
三浦半島 暮らし紹介記⑦ 生まれも育ちも三浦の私が考えていること徒然なるままに
公開日:2026/02/02 04:34
最新情報
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2026/02/02神奈川県鎌倉市・逗子市・葉山町・横須賀市・三浦市で構成されている三浦半島。 都内から電車で1時間前後のアクセスなのに、どこか島のような開放感あふれる景色が広がり、それがエリア全体に自由な空気と多彩なライフスタイルを生み出しています。
そんな三浦半島エリアへの移住に関心を持つ方を対象に、地域の事情に詳しいカヤックの社員が中心となり移住をサポートする取り組みが「三浦半島移住コンシェルジュ」です。 中心を担う3人のコンシェルジュのほかに、移住を検討している方のライフスタイルや希望するエリアに合わせた案内人がいることがこの取り組みの特徴のひとつ。
今回ご紹介するのは、三浦野菜使った家庭料理の「朝めし あるべ」をはじめ、三浦エリアで複数の事業を展開している菊地未来さん。
大学では建築を学びつつも就職活動は一切せず、地元・三浦で事業を展開する中で日々何を想い、地元に住み続けているのでしょうか。
幼少期から今に至るまで、三浦で暮らし続けてきたからこそ感じる変化など、移住者の視点とは異なる「地元だからこその解像度」で地域を見てきた菊地さんが思う「三浦暮らし」を紐解いていきましょう!
生まれ育った私から見た三浦というまち
「三浦は海があって、畑が広がり、空がとにかく広くて、富士山もどこからでも見えるし、食べ物も美味しいし、人も時間ものんびりとしているまちですよ~!」
ありふれた表現ですが、この地に生まれ育った私は、長年三浦の魅力をこんなふうにお伝えしてきました。
でも正直、この環境が当たり前すぎて、感動した記憶はありませんでした。 同級生の多くは東京や横浜に憧れて出ていき、三浦に残っているのは1〜2割程度。 当時から横浜・東京といった都会に憧れて、三浦から出たがっている人が多かったようにも感じます。ただ確かなのは、私がその頃からずっと東京や横浜に行くことはあっても、魅力を感じたり、憧れを抱いたりしていなかったことです。
祖父母と過ごした日々
保育園に通っていたころは、祖父母と過ごす時間がとても長かったように思います。 母方の祖父は金目鯛の漁師をしていました。 漁師は朝が早い分、私が保育園から帰るころには仕事を終えていて、よく私と遊んでくれました。祖父の仕事場がある海外町(かいとちょう)の浜を一緒に散歩していた日々を今でもよく思い出します。富士山が真正面に見える美しい浜で、夕暮れには漁師さんたちが集まり、駄菓子をおごってもらったりと可愛がられました。 夕飯はほぼ毎日金目鯛。この贅沢さに気付いたのは大人になってからです。
農家と漁師の家で育った祖母は、人の面倒を見るのが好きで、売れない野菜や魚を加工し、食べきれない分はご近所にお裾分け。そしていただいた人にはきちんとお礼をする。この習慣が今の私をかたちづくっています。
当たり前の豊かさ
現在、朝めし屋を営む私は、農家さんや飲食店から季節のものをたくさんいただき、捨てることなくみんなで分け合います。 「このまちには何も無い」と地元の人は言うけれど、それでも年配者の方はこの地に足をつけて住み続けていたり。 私も毎日違う出会いや出来事に囲まれ、1年のうちに横須賀以北に出かけるのは年に10日も無いかも知れないレベルで、三浦の暮らしが充実しています。 誰もが「当たり前に良いよね」と共感できる環境があることこそが、三浦暮らしのいちばんの魅力なのだと思います。


三浦で働くということ
私の仕事は、三浦野菜を使った「朝めし あるべ」、移住希望者向けの「トライアルハウス」、開業希望者向けの「トライアルキッチン」、元船員宿を改装した「共同住宅みやぎ」など、空き家の利活用を軸に地域課題を解決する事業を展開しています。 三浦市内に4つの生活拠点がありますが、基本的には共同住宅みやぎで管理人をしながら暮らしています。
"三浦のキッカケ屋"として
「どんなお仕事を?」と聞かれると、わかりやすく「朝めしあるべの菊地です」と答えていますが、先日の移住イベントでは「三浦のキッカケ屋」という肩書きで登壇しました。
この「キッカケ」は私にとって大切な言葉です。 「移住したいけど物件がない」「お店をやりたいけど仕事を辞められない」と、多くの方が一歩を踏み出せずにいます。でも、一つでもキッカケがあれば動き出せるし、人生をより良い方向に進められる。そんなキラキラ・ワクワクに溢れる人達を応援したくて相談を受けています。
私は完璧な人間ではなく、好き嫌いも人見知りもあります。 でも「三浦で何かしたい」「住みたい」と言ってくれる人を応援するのは当たり前で、私を育ててくれた家族や地元への恩返しのつもりで仕事をしています。
三浦で暮らし、はじめる
三浦には水産や介護・福祉系の仕事が豊富で、東京からのアクセスも良いため、仕事を辞めずに移住できるのが特徴です。また、本業をしながら週末だけお店を開くなど「小さくはじめられる余白」がまちの中にあるのも魅力。 特に三崎の下町エリアでは、閉店したスナックや居酒屋に新しいお店が次々と生まれ、新旧が混在しはじめているちょっとユニークな場所です。どの店主も商売っ気なく、自分の好きなことを楽しんでいる印象ですね。


