【移住者インタビュー】奈良から隠岐諸島へ。海のそばで暮らす釣り人の物語。
公開日:2026/02/12 04:44
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2026/06/21内陸の奈良県で育ち、釣りを楽しんできた澤藤豊さん。 「いつかは海のそばで暮らしたい」──そんな思いを胸に、たどり着いたのが隠岐諸島でした。
現在は隠岐汽船の海士営業所で働きながら、港とともにある日常を送っています。 徒歩5分で海へ向かい、竿を出す。 釣りが特別な趣味ではなく、生活の一部になった今。
好きなことと仕事が、無理なくつながる場所での暮らしとは。 内陸育ちの一人の釣り人が選んだ、島での毎日を聞きました。
海のない奈良から、隠岐へ。暮らしを変えた小さなきっかけ。
子どもの頃から釣りが好きで、休みの日には湖へ足を運んでいた。
社会人になってからは営業の仕事に就き、各地を飛び回る忙しい日々。 充実していなかったわけではないけれど、心のどこかにはいつも、こんな思いがあったという。
「海のそばで暮らせたらいいな」
そんなとき、テレビの釣り番組で目にした隠岐の海。 次々に釣れる魚、透き通った水、ゆったり流れる時間。
「何やこの場所…!?」
気づけば夢中で調べていた。
その後、隠岐諸島・海士町(あまちょう)の複業共同組合の制度をきっかけに島へ移住。 2023年9月からは、隠岐汽船の海士営業所で事務員として勤務している。
窓口で切符を販売し、電話で予約を受け、ときには港で船の着岸を支える作業にも関わる。
観光客や島民にとっての“玄関口”であり、島の移動を支える仕事だ。
徒歩5分で海。釣りが“日常”になる島の暮らし。
今の住まいから海までは歩いて5分。 思い立ったらすぐに竿を出せる環境だ。
1.5kgのアオリイカ。 40cmを超えるイサキ。 69cmのスズキ。
これが遠征ではなく、日常の中にある。
しかも澤藤さん、釣果はExcelで記録している。 あとから見返してみると、移住した年だけで220日間も釣りをしていたという。
「自分でも引きました(笑)。でも、それだけ海に立ちたくなる場所なんです」
春夏秋冬、釣れる魚が変わる。 今年はヒラメを狙っている最中だ。
大物を一匹よりも、中くらいのサイズがコンスタントに釣れる方が嬉しい。
「野球で例えると、ホームランよりヒットを積み重ねたいタイプです」
島の時間はゆっくりだ。 釣りをしない日は、海を眺めながらのんびりしたり、筋トレをしたり、ゲームをしたり、最近は『ハンターハンター』を読み返している。
それでも結局、気づけばまた海へ向かっている。
不便さも含めて好きになる。隠岐で暮らしたい人へ。
隠岐での生活は、もちろん便利なことばかりではない。 お店の営業時間も、本土と同じようにはいかないし、移動だって天候に左右される。
けれど、それを含めて「島の時間」なんだと思います、と澤藤さんは言う。
「海士町だけじゃなくて、隠岐はそれぞれの島に表情があって、フェリーや高速船で行き来できるのも面白いです。仕事で関わる人、港で出会う人、少しずつ知っている顔が増えていく感じが好きです」
島で暮らしていると、自分の仕事が誰のためにあるのかが、すごく分かりやすい。 運ぶ人がいて、待っている人がいる。 日常が、目の前で動いている。
「来て後悔はまったくないですね。毎日の生活の中に、自分の好きな海があって、釣りがあって、ちゃんと仕事がある。それがすごくしっくりきています」
もし、心のどこかに自然の近くで暮らしたい、海のそばで生きてみたい、そんな気持ちがあるなら。
隠岐という場所も、きっと選択肢のひとつになる。
ここには、好きなことと生活が無理なくつながる毎日がある。
このプロジェクトの地域
隠岐の島町
人口 1.27万人
松澤拓也が紹介する隠岐の島町ってこんなところ!
隠岐諸島は、少しずつ変わり続けている島です。 移住者や若い世代が増え、島民と一緒に新しい取り組みが生まれています。 「島のやり方」を大切にしつつ、外から来た人の視点やアイデアも、しっかり受け入れてくれる空気があります。
人が増えることは、仕事が増え、選択肢が増え、島の未来につながっていくこと。 だからこそ、島を好きになってくれる人、一緒に考えてくれる人が来てくれるのは、素直に嬉しいです。
隠岐は完成された場所ではありません。 でも、一緒につくっていける余白がある島です。
このプロジェクトの作成者
1994年1月生まれ。 福岡県大牟田市出生、埼玉県さいたま市育ち。 高校時代から一人旅に魅了され、20代前半で全国47都道府県を踏破。 海外27ヶ国・113都市を巡った後、2024年秋から約1年間マレーシアに移住。
旅ではなく「生活」を選び続けた先で、2025年秋に隠岐諸島へたどり着きました。
【旅の記憶】 好きな国:タイ、ラオス、バングラデシュ 好きな街:島根県海士町、島根県隠岐の島町、埼玉県秩父市
【趣味】 ■野球観戦 千葉ロッテマリーンズの大ファン。 2004年頃に西岡・小坂・福浦・ベニーに心を掴まれ、今ではZOZOマリンスタジアムのライトスタンド、アウェー球場のレフトスタンドが定位置です。
■お笑い ジャルジャル、さらば青春の光、シンクロニシティ、フースーヤ、キュウ、カナメストーン推し。 劇場にも足を運ぶ賞レースオタク。(M-1とキングオブコントは毎年本気)
■音楽 ブルーハーツは人生のBGM。 好きな曲は「1000のバイオリン」「TRAIN-TRAIN」「情熱の薔薇」「青空」「人にやさしく」。
■ゲーム ポケモンSV/パワプロ/大乱闘スマッシュブラザーズ。 それぞれ気づけばプレイ時間1000時間超。
【最後に】 「船の仕事は初めて」という方も大歓迎です。 未経験から船員としてスタートした仲間もたくさんいます。 分からないことは、現場も人事も一緒にフォローしますので、安心してチャレンジしてください。
まずは話を聞くだけでもOK。 少しでも気になったら、気軽に声をかけてくださいね!