやま)の麓に位置する御代田町(みよたまち)は、国内有数のリゾート地・軽井沢町や、移住人気が高まる佐久市(さくし)、小諸市(こもろし)などに隣接する高原の町です。近年は、心地の良い自然環境と利便性の良さなどから子育て世代の移住人気も高く、1956年の町制施工時におよそ8千人だった人口は、もうすぐ1万7千人に到達すると予想されています。

このプロジェクトの作成者

長野県御代田町は雄大な浅間山の南麓に広がる高原のまちです。冷涼な気候を活用した高原野菜の栽培と精密機械工業が主な産業です。近隣には上信越自動車道のICや北陸新幹線の駅があり首都圏へのアクセスも良好です。 交通の利便性もあり、近年移住先として選ばれる方が増え、人口は増加しております。しかし、人口減少や高齢化の進展の影響が全く関係ないわけではありません。今後も持続的な町であるために、移住促進の取り組みを進めています。