
山と人の関わりを再構築する『森林体験コーディネーター』
最新情報
「興味ある」が押されました!
2025/11/30「興味ある」が押されました!
2025/11/28かつて、日本人の多くは農村に住み、暮らしの大部分を自分たちの手で作ってきました。
それから移り変わって現在、日常の暮らしは豊かに便利になった一方で、何か大事なものが私たちの手の中からこぼれてしまっている。そんな感覚を抱いている方も少なからずいるのではないでしょうか。
九州の山奥に位置する宮崎県諸塚村は、昔懐かしい暮らしの趣が今でも残っている村の一つです。
諸塚村では、『山と暮らす』を共通テーマに、活動を通して諸塚村の山々から学び、新たなものを創造し、それらを発信していく方を地域おこし協力隊として複数名募集します。
この記事では『森林体験コーディネーター』として、世界農業遺産やFSC森林認証を取得した美しい森林を活かし、新たなアクティビティを企画・実行する方を募集します。自然へのリスペクトとチャレンジ精神を併せ持つ方は、ぜひご覧ください。
【活動内容は複数選択OK】 山村では複業スタイルがスタンダード。たとえば役場職員が週末は山仕事をしたり、田んぼと椎茸生産の仕事を組み合わせたりと、村民の多くが複数の仕事を持っています。
これにならい、諸塚村の地域おこし協力隊も、複数の活動内容を選択して組み合わせる「複数ミッション制」にしました。ぜひ他の募集内容もご覧になったうえで「興味あり」「応募したい」ボタンを押してください。
林業だけではない、森林の新たな活用方法
【背景と目的】 宮崎県の奥地、諸塚村。近隣5町村をまとめた一帯は、国連の機関であるFAOの『世界農業遺産』に認証されており、林業や農業を組み合わせた「複合農林業」のあり方が世界的に評価されています。
▼世界農業遺産 高千穂郷・椎葉山地域 https://takachihogo-shiibayama-giahs.com/
この山を活かした産業として、村では木材や椎茸の生産が盛んですが、山の魅力は素材生産だけではありません。
人口減少の村に必要なのは、新たな魅力ある産業です。
その1つとして、村の山々を活かしたアクティビティの企画・実行にチャレンジすることが、この募集のねらいです。
アクティビティをつくるにあたり、次に挙げる特徴が村の強みです。
【諸塚村の森林の特徴】 諸塚村の特徴は、奥地の山村だからこそ保たれてきた森林のあり方です。
1.美しいモザイク林相 針葉樹と広葉樹がパッチワーク状に混交する様が『モザイク林相』と呼ばれています。 全国の山々で戦後に針葉樹のみが一斉に植えられ、現在の荒廃につながっていることを考えると、村の先人たちが広葉樹も取り入れた造林を行ったことは先見の明があったといえます。
▼モザイク林相について https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/soshiki/1002/6/217.html
2.山の中までアクセスしやすい、高密度な林道 林業の生産性を高めるために、山の中にはたくさんの道が敷かれており、その密度は全国稀に見るほどです(専門用語で「高密度路網」といいます)。
3.希少植物の宝庫 国の絶滅危惧種に指定されている「フクジュソウ」、宮崎県のレッドデータブックに掲載されている「キレンゲショウマ」などの群生地があります。
諸塚の自然のスポット https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/soshiki/1002/6/276.html
また、最近は全国的に野生動物と人間との関係性が難しくなってきていますが、九州には人を襲う大型動物はいないため、比較的安全に山に入ることができる、というのも強みの1つかもしれません。
このような強みを活かして、村ならではの魅力あるアウトドアアクティビティづくりにぜひチャレンジしていただきたいと考えています。
【活動のゴールイメージ】 ・森林アクティビティを活かした起業、就職
開業のサポートとしては地域おこし協力隊の起業支援金(上限100万円)があり、複業的な開業であっても使用可能です。
【こんな人に来てほしい】 ・身体を動かすのが好きな方 ・インストラクター・ガイド等の仕事に興味のある方 ・子どもとふれあうのが好きな方


