命を活かす駆除とジビエで地域を救う『ジビエ普及・獣害駆除特命隊』

お仕事
公開:2025/11/28 ~ 終了:2026/01/30

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「興味ある」が押されました!

2025/12/04

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2025/12/03

かつて、日本人の多くは農村に住み、暮らしの大部分を自分たちの手で作ってきました。

それから移り変わって現在、日常の暮らしは豊かに便利になった一方で、何か大事なものが私たちの手の中からこぼれてしまっている。そんな感覚を抱いている方も少なからずいるのではないでしょうか。

九州の山奥に位置する宮崎県諸塚村は、昔懐かしい暮らしの趣が今でも残っている村の一つです。

諸塚村では、『山と暮らす』を共通テーマに、活動を通して諸塚村の山々から学び、新たなものを創造し、それらを発信していく方を地域おこし協力隊として複数名募集します。

この記事では『ジビエ普及・獣害防除特命隊員』として、駆除活動の担い手となり、駆除した獣を高品質な「諸塚ジビエ」として流通・活用することで、農家と山村の暮らしを再生させる方を地域おこし協力隊として募集します。狩猟に係る資格取得の補助など行政の手厚いサポートもあり、初心者でも大歓迎です。 ※実際に先輩隊員が同じミッションで活躍しており、協力や支援を十分に受けることができます。

【活動内容は複数選択OK】 山村では複業スタイルがスタンダード。たとえば役場職員が週末は山仕事をしたり、田んぼと椎茸生産の仕事を組み合わせたりと、村民の多くが複数の仕事を持っています。

これにならい、諸塚村の地域おこし協力隊も、複数の活動内容を選択して組み合わせる「複数ミッション制」にしました。ぜひ他の募集内容もご覧になったうえで「興味あり」「応募したい」ボタンを押してください。

生命と財産を守るプロフェッショナルの誕生を期待

【活動の背景】 豊かな森の中で暮らしていた野生動物たちは、今やその生息域を拡大し、人里へ降りてきています。近年は本州では熊が人を襲うというショッキングなニュースが世間を騒がせています。諸塚村をはじめとした九州では、熊は生息していないといわれていますが、高齢化と耕作放棄地の増加によって人手が減った村では、イノシシやシカによる農作物被害が深刻化し、「一生懸命育てた作物や植林した苗木が、一夜にして獣に荒らされる」という危機的状況にあります。

被害額が増大する一方で、駆除された獣の多くは、十分に活用されることなく処分されています。私たちは、この「命の循環」と「地域資源の有効活用」という大切な連鎖を、人の手で回復させなければなりません。

人里へ降りてきた野生動物の対策は急務ですが、長年活動してきた地域の猟友会も高齢化が進み、捕獲の担い手不足は深刻です。さらに、捕獲後の獣を安全に、そして美味しく活用するための衛生管理と解体のノウハウを持つ人材が不足しているため、せっかくの食資源が捨てられてしまうという矛盾が生じています。

【本活動の目的と使命】 このミッションは、単なる「駆除」で終わらせず、「命を活かす」ことを目的としています。捕獲から食肉加工、販路開拓までの一連の流れを確立することで、獣害を抑制するとともに、ジビエを地域の新たな特産品としてブランド化し、農家や山師と村に還元する「獣害対策複合システム」の構築を目指します。

