
空き家を負債から地域資源へ『秘境の空き家活用コーディネーター』
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「興味ある」が押されました!
2025/12/01「興味ある」が押されました!
2025/12/01かつて、日本人の多くは農村に住み、暮らしの大部分を自分たちの手で作ってきました。
それから移り変わって現在、日常の暮らしは豊かに便利になった一方で、何か大事なものが私たちの手の中からこぼれてしまっている。そんな感覚を抱いている方も少なからずいるのではないでしょうか。
九州の山奥に位置する宮崎県諸塚村は、昔懐かしい暮らしの趣が今でも残っている村の一つです。
諸塚村では、『山と暮らす』を共通テーマに、活動を通して諸塚村の山々から学び、新たなものを創造し、それらを発信していく方を地域おこし協力隊として複数名募集します。
この記事では、『秘境の空き家活用コーディネーター』として、空き家や空き施設の利活用を促進していただける方を募集します。リノベーションや場づくり、企画系のお仕事に興味がある方はぜひご覧ください。
【活動内容は複数選択OK】 山村では複業スタイルがスタンダード。たとえば役場職員が週末は山仕事をしたり、田んぼと椎茸生産の仕事を組み合わせたりと、村民の多くが複数の仕事を持っています。
これにならい、諸塚村の地域おこし協力隊も、複数の活動内容を選択して組み合わせる「複数ミッション制」にしました。ぜひ他の募集内容もご覧になったうえで「興味あり」「応募したい」ボタンを押してください。
「空き家はあるけど、住む家がない」問題
【背景】 今や全国的な課題である「空き家問題」、きっと皆さんもニュースなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。放置される空き家が増え続けると、家屋の倒壊や対策費用の増大などの問題につながることが懸念されています。
諸塚村でもやはり空き家は増えているのですが、それと同時に矛盾するような問題も生じています。それは、「移住希望者が住むための家がない」ということです。
原因の1つは、村に不動産会社がないことです。仲介役がいないために空き家の活用が進まず、そのまま家が藪に覆われて朽ちていき、野生動物の住処になったりしています。村が空き家の情報を管理する「空き家バンク」もあるのですが、物件の登録がまだ充分にはできていません。
また、昔の住宅が大家族での居住を想定した造りであるのに対し、現在は単身や核家族など少人数での居住が多いため、ライフスタイルと家の造りがマッチしていない、という課題もあります。
このような理由から、中山間地域では「空き家はあるのに住む家はない」という状況が発生しています。特に、築年数100年を超える立派な梁の古民家が活用されずに朽ちていくのは、非常にもったいないです。
【本活動の目的】 放置空き家を減らし、村の将来のために空き家の利活用を推進することがこのミッションの目的です。家という大切な資産を未来につないでいくため、ぜひお手伝いをお願いします。
【活動のゴールイメージ】 空き家に関しては、どこの中山間地域も似たような課題を持っています。諸塚村で1つのノウハウを確立することができれば、それを他の市町村にも展開して空き家活用のサービスで事業ができるかもしれません。また、地域コーディネーターとしての活動経験は空き家に限らず様々な地域での仕事に役立ちます。
起業する場合、就職と組み合わせるなど現実的なプランを一緒に考えましょう。
開業のサポートとしては地域おこし協力隊の起業支援金(上限100万円)があり、複業的な開業であっても使用可能です。


