「アパレル×農業=かっこいい農業」で、上田万地域の田んぼを一緒に守ってくれる仲間を募集!

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「興味ある」が押されました!

2026/04/01

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2026/04/01

農業は長い間、「きつい・汚い・稼げない(または危険)」の3K職業といわれてきました。 しかし、この10年ほどの間に「かっこいい・稼げる・効率化」の新3K農業を目指す動きが、若手農家を中心に出てきています。 今回は、まさにこの新3Kを地でいく「アパレル×農業=かっこいい農業」を実現した、大協テックス株式会社の原尚豪(はら・たかひで)さんをご紹介します。

原さんは以前から勤めていた大阪の衣料用生地(繊維)の企画販売会社である大協テックスに、なんと“農業事業部”を立ち上げてしまったスゴイ人。 2019年に大阪から萩市へUターンし、故郷の上田万(かみたま)地域で、経験0から米作りを始めました。地元農家からアドバイスをもらいながら1.4haで始めた田んぼは、翌年4haに増やして収量3倍に。8年目の今では10haまで増やし、ミルキークイーン、きぬむすめ、もち米など合わせて50tが生産できるようになり、仕入れも合わせると年間約60tの米を取扱う規模にまで成長。販路は先輩や仲間の紹介もあって、県外はもとより海外まで順調に広がってきています。ただ、さすがにこうなると一人では手が回らなくなり、大事な事業と田んぼを一緒に守り育ててくれる仲間を募集中です。

まずは、原さんがどうして繊維メーカーで“農業”の新事業部を立ち上げるに至ったのか、しかも米農家の9割以上が赤字または薄利といわれる中で、なぜ「米」を選択したのかなど、一つひとつ聞いてみたいと思います。 読み終わって、原さんの理想や人となりを知っていただいた後、「ぜひ会ってお話を聞いてみたい」と思われた方は、「興味ある」「参加したい」ボタンを押してお知らせください(現地・オンライイン可)。また、メッセージ欄から質問も受け付けておりますので、何か聞いてみたいことがありましたら、お気軽にお尋ねください。萩市ローカルエディターの三枝がおつなぎします。

きっかけは大好きだった祖父の言葉。一人でもやる覚悟でプレゼン

Q.繊維メーカーで、農業事業部を立ち上げたきっかけを教えてください。

現在、海外繊維は価格が安くレベルも上がってきており、日本の繊維業界は押されつつあります。 そのような情勢の中、将来的にもう一つ柱になるような事業企画を発案し発表する「イノベーションアワード」を社長が考案し、全社で募集がかけられました。 そのとき脳裏にパッと浮かんだのが、「お米は食べるけど、毎年赤字になる」と言っていた祖父の言葉でした。 僕が育った地域では、お米は買うものではなく、作ったものを食べるという習慣があるようで、祖父も農協に勤めていた父も、お米を作っていました。おじいちゃん子だった僕は、大好きな祖父のトラクターの横に乗せてもらったり、GWの時期には地域のおじいちゃんたちと一緒に苗箱作りを手伝ったりして、お米が身近すぎる生活をしていました。周りの人も自分たちで食べる分だけは確保して、残りは農協に売るという兼業農家が多かったと思います。 それで、「なんで赤字なのかなぁ」と考えた時に、当時は肥料を買うのも、出来上がった米を売るのも農協からという時代だったので、それはしょうがないのかなと思ったのですが、今は販売先も生産方法も自由なので、全部自分で作ってしまえば、儲かる農業ができるんじゃないかな、と思いました。 ましてや日本人なのでお米は絶対食べるし、将来的にも農業で何かできるんじゃないかなと思って。それでイノベーションアワードで事業案を出して、社長、浜松の支店長、経理部長…と1年かけてプレゼンしました。数字だけで見ると、どうしても事業としては厳しい数字なので、最初はなかなか首を縦に振ってはもらえなかったんですが、僕はもうやる気になっていたので、「じゃあもう、会社やめます!1回自分でやってみます」って言って(笑) そしたら社長が、「おぉ、そこまで言うんだったらちょっとやってみようか」と言って採用されて、2019年からスタートしました。

Q.事業を始める際、田万川地域でやろうと思った理由は何ですか?

