
FSC®森林認証の森を育て、暮らしを創る林業の後継者を育成『山守り後継隊』
最新情報
「興味ある」が押されました!
2025/12/03かつて、日本人の多くは農村に住み、暮らしの大部分を自分たちの手で作ってきました。
それから移り変わって現在、日常の暮らしは豊かに便利になった一方で、何か大事なものが私たちの手の中からこぼれてしまっている。そんな感覚を抱いている方も少なからずいるのではないでしょうか。
九州の山奥に位置する宮崎県諸塚村は、昔懐かしい暮らしの趣が今でも残っている村の一つです。
諸塚村では、『山と暮らす』を共通テーマに、活動を通して諸塚村の山々から学び、新たなものを創造し、それらを発信していく方を地域おこし協力隊として複数名募集します。
この記事では、『山守り後継隊』として、日本で初めて村ぐるみでFSC®森林認証を取得した森の持続可能な管理と、地域の林業に新しい風を吹き込む方を地域おこし協力隊として募集します。自然に囲まれた森での暮らし、林業のお仕事に興味がある方はぜひご覧ください。 性別は問わず、初心者でも大歓迎です。行政による手厚いサポートにより、一人前の「山師」になるまでの一緒に頑張りましょう!
【活動内容は複数選択OK】 山村では複業スタイルがスタンダード。たとえば役場職員が週末は山仕事をしたり、田んぼと椎茸生産の仕事を組み合わせたりと、村民の多くが複数の仕事を持っています。
これにならい、諸塚村の地域おこし協力隊も、複数の活動内容を選択して組み合わせる「複数ミッション制」にしました。ぜひ他の募集内容もご覧になったうえで「興味あり」「応募したい」ボタンを押してください。
村の基幹産業である「林業」の危機
【背景】 諸塚村は、前述のとおりFSC®森林認証(FSC®C012945)を取得している誇り高い森を持っています。これは、国際的な基準に基づき、環境保全に配慮した健全な林業を行っていることの証明であり、村のブランドの核です。
~森林認証制度について~ https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/soshiki/1004/6/269.html
「なぜ、優良な認証林で後継者が不足するのか?」
問題の1つは、林業従事者の高齢化と、若年層にとって林業が「危険で賃金が低い仕事」という旧来のイメージが払拭されていない点です。また、FSC®森林認証を維持するためには高度な計画策定や記録管理が必要ですが、その専門的な知識を持つ人材も不足しています。
このままでは、せっかく取得した認証の更新が難しくなり、村の重要な地域資源が失われてしまう危機に瀕しています。 また、林業の担い手の不足は、手入れが行き届かない森が増加の原因となります。手入れのされない森は、土砂災害のリスクを高め、豊かな山水や木材になる樹木を育む力を失い、持続可能な資源を生み出すことができなくなってしまいます。
【本活動の目的】 国際基準であるFSC®の理念に基づき、持続可能な森林管理体制を強化し、次世代の林業経営を担う人材を育成することがこのミッションの目的です。あなたの若い感性と体力または、熟練の経験で、森を負債から未来の財産に変える手助けをお願いします。
【活動のゴールイメージ】 協力隊任期中に、林業の基礎技術と知識を習得し、第3セクターである「ウッドピア諸塚」や村内の林業事業体で次世代の林業の担い手として活躍できるスキルを身につけます。
~ウッドピア諸塚について~ https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/soshiki/1004/6/124.html
最終的なゴールは、任期終了後に地域で林業を担う「山師」として定住することです。林業事業体への就職だけでなく、個人での林業事業体、林産物加工や森林ツーリズムといった分野での起業も視野に入れます。
起業を考えている方には、林業機械の取得支援や地域おこし協力隊の起業支援金(上限100万円)の活用など、キャリアプランを役場と一体になってサポートします。
【活動支援金】 円滑に活動していただくため、隊員1名につき年間50万円を「活動支援金」として用意しています。この金額内で、道具の購入、出張、資格取得などを行っていただくことができます。ただし公的な財源であるため、もちろん役場と協議のうえでの活用になります。