実施体制
【活動支援金】 円滑に活動していただくため、隊員1名につき年間50万円を「活動支援金」として用意しています。この金額内で、道具の購入、出張、資格取得などを行っていただくことができます。ただし公的な財源であるため、もちろん役場と協議のうえでの活用になります。
【所属】 諸塚村役場企画創生課の所属になります。人や場所の紹介、予算に関することなど、あなたの活動を全面的にバックアップします。週に1度は担当者と隊員でのミーティングを実施して、情報共有や困りごとの解決を図っています。
【自治体担当者】 担当:星川達哉(諸塚村企画創生課) ひとこと:私自身も村外から移住して諸塚村に住んでいるため、多少は皆さんの心情も理解し たうえでサポートができると思います。一緒に地方創生に取り組んでくれる村の新 たなチャレンジャーをお待ちしています!是非まずは、お試し協力隊で村のことを 知って、協力隊にご応募ください。
【現役地域おこし協力隊】 2025年10月現在、4名の隊員が活動しています。
▼隊員の活動の様子はこちら https://www.instagram.com/morotsuka.crcs/
隊員:石元大稀 活動期間:2024年4月~ 出身地:兵庫県西宮市 活動内容:インターンシップなどの地域コーディネーター、面彫り、大工見習いなど 移住のきっかけ:昔の「お百姓さん」のように自然からあらゆるものを生み出す技と暮らしの あり方に憧れて、そうした生き方を学びたいという思いで「大秘境」諸塚へ の移住を決めました。
隊員:村上龍太 活動期間:2024年9月~ 出身地:宮崎県西都市 活動内容:木工作品の制作、販売、木工教室の運営、薪づくりなど 移住のきっかけ:宮崎県市町村図を広げて最初に目に留まった「諸塚村」に興味を持ちまし た。諸塚村役場に連絡後すぐに日帰り相談ツアーを実施して頂き、村内の空 気感に心を打たれてその日の内に移住を決意しました。お陰様で諸塚の魅力 を感じながら、心身健やかな日々を送らせて頂いています。
隊員:首藤佑介 活動期間:2025年4月~ 出身地:大分県 活動内容:罠猟などによる獣害対策、ジビエの普及など 移住のきっかけ:おためし滞在で一度来村したとき、村民の方のあたたかさが心に残りまし た。その後に地域おこし協力隊募集のことを知り、移住を決めました。
隊員:村上柚香 活動期間:2025年4月~ 出身地:京都府 活動内容:麻織物に関する活動、木工など 移住のきっかけ:ものづくりができる協力隊員の募集を探していたところ、諸塚村の存在を知 りました。お試し協力隊という制度で2泊3日の滞在をして、実際に諸塚村に 行ってみたところ、自然も人も素敵で、自分がやりたかったものづくりもで きる環境だったので、移住を決意しました。
【サポート団体】 合同会社ミミスマス ひとこと:諸塚村のおとなり、椎葉村にある会社で、地域おこし協力隊の経験者が主なメンバ ーです。近隣市町村を一緒に見に行ったり、みんなで仲良くごはんを食べたりとい ったサポートをさせていただいています。 https://mimisumasu.wraptas.site/


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
1.空き家情報の管理 ・空き家バンクの運用 ・空き家についての情報発信 ・所有者と移住希望者のマッチング事業の補助
2.空き家(空き施設)の利活用 空き家の情報を管理するだけでなく、実際に空き家(空き施設)を活用した取り組みもぜひ進めていただきたいと考えています。たとえば、隊員数の増加に対応するため「地域おこし協力隊の事務所づくりプロジェクト」などが考えられます。
3.地域おこし協力隊としての定常業務 諸塚村役場の職員として雇用するため、行政のルールに基づいた定常的な業務もありますがご了承ください。たとえば次のような業務があります。 ・週報、月報の作成 ・担当者、隊員の定期的なミーティングへの出席 ・出張に伴う書類の作成 など
・普通自動車免許(AT、MT問いません) ・基本的なPCの操作(ワード、エクセル、パワーポイント等の資料作成およびSNS利用など)
・不動産に関する業務経験や知識 ・建築に関する業務経験や知識 ・何かをご自身で企画、実行した経験
月給:225,600円 賞与:年2回 手当:通勤距離に応じて通勤手当を支給
雇用形態:諸塚村役場の会計年度任用職員 雇用期間:1年ごとに更新、最長3年間 勤務形態:週5日勤務 (業務内容により土日も出勤の可能性あり) 勤務時間:8:30-17:00 (業務内容により変動する可能性あり) 休暇:有給休暇 20日/年、夏季休暇3日/年、年末年始休暇6日
住所
連絡先
住宅:諸塚村が確保し、家賃は全額補助 (水道光熱費、通信費等は自己負担) 保険:厚生年金、雇用保険等の保険に加入 副業:村長の認める範囲内で可能 活動費:業務に必要な資格、機材、研修費用等は予算の範囲内で村が負担
【応募方法】 詳しくは諸塚村公式ホームページhttps://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/soshiki/1002/7/1/984.html をご覧ください
諸塚村役場 企画創生課
このプロジェクトの地域

諸塚村
人口 0.13万人

合同会社ミミスマスが紹介する諸塚村ってこんなところ!
諸塚村は宮崎県の奥地に位置し、面積の90%以上が山林です。農業に適した平地が少ないため、村人は昔からこの山林を活かして生活してきました。現在でも、村の主な仕事といえば林業と原木シイタケです。
針葉樹と広葉樹を混植することで形成されたパッチワークのような独特の景観は、「モザイク林」として村の象徴になっています。環境に配慮したこの山づくりが評価され、村内の山林の多くがFSC森林認証を取得しています。
諸塚村といえば「山」「シイタケ」「モザイク林」、そんなイメージの村です。
▼諸塚村役場ウェブサイト https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/
このプロジェクトの作成者
日本三大秘境の1つ宮崎県椎葉村に本社を置き、中山間地域の未来のために活動しています。 週休3日制、地域おこし協力隊OBOGが多数在籍しています。

















