
【滋賀県長浜市のお寺紹介】鶏足寺【新緑の季節も森林浴を楽しめる】
公開日:2025/05/11 23:48
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2025/05/19「興味ある」が押されました!
2025/05/19鶏足寺(けいそくじ)は、滋賀県長浜市木之本町古橋にある真言宗豊山派の寺院です。 紅葉の名所としてとても有名なお寺ですが、今回は新緑の季節(5月~6月頃)の魅力を紹介します。
鶏足寺(けいそくじ)の歴史と背景
【創建と再興】 735年に行基によって開基され、かつては山岳仏教の聖地として栄えた己高山の中心寺院・観音寺の別院の一つでした。 一度荒廃しましたが、799年に最澄により天台宗の寺院として再興され、後に真言宗に改宗されました。 室町時代には僧坊120を擁する大寺院で、湖北仏教文化圏の中核として隆盛を極め、小谷城主・浅井家三代や豊臣家の祈願所ともなりました。
【衰退と現状】 江戸時代以降、地理的条件や歴史的変遷により衰退し、1933年(昭和8年)に本堂が焼失。 現在、伽藍は残っておりませんが、境内だった敷地内を歩くと「○○跡」と石碑が複数立っており、最盛期はとても大規模なお寺だったことが伺い知れます。 仏像などの文化財は山麓の己高閣(ここうかく)や世代閣(よしろかく)に安置されています。
新緑の鶏足寺の魅力
鶏足寺は、滋賀県随一の紅葉スポットとして知られています。 では、今の新緑の季節はどうなんだろう?ということで行ってみました。
【鮮やかな緑のトンネル】 鶏足寺の参道には、モミジやカエデの古木がずらっと並んでいます。 紅葉の赤とは違って、新緑の時期はキラキラした若葉が陽光に輝いて、まるで緑のトンネルみたいでした! 石段や苔むした石垣と相まって、まるでジブリの世界に迷い込んだような幻想的な景色が広がっていました。 風がそよそよ吹くと、葉っぱが揺れて光がチラチラ反射するのもきれいでした。
【静かな森林浴スポット】 紅葉シーズンは観光客で大変賑わうそうですが、新緑の時期は比較的静かでした。 己高山の自然に囲まれて、鳥のさえずりや葉擦れの音を聞きながらゆっくり歩けちゃいます! 参道を登るだけで、日常のストレスがふわっと溶けていくようなリフレッシュ感が味わえました。 空気も澄んでて、深呼吸するとほんと気持ちいい♪
【青紅葉の美しさ】 モミジの新緑は「青紅葉」と呼ばれることもあって、透明感のある緑が特徴です。 紅葉の華やかさとは対照的に、爽やかで優しい色合いが心を落ち着けてくれる。 特に夕方の柔らかい光の中で見ると、葉っぱ一枚一枚が輝いてて、めっちゃフォトジェニック! 写真好きにはたまらない瞬間だと思います。
【歴史と自然のハーモニー】 鶏足寺は廃寺ですが、歴史の名残が感じられる石垣や参道が新緑に映えます。 古いお寺の雰囲気と若々しい緑のコントラストが、なんだかタイムスリップしたみたいな気分にさせてくれます。 静かに散策しながら、目を閉じて深呼吸して、昔ここで祈りを捧げた人たちのことを想像するのも楽しいと思います!
もののけ姫のような世界観を散策してみたい方は是非! 新緑の鶏足寺、おすすめです。


周辺の観光スポット
【己高閣・世代閣】 鶏足寺の十一面観音をはじめとした仏像拝観が可能です。
【石道寺】 鶏足寺と並ぶ紅葉の名所で、歴史の小径(遊歩道)で繋がっています。
【つるやパン】 木ノ本駅近くの名店で、サラダパンやサンドウィッチが人気。鶏足寺観光のついでに立ち寄るのに最適です。
このプロジェクトの地域

長浜市
人口 11.02万人
長浜市地域おこし協力隊が紹介する長浜市ってこんなところ!
滋賀県長浜市は、琵琶湖の北東部に位置し、自然と歴史が調和した暮らしやすい街です。豊かな自然環境に恵まれ、四季折々の風景や新鮮な湖の幸が楽しめます。 市内には、黒壁スクエアをはじめとする歴史的な街並みや、長浜城などの文化財が点在し、観光地としても魅力満載です。
生活面では、JR北陸本線や国道8号線により、大津や京都へのアクセスが良好で、通勤・通学も便利です。 スーパーや病院、子育て支援施設も充実しており、ファミリー層にも安心の環境です。 地元の商店街や直売所では、新鮮な野菜や地元産の食材が手軽に手に入り、食卓を彩ります。また、長浜曳山祭りなどの伝統行事もあります。
長浜市は、都市の利便性と田舎の穏やかさを兼ね備え、ゆったりとした時間が流れる場所です。 自然の中で子育てをしたい人、歴史や文化に触れながら暮らしたい人にぴったりの、心地よい生活が叶う街だと思います。
このプロジェクトの作成者
2025年4月より地域おこし協力隊として長浜市にお世話になることになりました。皆さんよろしくお願いします♪
これまでに紹介した場所一覧です😊 https://smout.jp/scoutees/117725#project