田万川のお米が美味しいっていうのは、僕は昔から知っているので、絶対に売れると思っていたんですよね。大学進学で大阪に出た時、学生でお金がないので安い米を買って食べてみたこともありましたが、もう全然、美味しくないんですよね。だから米は家で作ったものを送ってもらって、自炊していました。 それと、2018年6月の大阪府北部地震と9月の台風21号で災害を2回経験して、やっぱり災害って本当に怖いと思ったのも理由の一つです。電車が止まってしまって家に帰れないし、連絡つけようにも、ああいう時って連絡つかないんですよね。子どもが生まれたばかりで、妻はすごく焦ってパニックにになっていたらしく、やっぱりなるべく自然災害の少ないところがいいと思ったんですよ。 萩に引っ越してからは本当に何もなく(笑)。コロナもありましたし、萩にいて本当に良かったなと思ってます。

ズラリと生地の並んだ大協テックス萩支店で取材。建物は築200年の蔵を改装したもの
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田んぼの畦道を登下校する田万川の子ども。こんな長閑な風景の中で原さんは育ちました
田んぼの畦道を登下校する田万川の子ども。こんな長閑な風景の中で原さんは育ちました

「魅せる農業」と「適正価格」で次世代から選ばれる職業に!

Q.「KAMITAMA RICE」のネーミングやデザインには、どのような思いを込められたのですか?

実は、ここで米作りを始めた理由の一つに、上田万のお米は美味しいのにあまり売れていなかったことや、後継者不足によって、このままだとお米が食べられなくなってしまうのではないか、という危機感がありました。 それで、まずはきちんとブランディングを立ててからやろう、ということで、社内で仲の良いデザイナーとネーミングやロゴについていろいろ相談していく中で、やっぱり土地名を出した方がいいんじゃないか、となって。しかもローマ字表記にしたら、日本の神様とかけあわせたような感じにもなるからいいんじゃないかというので、じゃあそうしましょう(笑)、って決まりました。事業を始める時、輸出もきちんとやっていきたいと宣言していたので、英語表記の方が圧倒的に良いというところもありました。 そして、萩市の市章にもなっている城下町の土塀と、お米を意識したロゴデザインにして「KAMITAMA RICE」というブランドを作りました。

Q.繊維メーカーが仕掛ける「KAMITAMA RICE」の米作りには、どんな特徴があるのでしょうか。

「魅せる農業」と「適正価格」ですね。 まず、作業着にはちょっと気をつかって、取引先と共同開発した機能性の高いデニムを着用しています。デニムは使いこむほどに表情が変化するので、農作業でより深い味わいが加わるのではないかと思い、デニムに合わせてわざと人目を引くようなファッションで農作業をしています。眩しさ対策でサングラスもしているのですが、周囲からはきっと「かっこつけ」と思われているでしょうね(笑) 価格に関しては、今までが安すぎたという思いがあります。結局値段を上げないことには農業が成り立たないので、そうなると将来的にどうなるのかは見えていることなんですよね。きちんと「儲かる農業」を形として作っていかないとダメだと思っていて、発売当初から適正価格で販売しています。 これまでの農業ってどうしても儲からないし、汗かいて土ばっかり触っているので若い人がやりたがらないというところがあったと思うんですけど、「魅せる農業」と「適正価格」で、次世代の選択肢の一つに入れていきたいなと考えています。

おしゃれなブランド袋に身を包んだKAMITAMA RICEは、贈答品としても人気
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強度と伸縮性に優れた糸を使ったデニムは、耐久性と動きやすさからも農作業にピッタリ
強度と伸縮性に優れた糸を使ったデニムは、耐久性と動きやすさからも農作業にピッタリ

農業経験はなくてもOK!農業と好きなことを両立できる働き方

Q.大切な「KAMITAMA RICE」ブランドを、一緒に支える仲間を求める原さんが今、出会ってみたいのはどんな人ですか?