あなたの手で、地域を守り、命を未来へつなぐという、大きな使命にチャレンジしませんか。

【活動のゴールイメージ】 このプロジェクトでは、単なる獣害対策の担い手ではなく、任期後の地域での自立・起業を見据えたキャリア形成を目標としています。

  1. 専門スキルと地域定着 任期中(最長3年間)に、以下の複合的な専門スキルを習得し、地域社会で自立・定着できる基盤を確立します。

駆除・捕獲スキル:狩猟免許(取得を支援)を活かし、地域の猟友会や専門家と連携しながら、獣害を抑制するための適切な捕獲技術を習得します。

ジビエ加工・流通スキル:先輩地域おこし協力隊員や猟友会と連携し、捕獲から衛生的な解体、加工、商品開発、流通に関する実践的なノウハウを習得します。

  1. 最終目標は独立・起業 協力隊としての任期終了後の最終的なゴールは、以下のいずれかの形で「ジビエビジネスの担い手」として地域で活躍することです。

独立・起業:狩猟による駆除報酬での収入と、ジビエの加工・販売までを一貫して行う個人事業主または法人として独立し、諸塚ジビエを新たな地域資源として確立します。

地域事業体への参画:食肉加工・販売事業体や飲食店など、関連する地域事業への就職・経営参画を目指します。

  1. 起業・就業支援 任期後の自立に向け、町が一体となって以下のサポートを行います。

起業支援金:地域おこし協力隊の起業支援金(上限100万円)の活用を含め、具体的な事業プランの策定や必要な機器導入をサポートします。

事業環境の提供:村が委託する捕獲事業の請負や、地域の流通ネットワークとの連携を支援し、生業確立を後押しします。

鹿肉のアヒージョの試作品
鹿肉のアヒージョの試作品
先輩隊員が罠で鹿を捕獲
先輩隊員が罠で鹿を捕獲

実施体制

【活動支援金】 円滑に活動していただくため、隊員1名につき年間50万円を「活動支援金」として用意しています。この金額内で、道具の購入、出張、資格取得などを行っていただくことができます。ただし公的な財源であるため、もちろん役場と協議のうえでの活用になります。

【所属】 諸塚村役場企画創生課の所属になります。人や場所の紹介、予算に関することなど、あなたの活動を全面的にバックアップします。週に1度は担当者と隊員でのミーティングを実施して、情報共有や困りごとの解決を図っています。

【自治体担当者】 担当:星川達哉(諸塚村企画創生課) ひとこと:私自身も村外から移住して諸塚村に住んでいるため、多少は皆さんの心情も理解し      たうえでサポートができると思います。一緒に地方創生に取り組んでくれる村の新      たなチャレンジャーをお待ちしています!是非まずは、お試し協力隊で村のことを      知って、協力隊にご応募ください。

【現役地域おこし協力隊】 2025年10月現在、4名の隊員が活動しています。

▼隊員の活動の様子はこちら https://www.instagram.com/morotsuka.crcs/

隊員:石元大稀 活動期間:2024年4月~ 出身地:兵庫県西宮市 活動内容:インターンシップなどの地域コーディネーター、面彫り、大工見習いなど 移住のきっかけ:昔の「お百姓さん」のように自然からあらゆるものを生み出す技と暮らしの  あり方に憧れて、そうした生き方を学びたいという思いで「大秘境」諸塚へ          の移住を決めました。

隊員:村上龍太 活動期間:2024年9月~ 出身地:宮崎県西都市 活動内容:木工作品の制作、販売、木工教室の運営、薪づくりなど 移住のきっかけ:宮崎県市町村図を広げて最初に目に留まった「諸塚村」に興味を持ちまし          た。諸塚村役場に連絡後すぐに日帰り相談ツアーを実施して頂き、村内の空         気感に心を打たれてその日の内に移住を決意しました。お陰様で諸塚の魅力         を感じながら、心身健やかな日々を送らせて頂いています。

隊員:首藤佑介 活動期間:2025年4月~ 出身地:大分県 活動内容:罠猟などによる獣害対策、ジビエの普及など 移住のきっかけ:おためし滞在で一度来村したとき、村民の方のあたたかさが心に残りまし         た。その後に地域おこし協力隊募集のことを知り、移住を決めました。

隊員:村上柚香 活動期間:2025年4月~ 出身地:京都府 活動内容:麻織物に関する活動、木工など 移住のきっかけ:ものづくりができる協力隊員の募集を探していたところ、諸塚村の存在を知         りました。お試し協力隊という制度で2泊3日の滞在をして、実際に諸塚村に         行ってみたところ、自然も人も素敵で、自分がやりたかったものづくりもで         きる環境だったので、移住を決意しました。

【サポート団体】 合同会社ミミスマス ひとこと:諸塚村のおとなり、椎葉村にある会社で、地域おこし協力隊の経験者が主なメンバ      ーです。近隣市町村を一緒に見に行ったり、みんなで仲良くごはんを食べたりとい      ったサポートをさせていただいています。      https://mimisumasu.wraptas.site/