実施体制
【活動支援金】 円滑に活動していただくため、隊員1名につき年間50万円を「活動支援金」として用意しています。この金額内で、道具の購入、出張、資格取得などを行っていただくことができます。ただし公的な財源であるため、もちろん役場と協議のうえでの活用になります。
【所属】 諸塚村役場企画創生課の所属になります。人や場所の紹介、予算に関することなど、あなたの活動を全面的にバックアップします。週に1度は担当者と隊員でのミーティングを実施して、情報共有や困りごとの解決を図っています。
【自治体担当者】 担当:星川達哉(諸塚村企画創生課) ひとこと:私自身も村外から移住して諸塚村に住んでいるため、多少は皆さんの心情も理解し たうえでサポートができると思います。一緒に地方創生に取り組んでくれる村の新 たなチャレンジャーをお待ちしています!是非まずは、お試し協力隊で村のことを 知って、協力隊にご応募ください。
【現役地域おこし協力隊】 2025年10月現在、4名の隊員が活動しています。
▼隊員の活動の様子はこちら https://www.instagram.com/morotsuka.crcs/
隊員:石元大稀 活動期間:2024年4月~ 出身地:兵庫県西宮市 活動内容:インターンシップなどの地域コーディネーター、面彫り、大工見習いなど 移住のきっかけ:昔の「お百姓さん」のように自然からあらゆるものを生み出す技と暮らしの あり方に憧れて、そうした生き方を学びたいという思いで「大秘境」諸塚へ の移住を決めました。
隊員:村上龍太 活動期間:2024年9月~ 出身地:宮崎県西都市 活動内容:木工作品の制作、販売、木工教室の運営、薪づくりなど 移住のきっかけ:宮崎県市町村図を広げて最初に目に留まった「諸塚村」に興味を持ちまし た。諸塚村役場に連絡後すぐに日帰り相談ツアーを実施して頂き、村内の空 気感に心を打たれてその日の内に移住を決意しました。お陰様で諸塚の魅力 を感じながら、心身健やかな日々を送らせて頂いています。
隊員:首藤佑介 活動期間:2025年4月~ 出身地:大分県 活動内容:罠猟などによる獣害対策、ジビエの普及など 移住のきっかけ:おためし滞在で一度来村したとき、村民の方のあたたかさが心に残りまし た。その後に地域おこし協力隊募集のことを知り、移住を決めました。
隊員:村上柚香 活動期間:2025年4月~ 出身地:京都府 活動内容:麻織物に関する活動、木工など 移住のきっかけ:ものづくりができる協力隊員の募集を探していたところ、諸塚村の存在を知 りました。お試し協力隊という制度で2泊3日の滞在をして、実際に諸塚村に 行ってみたところ、自然も人も素敵で、自分がやりたかったものづくりもで きる環境だったので、移住を決意しました。
【サポート団体】 合同会社ミミスマス ひとこと:諸塚村のおとなり、椎葉村にある会社で、地域おこし協力隊の経験者が主なメンバ ーです。近隣市町村を一緒に見に行ったり、みんなで仲良くごはんを食べたりとい ったサポートをさせていただいています。 https://mimisumasu.wraptas.site/


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
アウトドアアクティビティには時期があるため、季節ごとに柔軟な活動をしていただければと思います。 (一例) ●プレシーズン ・既存アクティビティのコース整備や安全点検 ・新規アクティビティの企画や試験運用(テストラン) ・地域住民や関係団体との打ち合わせ
●シーズン ・トレッキング、キャンプ、カヌーなど各種アクティビティのインストラクター ・イベントや体験プログラムの企画・運営 ・SNSなどの広報活動
●シーズンオフ ・新たなアクティビティや体験プログラムの企画・立案 ・活動の振り返りや改善点の整理、関係者との意見交換 ・地域資源の調査や活用方法の検討 ・過去に活動していた村民ガイドの方々から知識を継承
●地域おこし協力隊としての定常業務 諸塚村役場の職員として雇用するため、行政のルールに基づいた定常的な業務もありますがご了承ください。たとえば次のような業務があります。 ・週報、月報の作成 ・担当者、隊員の定期的なミーティングへの出席 ・出張に伴う書類の作成 など
・普通自動車免許(AT、MT問いません) ・基本的なPCの操作(ワード、エクセル、パワーポイント等の資料作成およびSNS利用など) ・業務もしくは趣味でのアウトドア活動の経験
・ガイド業など観光業の業務経験
月給:225,600円 賞与:年2回 手当:通勤距離に応じて通勤手当を支給
雇用形態:諸塚村役場の会計年度任用職員 雇用期間:1年ごとに更新、最長3年間 勤務形態:週5日勤務 (業務内容により土日も出勤の可能性あり) 勤務時間:8:30-17:00 (業務内容により変動する可能性あり) 休暇:有給休暇 20日/年、夏季休暇3日/年、年末年始休暇6日
住所
連絡先
住宅:諸塚村が確保し、家賃は全額補助 (水道光熱費、通信費等は自己負担) 保険:厚生年金、雇用保険等の保険に加入 副業:村長の認める範囲内で可能 活動費:業務に必要な資格、機材、研修費用等は予算の範囲内で村が負担
【応募方法】 詳しくは諸塚村公式ホームページhttps://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/soshiki/1002/7/1/984.html をご覧ください
諸塚村役場 企画創生課
このプロジェクトの地域

諸塚村
人口 0.13万人

合同会社ミミスマスが紹介する諸塚村ってこんなところ!
諸塚村は宮崎県の奥地に位置し、面積の90%以上が山林です。農業に適した平地が少ないため、村人は昔からこの山林を活かして生活してきました。現在でも、村の主な仕事といえば林業と原木シイタケです。
針葉樹と広葉樹を混植することで形成されたパッチワークのような独特の景観は、「モザイク林」として村の象徴になっています。環境に配慮したこの山づくりが評価され、村内の山林の多くが世界的な森林認証を取得しています。
諸塚村といえば「山」「シイタケ」「モザイク林」、そんなイメージの村です。
▼諸塚村役場ウェブサイト https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/
このプロジェクトの作成者
日本三大秘境の1つ宮崎県椎葉村に本社を置き、中山間地域の未来のために活動しています。 週休3日制、地域おこし協力隊OBOGが多数在籍しています。

