実施体制
【所属】 諸塚村役場企画創生課の所属になります。人や場所の紹介、予算に関することなど、あなたの活動を全面的にバックアップします。週に1度は担当者と隊員でのミーティングを実施して、情報共有や困りごとの解決を図っています。
【自治体担当者】 担当:星川達哉(諸塚村企画創生課) ひとこと:私自身も村外から移住して諸塚村に住んでいるため、多少は皆さんの心情も理解し たうえでサポートができると思います。一緒に地方創生に取り組んでくれる村の新 たなチャレンジャーをお待ちしています!是非まずは、お試し協力隊で村のことを 知って、協力隊にご応募ください。
【現役地域おこし協力隊】 2025年10月現在、4名の隊員が活動しています。
▼隊員の活動の様子はこちら https://www.instagram.com/morotsuka.crcs/
隊員:石元大稀 活動期間:2024年4月~ 出身地:兵庫県西宮市 活動内容:インターンシップなどの地域コーディネーター、面彫り、大工見習いなど 移住のきっかけ:昔の「お百姓さん」のように自然からあらゆるものを生み出す技と暮らしの あり方に憧れて、そうした生き方を学びたいという思いで「大秘境」諸塚へ の移住を決めました。
隊員:村上龍太 活動期間:2024年9月~ 出身地:宮崎県西都市 活動内容:木工作品の制作、販売、木工教室の運営、薪づくりなど 移住のきっかけ:宮崎県市町村図を広げて最初に目に留まった「諸塚村」に興味を持ちまし た。諸塚村役場に連絡後すぐに日帰り相談ツアーを実施して頂き、村内の空 気感に心を打たれてその日の内に移住を決意しました。お陰様で諸塚の魅力 を感じながら、心身健やかな日々を送らせて頂いています。
隊員:首藤佑介 活動期間:2025年4月~ 出身地:大分県 活動内容:罠猟などによる獣害対策、ジビエの普及など 移住のきっかけ:おためし滞在で一度来村したとき、村民の方のあたたかさが心に残りまし た。その後に地域おこし協力隊募集のことを知り、移住を決めました。
隊員:村上柚香 活動期間:2025年4月~ 出身地:京都府 活動内容:麻織物に関する活動、木工など 移住のきっかけ:ものづくりができる協力隊員の募集を探していたところ、諸塚村の存在を知 りました。お試し協力隊という制度で2泊3日の滞在をして、実際に諸塚村に 行ってみたところ、自然も人も素敵で、自分がやりたかったものづくりもで きる環境だったので、移住を決意しました。
【サポート団体】 合同会社ミミスマス ひとこと:諸塚村のおとなり、椎葉村にある会社で、地域おこし協力隊の経験者が主なメンバ ーです。近隣市町村を一緒に見に行ったり、みんなで仲良くごはんを食べたりとい ったサポートをさせていただいています。 https://mimisumasu.wraptas.site/


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
1.<1年目> ・ウッドピア諸塚指導のもと、オンジョブトレーニングによる村の 林業に関する技能を習得 ・木材の製材、製茶業、菌床しいたけの栽培など他分野の業種を 経験 など
2.<2年目> ・ウッドピア諸塚での活動を継続 ・森林組合、村内の林業事業体、自伐林家など自身のスタイルに あった事業所等へ研修
3.<3年目> ・ウッドピア諸塚をはじめとした村内の林業事業体への就業を目標 とした活動 など
4.地域おこし協力隊としての定常業務 諸塚村役場の職員として雇用するため、行政のルールに基づいた定常的な業務もありますがご了承ください。たとえば次のような業務があります。 ・週報、月報の作成 ・担当者、隊員の定期的なミーティングへの出席 ・出張に伴う書類の作成 など
・普通自動車免許(MTが望ましい) ・基本的なPCの操作(ワード、エクセル、パワーポイント等の資料作成およびSNS利用など)
・林業に関する業務経験や知識 ・チェーンソーや刈払機などの資格や安全講習の受講経験 ※もちろん初心者でも大歓迎です。
月給:225,600円 賞与:年2回 手当:通勤距離に応じて通勤手当を支給
雇用形態:諸塚村役場の会計年度任用職員 雇用期間:1年ごとに更新、最長3年間 勤務形態:週5日勤務 (業務内容により土日も出勤の可能性あり) 勤務時間:8:30-17:00 (業務内容により変動する可能性あり) 休暇:有給休暇 20日/年、夏季休暇3日/年、年末年始休暇6日
住所
連絡先
住宅:諸塚村が確保し、家賃は全額補助 (水道光熱費、通信費等は自己負担) 保険:厚生年金、雇用保険等の保険に加入 副業:村長の認める範囲内で可能 活動費:業務に必要な資格、機材、研修費用等は予算の範囲内で村が負担
諸塚村役場 企画創生課
このプロジェクトの地域

諸塚村
人口 0.13万人

星川 達哉が紹介する諸塚村ってこんなところ!
諸塚村は宮崎県の奥地に位置し、面積の90%以上が山林です。農業に適した平地が少ないため、村人は昔からこの山林を活かして生活してきました。現在でも、村の主な仕事といえば林業と原木シイタケです。
針葉樹と広葉樹を混植することで形成されたパッチワークのような独特の景観は、「モザイク林」として村の象徴になっています。環境に配慮したこの山づくりが評価され、村内の山林の多くが世界的な森林認証を取得しています。
諸塚村といえば「山」「シイタケ」「モザイク林」、そんなイメージの村です。
▼諸塚村役場ウェブサイト https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/
このプロジェクトの作成者
宮崎県諸塚村役場に勤めています。地域おこし協力隊の担当です。私と一緒に諸塚を盛り上げてくださる方を大募集しています。山々に囲まれ、おいしい自然の恵みがあなたを待っているかも?気軽にご連絡ください!

















