100年の時を刻んだ年輪は「熊野の木」の証。お客様にとことん向き合い全国の設計事務所や工務店と連携。移住者も多数働く製材現場体験プロジェクト
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開催日:2020/11/01
終了日:2021/01/31

100年の時を刻んだ年輪は「熊野の木」の証。お客様にとことん向き合い全国の設計事務所や工務店と連携。移住者も多数働く製材現場体験プロジェクト

世界遺産熊野古道や日本一長いの砂礫海岸「七里御浜」、幾重にもなる田園が幻想的な「丸山千枚田」など大自然と共生する町、三重県熊野市。鹿児島県の屋久島同様に雨のよく降る地域では鎌倉時代頃から林業がとても盛んで、人々の暮らしを支え続けてきました。

野地木材工業は、良質な「熊野の木」を最大限にいかせるものづくりとして、加工・塗装・設計といった一貫生産をしながら地域に根ざした製材会社です。100年かけて育てた大切な「熊野の木」を、お客様の暮らしに寄り添いお届けしています。

今回、研修に参加いただいた方にも、製材や熊野の魅力を見て・触って・体験していただきます。林業・製材業界では年々、高齢化が進み、野地木材工業の職人たちも世代交代の時期に差し掛かっています。研修を通して、製材業や「熊野の木」、私たちの暮らす熊野への興味関心を高めていただけたら、近い将来に今度は仲間としてのお会いすることができたらという期待も持っています。

熊野の木っておもしろい!製材や熊野の魅力を見て・触って・体感。

現在、日本の木は世界一安い値段になっているのをご存知でしょうか?

明治時代まで、木は主に人々の暮らしを支える燃料としての役割を担っていましたが、当時から「熊野の木」は建築材や樽を作る材料として使われてきました。80年〜100年という時間をかけて育て伐採する長伐期で育てられた木が織りなす山々は、熊野地域の特徴です。長い期間と人の手をしっかり管理された木は緻密な年輪を刻み、美しく丈夫に育ちます。

昭和初期の戦時中にはエネルギー確保のため、日本全国の山々は建築用木材も含めて刈り尽くされていきました。そして戦後、高度経済成長期に大規模な植樹が実施されます。その木が育った状態が今です。

しかし、植樹された木が育ち今に至るまでの間には、国産木材の不足によって海外産木材の輸入も進んでいくことに。次第に国産木材を使った和風建築は減っていき、建築様式も変わっていきました。

その結果、国内において行き場をなくした木は、輸出やバイオマス発電などで使用される一方で価格は下落。建築用材として使われるものも叩き売られる状態となり「日本の木は世界一安い値段」となってしまったのです。

100年かけて育てた大切な「熊野の木」。これからの未来に引き継いでいきたい。

そのために私たち野地木材工業は、
・「熊野の木」を求めていただくため、お客様の声やご要望にお応えするための仕組みづくり
・「熊野の木」をより身近に感じていただく機会の創出
に取り組んでいます。

もしあなたが家を建てるとすると、どんなことを考えるでしょうか?間取りやキッチン、証明や家具など色々と思い描かれることでしょう。

では、「木」に関してはどうでしょう?おそらく、どこの木を使おうかな?と考えを巡らせられる方は1,000人に1人もいらっしゃらないと思います。

現時点において、木を選んでいるのは実際に家を建てられるお客様ではありません。お客様でないのであれば誰なのか?その答えは設計事務所や工務店、ハウスメーカーです。

ただ安ければよいという考えではなく、「熊野の木」を深く知っていただき、お客様の家に取り入れていただくことで暮らしを豊かにできる、そう共感していただけるパートナーたちと私たちは仕事をしています。

100年かけて育てた「熊野の木」をこれからも大切にしていきたい。

100年かけて育てた「熊野の木」をこれからも大切にしていきたい。

「熊野の木」を肌で体感してみませんか?

「熊野の木」を肌で体感してみませんか?

林業・製材業のこれからを一緒に思い描いてくれる方を大募集!

野地木材工業では一般のお客様や子どもたちに工場や熊野を案内させていただく「のじもくツアー」を開催しています。木のよさ、熊野のよさを実際に肌で触れて体感していただくツアーとして大変ご好評をいただいています。将来的には「のじもくツアー」に参加いただいたお客様が家を建てる際に「木」に対して考えを巡らえていただけるきっかけづくりとなればという思いもあります。

プロジェクト募集を通じ、野地木材工業では下記のような方とお会いできることを楽しみにしています。

・製材の仕事に関心のある人
・地方での働き方や持続可能性に関心のある人
・新たな組み合わせなど、製材業の可能性を共に考えたい人

約100年かけて育った良質な「熊野の木」をお客様の暮らしにお届けするために、
のじもくでは「木」と「お客様のご要望」に向き合い続けてきました。

林業・製材業のこれからを一緒に思い描いてみませんか?