僕と同じように繊維や服が好きな人だったらいいんですけど、やっぱり将来的に上田万地域の田んぼを一緒に守っていけるような人が理想かなと思いますね。 近年はとくに米にスポットが当たって、価格も2~3倍くらいの価格になって高騰して注目されているとは思うんですけど、米作りって本当に美味しいものを、自分の子どもであったり、家族であったり、皆に食べてもらうっていう本当に誇れる仕事なので、それプラス、かっこいい制服でかっこいい農業を一緒に極めていけるような人が見つかればいいなと思っています。あとは、素直な方が来てくれれば大丈夫かなと。 今ようやく8年目で台湾への輸出が始まったので、これを機に自分たちの作った自慢の米を、どんどん世界の人たちに食べてもらえるような事業にしていきたいと思っています。

Q.農業経験がなくても大丈夫ですか?

僕もほぼ0からやっていますし、農業経験は正直なくても大丈夫です👌 僕が体験して大変だなと思ったことは、できることから自動化するようにもしていますので、気を楽にして考えてもらえたらいいかなと思います。 それでも、どうしても暑くて、辛い部分はあったりするんですけど、1日のやることを決めてやってしまえば、半日でクリアして午後から休む日があってもいいかなと思っているので、時間はある程度融通が利かせられるのではないかと思っています。

僕も趣味でサーフィンをしているので、波がある時は朝イチで海に入って、いい波に乗れなかったら、日中は農作業を頑張って早めに切り上げて、夕方ちょっと海に入って、というような生活もしたりしているので、仕事をしつつ、自分の好きなことも楽しめるような働き方にできればと思っています。

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いかがでしたか。将来的にはスマート農業を目指しているという原さん。すでにラジコン式草刈機や自動操舵トラクターも導入し、できるだけ負担を減らす工夫を始めています。 繊維メーカーと農家という2足の草鞋(わらじ)で…いや、草鞋というよりおしゃれなファッションで、田万川の田んぼと海外を股にかけ飛び回っていらっしゃる原さんのお話をぜひ聞いてみたいと思った方は、「興味ある」ボタンを押してお知らせください。お待ちしています。

趣味のサーフィンは、すぐ近くにある北長門海岸国定公園にも指定された美しい海で。
趣味のサーフィンは、すぐ近くにある北長門海岸国定公園にも指定された美しい海で。
「米作りは本当に美味しいものを大切な人に食べてもらう誇れる仕事」と胸を張る原さん
「米作りは本当に美味しいものを大切な人に食べてもらう誇れる仕事」と胸を張る原さん

このプロジェクトの地域

山口県

萩市

人口 4.11万人

萩市

三枝英恵が紹介する萩市ってこんなところ!

山口県の最北東部に位置する田万川地域は、北に日本海、南に島根県津和野町、東は益田市という、海・山・歴史的スポットに囲まれた地域です。

日本海に面した江崎地区では漁業、内陸の小川地区では農業と、それぞれに豊かな自然を生かした産業が発展。 中央を流れる田万川沿いでは、肥沃な大地の恩恵を受け昔から米や野菜が栽培され、美しい田園風景が見られます。 また天然の良港である江崎湾は、毛利藩政時代には米や蝋、紙といった「防長三白(ぼうちょうさんぱく)」の積み出し港として北前船などの回船が出入りして栄えた歴史があります。

さらに国道191号線沿いには「道の駅・ゆとりパークたまがわ」があり、地元の米・野菜・果物・鮮魚がいつでも手に入るほか、近くには2022年にリニューアルオープンしたきれいな「田万川温泉 憩いの湯」があり、毎日の疲れを癒すことができます。 他にも日本第1号のRVパークとしてオープンした「RVパークたまがわ」を備えた「田万川キャンプ場」があり、県内外からの観光客で賑わう人気スポットとなっています。

1日2本、東京への直行便が往復する「萩・石見空港」や、食品・衣料・スポーツ用品などが揃う大きなショッピングモールへも国道沿いで約20分とアクセス抜群なので、自然に囲まれた暮らしを満喫しつつ、便利な生活も捨てたくないという方にはぜひ検討していただきたいエリアの一つです。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

東京で編集、ライターとして20年以上経験を重ねた後、ローカルエディターになりたくて萩へ移住しました。 なんでも「買う」ことができた街暮らしとは違って、田舎暮らしは「作る」ことが当たり前なので、移住前は考えもしなかったようなことまでしています(笑) だけどそれが、昔好きだったことを再発見したり、思ってもみなかったスキルが上がったりして、新しい自分に出会うきっかけにもなっています。想像していた自分とは違う刺激と成長を与えてくれるところも、萩暮らしの醍醐味です。

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