約500人以上の移住・創業相談を受けて思うこと
これまで多くの移住や創業相談を受けてきました。 実際にトライアルステイを利用して移住された方は約20組、トライアルキッチンを利用して開業した方は4組と着々と成果が出ています。
物件探しの本質
その経験から言えるのは、「自分の理想に合う物件なんてほぼ存在しない」ということ。理想と合致したらもちろん即決で良いのですが、ほとんどの場合はそうではありません。
移住したいのに物件に出会えない人の多くは「自分の条件に合うか」つまり「自分好みの仕様になっているか」という視点で物件を見ているように思います。 それでは出会いのハードルが上がってしまうのも当然です。 そうではなく、自分の理想とする「暮らし」を主軸に考え、物件や周辺環境によってその暮らしが工夫や改装で「落とし込めるか」が重要なんです。
物件探しの「菊地流の掟」もありますが、それは相談される方一人一人に丁寧にお伝えしたいのでここではあえて省略しておきます(笑)
地域をリスペクトする
どの地域でも「地域をリスペクトする」気持ちで接すれば、不要な衝突は回避できます。自分の住む土地を大切にされて嫌な人はいません。 地元へのリスペクトを持つだけで、その心意気を地元民は感じ取り、良くしてくれます。三浦、特に三崎の人はシャイで最初はつっけんどんですが、一度仲良くなれば友達以上の関係を築くことができます。
とはいえ全てを地域に寄せる必要はないとも思っています。 地域それぞれに良い風習も悪い慣例もあるので… でもお互い気持ち良く暮らすため歩み寄りは必要で、私のような立場の人間がうまく間に立ち、意見や価値観をすり合わせて皆が楽しく暮らせるのがいちばんですよね。
ステキなキッカケ
福島県会津から移住してきた女性が「海に入ったことがない」と話してくれたことがあります。せっかく三浦に移住したなら海を楽しんでほしいと思い、シーカヤックのインストラクターに連絡しようと思った矢先、たまたまその方が来店! 3人で盛り上がり、すぐ日程を組みました。しかもNHKの取材依頼と重なり、3人で三浦の海を楽しむ様子を撮影してもらうこともでき、初めての海の記録が残せた奇跡的なエピソードでした✨
実際に相談するには…?
菊地さんによるコラム、いかがでしたでしょうか。 三浦エリアでの暮らしや住まい方などちょっと気になるな…と思った方はぜひご相談ください✨
相談の流れ
(1)移住希望の方や移住に興味・関心のある方から、「三浦半島移住コンシェルジュ」(以下、「コンシェルジュ」といいます。)に相談の申込みをしていただきます。 (2)コンシェルジュから、申込みいただいた方に対して、移住希望先などに関する相談対応・ヒアリングを行います。 (3)コンシェルジュから、「暮らしの案内人」や「地域の案内人」をご紹介することもできます。(市町の担当窓口などのご紹介も行います。) (4)コンシェルジュや案内人が希望に応じて、現地案内や先輩移住者の紹介などを行います。
移住相談の申し込みは、神奈川県電子申請システムにて受付中です。 ※相談・現地案内ともに無料 ※お申し込みの際は合わせてぜひ「興味ある」ボタンも押していただけると嬉しいです! https://dshinsei.e-kanagawa.lg.jp/140007-u/offer/offerList_detail?tempSeq=98494
移住相談の前にまずはライトに質問してみたいな…という方も「興味ある」ボタンを押してください。追ってメッセージでご案内をします✨

このプロジェクトの地域

三浦市
人口 3.82万人
三浦半島移住コンシェルジュ運営事務局が紹介する三浦市ってこんなところ!
三浦で暮らしていて思うのは、都会では季節や行事を「クリスマス」や「バレンタイン」「ハロウィン」といった、元々日本の文化に無い海外の文化をビジネスと結びつけているけども、三浦では、梅雨入りや梅雨明けを知らせる地域の祭礼や行事、夏にはスイカやメロン、冬には大根やキャベツ、寒くなればサバやイカなどといった「食の旬」を身近に感じることが出来ます。 更には「あそこの桜咲き始めたね」「富士山が雪化粧して冬って感じだ」と、日常の会話で自然と「季節」を感じられることが多く、朝日も夕日も同じ景色が一つとしてない、毎日がドラマティックなのが三浦の魅力の一つです!
このプロジェクトの作成者
「三浦半島移住コンシェルジュ」は、三浦半島エリアへの移住に関心を持つ方を対象に、地域の事情に詳しいカヤックの社員が中心となり移住をサポートする取り組みです。
神奈川県全体の移住相談を担う「ちょこっと田舎・かながわライフ支援センター」、「西湘足柄移住コンシェルジュ」、三浦半島地域の4市1町の移住関係課とも連携しながら、移住希望者が三浦半島での暮らしとコミュニティを楽しむための総合サポーターとして活動します。

