2025年11月現在、4名の隊員がそれぞれの個性を活かして活動中
2025年11月現在、4名の隊員がそれぞれの個性を活かして活動中
村民の皆さんと一緒に隊員の活動アイディアを考えました
村民の皆さんと一緒に隊員の活動アイディアを考えました

募集要項

※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。

就業場所
諸塚村内
業務内容

1.<1年目> ・地元猟友会への参加と補助 ・先輩隊員や猟友会員の指導のもと、有害鳥獣の捕獲活動 ・先輩隊員や猟友会員の指導のもと、肉や皮の加工を学ぶ ・必要な資格の取得 など

2.<2年目> ・1年目の活動の継続でスキルアップ ・自身の活動を伝え、掘り起こす など  例)獣害対策の正しい知識に関する講習会や勉強会の開催    地域の獣害被害の調査、研究    狩猟に興味のある方の勧誘活動

3.<3年目> ・より効率的、経済的な狩猟およびジビエ加工方法の確立を目指す ・退任後の独立、定住に向けた取り組み ・村内の空き施設を活用した食肉解体処理施設の整備およびそれに   向けた助言 など

4.地域おこし協力隊としての定常業務 諸塚村役場の職員として雇用するため、行政のルールに基づいた定常的な業務もありますがご了承ください。たとえば次のような業務があります。 ・週報、月報の作成 ・担当者、隊員の定期的なミーティングへの出席 ・出張に伴う書類の作成 など

必須経験やスキル

・普通自動車免許(AT、MT問いません) ・基本的なPCの操作(ワード、エクセル、パワーポイント等の資料作成およびSNS利用など)

あれば歓迎する経験やスキル

・狩猟免許(罠・銃問いません) ・調理師免許  ・営業職、販売業等の経験 など ※もちろん初心者でも大歓迎です

給与

月給:225,600円 賞与:年2回 手当:通勤距離に応じて通勤手当を支給

雇用形態・勤務時間

雇用形態:諸塚村役場の会計年度任用職員 雇用期間:1年ごとに更新、最長3年間 勤務形態:週5日勤務 (業務内容により土日も出勤の可能性あり) 勤務時間:8:30-17:00 (業務内容により変動する可能性あり) 休暇:有給休暇 20日/年、夏季休暇3日/年、年末年始休暇6日

募集者 / 主催者
諸塚村役場 企画創生課
募集者 / 主催者の
住所
〒883-1301 宮崎県東臼杵郡諸塚村家代2683
募集者 / 主催者の
連絡先
0982-65-1116
その他

住宅:諸塚村が確保し、家賃は全額補助 (水道光熱費、通信費等は自己負担) 保険:厚生年金、雇用保険等の保険に加入 副業:村長の認める範囲内で可能 活動費:業務に必要な資格、機材、研修費用等は予算の範囲内で村が負担

【応募方法】 詳しくは諸塚村公式ホームページhttps://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/soshiki/1002/7/1/984.html をご覧ください

諸塚村役場 企画創生課

このプロジェクトの地域

宮崎県

諸塚村

人口 0.13万人

諸塚村

星川 達哉が紹介する諸塚村ってこんなところ!

諸塚村は宮崎県の奥地に位置し、面積の90%以上が山林です。農業に適した平地が少ないため、村人は昔からこの山林を活かして生活してきました。現在でも、村の主な仕事といえば林業と原木シイタケです。

針葉樹と広葉樹を混植することで形成されたパッチワークのような独特の景観は、「モザイク林」として村の象徴になっています。環境に配慮したこの山づくりが評価され、村内の山林の多くが世界的な森林認証を取得しています。

諸塚村といえば「山」「シイタケ」「モザイク林」、そんなイメージの村です。

▼諸塚村役場ウェブサイト https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

宮崎県諸塚村役場に勤めています。地域おこし協力隊の担当です。私と一緒に諸塚を盛り上げてくださる方を大募集しています。山々に囲まれ、おいしい自然の恵みがあなたを待っているかも?気軽にご連絡ください!

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