やっぱり宿毛市が好き！ 地元への愛を胸にUターン組が活躍中！

■お二人はどのようなきっかけで宿毛市にUターンされたのですか？ 竹村さん：私は進学のため宿毛市を出たのですが、就職を機にUターンしてきました。学生の頃から「宿毛市に戻りたい」という気持ちはずっと変わらず持っていました。地元の水や食材の美味しさ、川や海の美しさと空の綺麗さ、そして人の面白さ、温かさのあるこの地域の「家族や友人の近くにいたい」という思いがあり、Uターンすることを決めていました。

西尾さん：私も大学進学のタイミングで宿毛市を出て、その後は東京で生活していました。上京の際にも、いずれは戻ってこようと考えていましたが、“東日本大震災”をきっかけに本格的にUターンを考えるようになりました。東京での生活も気に入っていたのですが、離れて生活したことで生まれ育った故郷への思いが強くなったのが決め手ですね。

■まさに“地元愛”ですね！Uターンされた今、どのような活動をされているのですか？ 竹村さん：現在は、「一般財団法人 みんなでつくる まちづくり財団HATA！（略称：まちづくり財団HATA！）」の代表理事として活動しています。まちづくり財団HATA！は、「“みんなでつくる”コミュニティ財団」をテーマに、高知県幡多地域（三原村・大月町・黒潮町・土佐清水市・宿毛市・四万十市）をエリアとして活動する団体です。2021年に設立準備委員会からスタートしましたが、幡多地域内外の403名の皆様からご寄与をお預かりし2024年4月に財団として立ち上がりました。今年度は財団初の助成として、4団体のプロジェクトを支援しています。フリースクールの設立に向けたプロジェクトや、地元の高校生が進める幡多地域の魅力発信プロジェクトなど、地域のチャレンジャーの想いを形にできるよう日々奮闘中です。

西尾さん：私は「宿毛まちのえき林邸」に併設されているカフェの店長として、立ち上げ当初から働いています。現在、林邸カフェでは宿毛市の魅力を詰め込んだフード・コーヒー・生活雑貨などを販売しており、地元の方々や観光客が集う宿毛市の交流拠点になっています。定期的に新メニューを開発したり、カフェ主催のイベントを開催したりと、年々バージョンアップしていますよ！

■今後の目標についても教えてください！ 竹村さん：今後、まちづくり財団HATA！による助成プロジェクトを増やすことを目標に、地域の皆様への働きかけを強化していきたいと思っています。現在助成しているプロジェクトは４つですが、今後はさらに増やしていき、「地元のために頑張っている人がいるな」「次は私も挑戦してみようかな」とチャレンジャーたちの良い連鎖が生まれることを願っています。何かしたいという想いを持っている方の“はじめの一歩”としてまちづくり財団HATA！を使っていただき、それをきっかけに各々が自走していくことが最終の目標です。 私自身もいちチャレンジャーという意識を忘れずにこれからもいろいろなことに挑戦していきたいです！

西尾さん：林邸カフェは、地域を盛り上げるための拠点となるような場所です。まちづくり財団HATA！の事務所も林邸カフェ内にあります。カフェでのご利用はもちろん、「自分で新しく何かをはじめたい」「地域のために何かしたい」という方は気軽に来ていただけたら嬉しいです。また、進学や就職で宿毛市を出られた方も多いと思いますが、やっぱり宿毛市は良いところですよ。林邸を拠点の１つとして、勢いが増している今の宿毛市を是非見に来ていただきいです！

林邸ではいろいろなイベントやコラボ企画を開催中です！「面白そう！」「何か一緒にやってみたい！」などといった方はぜひ「興味ある」ボタンを押してくださいね★