これからの製材業の可能性を共に考えましょう。

これからの製材業の可能性を共に考えましょう。

野地木材工業の専務取締役・野地 伸卓氏。

野地木材工業の専務取締役・野地 伸卓氏。

インターンとしても参加可!林業・製材業に興味がある高校生・大学生・社会人を募集!

本プロジェクトを通じ、下記のような体験がしてみたい!という方はお気軽に「興味ある」「応募したい」のボタンをクリックください!

・製材業の現場を体験できます。
・加工・塗装・設計など、製材の一貫生産からエンドユーザーまで届く具体的な流れを理解できます。
・顧客・自然・地域との関わり方、これからの製材業の在り方を国内だけでなくグローバルな視点から考えるきっかけを得られます。

※プロジェクト参加者のタスクとメリット

 本プロジェクトは、「令和2年度農山漁村振興交付金人材発掘事業」の体験研修プログラムとして実施されるため、参加者の方には日報・報告書の作成や、キャリアカウンセリングの受講などをお願いする一方、農山漁村での活動期間中の奨励金の支給や、農山漁村までの交通費補助(上限あり)の支給を行う予定です。

 またプロジェクト期間の前後を通じて、受け入れ団体や地域のことをよく知っているコーディネーターが、みなさんを伴走支援しますので、地域のこと・しごとのこと・その他なんでも相談してください。詳しくは、プロジェクト参画決定前のリモート面談の際にお知らせします。

※プロジェクト参画から終了後までの流れ

 SMOUTの画面で「応募したい」を押す
→事務局(★)からのスカウトメールを送付
→受け入れ団体などとのリモート面談の日程を決めて面談実施
→参画決定
→プロジェクト参加
→報告書の提出と、活動奨励金等の支給手続き
→プログラム終了後のコーディネーターによるフォローアップ
 
(★)事務局
 各地の受け入れ団体やコーディネーター、みなさんとのやり取りを担当します。
NPO法人プラットフォームあおもり(担当:米田)
https://smout.jp/scoutees/21147

普段見ることができない現場を体験できます。

普段見ることができない現場を体験できます。

NOZIMOKUに住む熊の妖精「のじもくま」のなべしきは人気商品です。

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イベント・ツアー内容

開催日程:2020年11月01日

所要時間:〜2021年2月上旬頃まで

費用:0円

定員:10 人

最小催行人数:1 人

集合場所:現地集合(野地木材工業株式会社)

解散場所:現地解散(野地木材工業株式会社)

スケジュール

【2泊3日】または【5泊6日】からお選びいただくことができ、両者でスケジュールは異なりますが、いずれも下記の体験を行うことができます。

1.工場での加工・製材業務
加工における補助や安全な製材作業をサポートいただきます。

2.生産管理業務
営業と製造の間をつなぐ担当者について、野地木材工業の業務全般を学び理解いただきます。

3.「のじもく」ツアー 案内業務
野地木材工業を見学されるお客様の案内をサポートいただきます。
※研修とツアー日が重なった場合に実施。

ご興味のある方はまずはお気軽に私、野地木材工業株式会社のコーディネーター「おうやま昇」までご連絡くださいませ。
野地木材工業との仲介となり、詳細をご説明いたします。
また、当プロジェクトの事務局である「NPO法人プラットフォームあおもり」にご連絡をいただいても結構です。詳細は前述の通りです。

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熊野市
おうやま 昇が紹介する熊野市ってこんなところ!

今回、体験を行なっていただく熊野市・尾鷲市は三重県南部に位置しています。

熊野市の人口は1.6万人強、尾鷲市は人口2万人弱と、両市あわせて住んでいる市民は5万人に満たず、決して大きいと言える街ではありません。

しかし、世界遺産の「熊野古道」や、日本最古の祭祀遺跡のひとつと言われる「花の窟神社」、昭和初期のモダン建築・登録有形文化財「土井見世邸」などをはじめとし、広大な海・大地の歴史と文化が現代にも脈々と受け継がれています。

また紀伊半島に面していることから、昔も今も豊かな水産資源で溢れています。足を運び、未来の林業・製材業界を考えるきっかけとなれば幸いです。

おうやま 昇
株式会社Dream3.0 代表取締役CEO
高専2年生の時にバックパッカーでヨーロッパを一周し、「行動」と「自己実現」の重要性を感じました。帰国後は、NPOや地域活動に積極的に取り組み、地元を盛り上げたいという気持ちが生まれました。 高専卒業後は地元のIT会社に就職するが、都市と地方の機会格差をなんとかしたいという想いが強くなり、昨年に起業の道を選びました。 好きな言葉は、「人・本・旅」です。
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