
キャリア・ライフの転機を迎えた人へ――「ありのまま」で働ける場所と出会える、石垣島就労体験
公開日:2025/11/25 00:00
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2025/11/27「興味ある」が押されました!
2025/11/26「東京で働く意味がわからなくなった」 そう語る大井川さんが、自分らしく生き直すために選んだのが石垣島での就労体験でした。
子育てが一段落した今だからこそ、自分の住みたいところでやりたいことを思いっきりやりたい、と彼女が選んだのが、放課後等デイサービスと就労継続支援B型事業所での“ダブル体験”。 発達特性のある子どもたちと遊び、利用者と一緒にアーサを洗い、お菓子箱を組み立てる日々は、自分の人生経験がまるごと活きる実感に満ちています。 「ここでは仮面をかぶらず、自分のままでいられる」。 移住を考えているけれど不安というあなたにこそ、この体験を知ってほしい。 大丈夫、島の人たちの優しさが、きっと背中を押してくれます。 と語る彼女の目は とてもイキイキしていました。
※今回の記事は「こたんと」を中心にご紹介しております。
放課後等デイサービス「こたんと」は、ココロとカラダを作る「食」を大切にして、「たのしく食べて、生きる力をつける」ことを目標にした療育プログラムを組み立てています。 子どもひとりひとりの個性に合わせながら、生活を楽しみ、創造力を養うお手伝いをしています。
いっしょに作る。いっしょに食べる。 コレもあり。アレもあり。 ひとりもいいけど、みんなといるのも楽しいよね。 みんなちがって、みんないい。
そんな交流を心がけている、子ども担当─「こ」ども「たんと」うです。
“放課後等デイサービス” とは 小学校1年生~高校3年生までの障がいのある子、発達に特性のある児童が、放課後や休日、夏休みなどの長期休暇に通うことのできる施設です。
子どもの生活力の向上を目的とした療育プログラムや集団活動を行います。 また、子どもの放課後の居場所やお友だちづくりの場にもなっています。
子ども本人だけでなく、障がいのある子の子育てに悩みを抱える親御さんの相談をうけるなど、家族支援も行なっています。
「東京を離れて気づいた“本当の自分”」
今回の就労体験を通じて石垣島に訪れたのは、50代女性の大井川さん。東京で30年以上働き、3人のお子さんを育て上げた後、コロナ禍を経てこう思うようになりました。
「東京にいる理由がなくなった。体が元気なうちに、人生を変えてみたい」。
その思いで決断したIターンの地が、石垣島。特にこの島にこだわっていたわけではないそうですが、たまたま見つけた求人、たまたま空いていた体験枠、すべての“たまたま”が重なって、「なんだか呼ばれたような気がした」と言います。
実際の体験先は、2カ所。1つ目は放課後等デイサービスで、発達障害のある子どもたちの送迎や宿題サポート、一緒に遊ぶなどの仕事。もう1つは、就労継続支援B型事業所で、アーサ(海藻)の洗浄や畑での農作業などに携わっています。
東京での子育てやシッター歴30年の経験がすべて生きる日々。そして何より、「自分が自分でいられる」安心感があったと語ります。
「東京では、仮面をかぶって、ずっと防護服を着て働いているようでした。でも今は違う。所長も利用者さんも、自然体で付き合ってくれる。この場所なら、素の自分でいていいんだと思えるんです」
驚くのは、給与などの条件だけでこの場所を選んだのではないこと。むしろ、今までにない「心の安定」こそが、彼女にとって最大の決め手だったと言います。
もちろん、すべてが順風満帆だったわけではありません。交通手段に不安を感じていたけれど、実際にはバスや自転車で十分生活可能だったこと、人間関係で同年代の友人を見つけるのが難しいという寂しさもあること——それでも、「細かいことを気にしない、島時間の中でおおらかに過ごせるようになった」と話してくれました。
「第2の人生、こんなふうに始められるなんて思わなかった」。
この体験を通じて、彼女は石垣島への就職を希望し、現在は正式採用に向けて準備中です。離島移住は大きな決断かもしれません。でも、大井川さんのように、「防護服を脱いで、自分らしく生き直したい」と願う人にとって、この体験はまさに人生の転機となるはずです。


