
”登ろう!!”鈴鹿10座「釈迦ケ岳」 ≪滋賀県東近江市≫
公開日:2026/02/03 07:00
釈迦ケ岳は、竜ヶ岳から御在所岳に至る長い滋賀・三重県境稜線上にあり、銚子ヶ口や雨乞岳からは、その秀麗な姿を見ることができます。東近江市側からの登山道となる八風街道は、山越え商人が八風峠を越えて伊勢との交易をおこなった古道であり、八風谷の美しい渓谷を眺めながら登ると、鳥居の立つ八風峠に至ることができます。県境稜線は風化した花崗岩がアルペン的な雰囲気を醸し出し、眼下には伊勢湾も眺めることができます。また、ツツジ科のシロヤシオやベニドウダンなど様々な花をめでながら稜線漫歩も楽しめます。 釈迦が岳の名称は、山の姿か釈迦の寝姿に似ているからという説があり、近くには仙香谷など仏教との関わりを示唆するような地名もみられます。旧永源寺町の民話など集めた『小椋の山里』には釈迦ケ岳に隠棲する聖人を山伏が訪ねる「千本杉」という話が紹介されており、仏教などの修行の場になっていたといわれています。
釈迦ケ岳登山コース(八風谷橋~八風峠~釈迦ヶ岳)
国道421号の石榑トンネルの手前にある八風谷橋の東側から車道が山に入っており、ここから登っていきます。(八風谷橋からの車道には車止めがしてあり、自家用車等の通行はできません。)車道を進むと八風谷を渡る橋があり、上流側には大きな鋼製ダムが見えます。車道をさらに登っていくと、左側に標識があるので見逃さないように注意してください。ここが八風谷登山口になります。最初に支流を渡渉し、続いて八風谷の本流を渡ります。ここから八風谷に沿った登山道を歩いていくと、谷の方からはカジカの鳴き声が聞こえてきます。まもなくスマイバ谷からセンコウ谷、赤坂谷に至る方面との分岐を示す標識があり、ここは八風谷に沿った道を直進します。やがて人工林がすくなくなり、アカマツ、モミ、コナラ、ハウチワカエデなどの明るい林に変わっていきます。谷を覗くと花崗岩の小さな滝も見られ、ミソサザイの賑やかなさえずりも聞こえてきます。渡渉を何度か繰り返し、アスナロの濃い緑も見られるようになってきます。やがて傾斜が急になってきて、荒れた谷の源頭を右側へ巻いていくと、古道らしい雰囲気のする峠道になります。ブナ、ミズナラ、アズキナシ、シャクナゲに交じってシロヤシオが増えてきて、花崗岩のざらざらした急坂を登り詰める尾根に出ます。ここを右折して少し進んだところが、八風峠になります。峠には鳥居と八風大明神の石碑が立ち、伊勢側の展望も開けており、休憩には最適な場所になります。ここからはアルペン的な雰囲気のする稜線にアセビ、シロヤシオ、ハナヒリノキなどの中低木が茂り、展望の良い縦走路を気分良く歩いていきます。後方に竜ヶ岳、右方に雨乞岳や銚子ヶ口が見えるポイントを過ぎると、すぐに中峠に着きます。中峠から少し登って仙香山、そこから下って南峠と、コース上のポイントを小刻みに過ぎていきます。見晴らしの良い稜線を十分に楽しむと、やがて樹林帯に入り、傾斜も徐々に増してくると、右側にブナ林が現れてきます。ここからさらに急な道を上っていくと、釈迦ヶ岳の山頂に着きます。


歴史ロマンの道を辿れば、伊勢湾を望む山稜へ!
八風街道は、鎌倉、室町の頃から山越商人が八風峠を越えて、伊勢、東海方面との交易を行った古道であり、峠には鳥居と「八風大明神」の石碑があり「小椋の山里」掲載されています。「八風峠の山あらし」という民話は、この峠を越えるときに瀬戸物を割って破片を投げ捨てると暴風雨が吹き荒れるという話が伝わっています。滋賀県側からの登山道は、歴史や文化の香りが高い八風街道を登っていきます。八風峠から少し足を延ばすと、三池岳の近くにはお菊さんの伝説が残るお菊池もあります。峠に出ると、花崗岩が風化したアルペン的な風景が続きシロヤシオやベニドウダンなどの花を楽しむこともできます。多様な植生、花崗岩の美しい渓谷、稜線のアルペン的な雰囲気、古い街道の歴史など、さまざまな要素が詰まった贅沢な旅を楽しむことができる山です。


このプロジェクトの地域

東近江市
人口 11.03万人

東近江市企画課が紹介する東近江市ってこんなところ!
東近江市は、滋賀県の南東部に位置し、面積は県内で5番目に大きな市です。 地形は東西に細長く、東には御池岳から御在所岳につながる1,200m級の鈴鹿山脈、 西には琵琶湖があり、市域の中央には愛知川、南西部には日野川が流れています。 この両川の流域には平地や丘陵地が広がり、緑豊かな田園地帯を形成しています。 更に地域内には箕作山や繖山などが点在し、豊かな自然に恵まれています。 年平均気温は約15度、年間降水量は約1,440mmで、全般的には穏やかな気候風土に 恵まれています。 鈴鹿山脈源流とした大小の河川が肥沃な大地を育み、本市は近畿最大の耕作面積を 誇ります。古くから湖面の主要産地であり「近江米」「近江牛」「政所茶」といった ブランドの産地としても知られています。また、野菜や果物の生産・販売も盛んに 行われており、畜産業、漁業、林業の振興にも力を入れています。
このプロジェクトの作成者
「うるおいとにぎわいのまち東近江市」 東近江市は、滋賀県の南東部に位置しています。
〇「森里川湖の自然」 東に鈴鹿山系、西に琵琶湖を有しており、 多様な自然を楽しむことができます。 〇「おいしい近江米の産地」 耕地面積、米産出額ともに「近畿1位」です。 〇「製造業が盛んなまち」 関西圏と中部圏の中間である地理的優位性を 活か し、多数の企業が進出しています。 〇「千年を超える歴史、文化、伝統」 本市の歴史は、縄文の昔に始まり万葉集に詠わ れ、木地師やガリ版印刷等のものづくり文化・ 伝統が現代まで大切に育まれてきました。
「東近江市で生まれ、育ち、生涯を通じてこのまちで 満足のできる人生を過ごしている」と実感できるまちを 目指しています!
企画課では、定住移住の相談窓口として、 日々移住希望者からの相談を受け付けています。 移住に関して些細なことでもお気軽にご相談ください。

