「“ありのまま”で働きたい人へ」
石垣島での就労体験は、決して「特別なスキルがある人」だけのものではありません。むしろ、私たちが歓迎したいのは、こんな方です。
※今回は大井川さんの見学・体験をした、介護や福祉の事業所にフォーカスしております。
◆ 自分の人生経験を活かしたい人 子育て、介護、仕事――人生で積み上げてきたあらゆる経験が、この現場では生きてきます。特に今回の体験者である大井川さんは、ご自身のお子さんの発達障害への理解や30年にわたるシッター経験を、放課後等デイサービスでの仕事にそのまま活かしています。
◆「今の自分」に合った仕事を見つけたい人 東京時代のようにスーツを着て、仮面をかぶって働くことに疲れた方へ。石垣島の福祉事業所では、笑顔も、落ち込みも、素の自分でOKです。防護服を脱ぎ、肩の力を抜いて働きたい人にとって、ぴったりの場所がここにあります。
◆ 地域とのつながりを感じながら働きたい人 雨の日には、知らない人が「乗っていく?」と声をかけてくれる。そんな人の優しさに触れながら、少しずつ地域とつながっていく喜びを感じられる環境です。都会では得がたい「思いやりのある日常」が、ここにはあります。
◆ 新しいことを素直に楽しめる人 アーサの洗浄や箱の組み立て、畑作業——はじめは戸惑うかもしれません。でも、島の暮らしに興味があり、素直に「やってみよう」と思える方ならきっと大丈夫。慣れてくると、黙々と手を動かす時間が「自分と向き合う時間」になっていきます。
◆ 「暮らし方」を変えたいと思っている人 収入は東京より減るかもしれません。でも、ここでは映画館もスーツも必要ありません。自然の恵みや人との出会いが、「お金では買えない幸福」を教えてくれるでしょう。
50代、60代だからこそ、新しい人生を踏み出せる。その一歩を、石垣島から始めてみませんか?


このプロジェクトの地域

石垣市
人口 4.76万人
チャレンジ石垣島が紹介する石垣市ってこんなところ!
♦︎石垣島ってどんなところ? 沖縄県八重山諸島の主島である石垣島は、東京から約2,000km、飛行機で約3時間半の亜熱帯の楽園です。島全体が美しいサンゴ礁に囲まれ、透明度抜群の海には色鮮やかな熱帯魚やマンタが泳ぐ世界有数のダイビングスポット。 夜空は「星空保護区」に認定され、光害の少ない島だからこそ見られる満天の星空は、都会では味わえない感動をもたらします。グルメも充実!「石垣牛」は濃厚な味わいで人気を集め、新鮮な魚介類や南国フルーツも豊富です。 そして何より、この島の宝物は「人」。温かく、のんびりとした島の人々の人情は、訪れる人の心を包み込みます。「イチャリバチョーデー(一度会ったら兄弟)」という言葉のように、初めて会った人とも家族のように接する文化が今も息づいています。
このプロジェクトの作成者
コンセプトは、「島から、世界を面白く」 〜石垣島のコラボ&発信拠点〜
チャレンジ石垣島は、世界で働く人たちを受け入れるワーケーション施設であり、イベントスペースを設けた石垣島最大規模のテレワーク施設です。 島内外の地域や世代を超えた人々がつながって、島の魅力や新しい価値観に触れながら様々なプロジェクトにチャレンジできる、まさに沖縄のチャンプルー文化を体現する石垣島の発信拠点。 人と、島と、地域につながる日本最南端のイベント&コワーキングスペースです。


















