【求人インタビュー】未来の森を育てる仕事。未経験から始める林業という選択
公開日:2026/07/13 06:50
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2026/07/13陸前高田市の移住定住ポータルサイト「高田暮らし」では、陸前高田市内の求人中企業のインタビューを掲載しております。
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移住をする時、最もハードルになりやすいのが「仕事」です。
正直、都会に比べて求人の数だけを見れば、圧倒的に少ないのが現状です。 ただ、小さな地域だからこそ、陸前高田だからこその仕事もありますし、複数の仕事を持ったり、小さく起業したりと、多様な働き方が存在します。
実際、どんな想いを持って、どういったビジョン・ミッションのもとに取り組んでいる企業や団体があるのか。そこではどんな人たちが働き、活躍しているのか。
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今回の求人インタビューはこちら
https://takatakurashi.jp/job/10019/
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未来の森を育てる仕事。未経験から始める林業という選択
陸前高田市を拠点に林業を営む山木屋。
主な仕事は、苗木を植え、森を育てる「造林」です。今回募集するのは、その造林作業を中心に担うスタッフ。未経験から始められ、将来的には独立も目指せる仕事です。 今回お話を伺ったのは、山木屋代表の平山直さんです。
森を育てる造林の仕事
山木屋が主に手がけているのは造林業です。植林したり、植えた木のまわりの草を刈る「下刈り」をしたり。森林組合から受託した仕事を中心に、森を育てるための作業を行っています。現場は主に陸前高田市内ですが、大船渡市での仕事もあります。 「最近は大船渡の山林火災があった現場の作業も始まったので、これからは大船渡へ行く機会も多くなると思います」 今回の募集人数は1名~2名程度。自然の中で身体を動かしながら働く仲間を求めています。
未経験でも大丈夫。必要なのは体力とやる気
林業と聞くと、専門的な技術や経験が必要な仕事というイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし平山さんは、「未経験でも大丈夫です」と話します。「この仕事に向いているのは、元気がある人、体力がある人、自然が好きな人ですね。やる気があるのであれば、1~2年やれば独立させたいなぐらいに思っています」下刈りや間伐ではチェーンソーや刈払機を使いますが、必要な資格は入社後に取得できます。平山さんによると、造林業は高度な技術職というよりも、身体を使う仕事だといいます。
「大きい資格でもないので、教えながらで大丈夫です。造林業自体は、もちろん技術も必要ですが、まずは身体を動かしながら覚えていく仕事なんですよ」
植林は、鍬で地面を掘り、苗木を植える作業の繰り返しです。また、「地拵え(じごしらえ)」と呼ばれる植林前の準備作業では、山に落ちている木を使って作業することもあります。
「個人的には、令和のこの時代にこれで稼げるのってすごい幸せだなと思いながらやっているんですけど、人によってはもちろん『何だこの作業?』ってなるのかもしれない。でも逆にそういうのを魅力に思ってくれる人であればやれると思います」
必要なのは特別な才能ではなく、継続して作業できる体力や忍耐力です。
独立も歓迎。それが業界の未来につながる
山木屋の特徴のひとつが、独立を前提に働くことも歓迎している点です。一般的には、従業員が独立すると人手不足になるため歓迎されないこともあります。しかし平山さんの考えは少し違いました。
「林業の業界的に、まず担い手がいないんです。物量的には少しでも独立して稼いでもらって、さらにその独立した人が新しい人を雇ってとか、そういう派生的なものが必要になるので、全然ウェルカムですね」
造林業は森林組合からの受託業務が中心です。特に現在は、大船渡の山林火災の復旧に関わる仕事も増えています。そのため、独立後も比較的仕事を受けやすい環境があります。また、仕事の多くは行政事業や補助事業とも関わっています。
「大船渡市の山林火災跡地の復旧や再造林、市有林整備などもあり、私自身は、地域内でも一定の仕事量が見込まれていると感じています。仮に仕事が少なくなったとしても、技術を身につければ自分で仕事を作ることもできると思います。 また、単に作業をこなすだけではなく、これからの林業を盛り上げていく仲間が増えてほしいと思っています。現場の仕事はもちろん、木工や商品開発、地域との関わりなど、多角的な視点から一緒に林業を面白くしていけたら最高ですね。」
なぜ担い手が少ないのか
一方で、林業の業界全体を見ると担い手不足は大きな課題です。その理由について平山さんは率直にこう話します。
「昔から3K(きつい・危険・稼げない)と言われてきた業界というのはあると思います。」
きつい、危険、稼げない。そうしたイメージが今も根強く残っています。ただ、実際には状況も少しずつ変わってきています。 「今はある程度単価も上がってきていますし、安全に対する意識も変わってきています。自分も造林業を始めたのは最近なんですけど、やっていて従業員を雇ってやれるなっていうのが分かりました。山って間口が狭いというか、食べ物でもないし、山との接点も人によっては全くなかったりするんです」 だからこそ、まずは知ってもらうことが大切だといいます。いろんな人に知ってもらって、興味を持ってもらえればと平山さんは語りました。
未来に財産を残す仕事
平山さんが林業を続ける理由のひとつに、「未来につなぐ仕事」という思いがあります。林業は長い時間をかけて成り立つ産業です。今の仕事があるのも、先人たちが植えた木があるからです。
「間伐の作業もそうだけど、林業ってかなりスパンが長いんです。先人たちが植えたものがあって今の仕事があったりするので、そういうものをしっかりつないでいって、未来に財産を残せたらなと思っています」
山木屋では林業以外にも、林道整備や草刈り、伐採なども行っています。また、木工にも取り組んでいます。その背景には、木や森をもっと身近に感じてほしいという思いがありました。
「個人的には、そこら辺に生えている木が、自分が使うものとか住居になっているというのはすごいことだと思うんです。自分(人間)もちゃんと自然の一部だと感じられる瞬間というか。なるべく多くの人に『木っていいね』とか、触ってみてなんとなくでもいいから『木材いいなあ』みたいなのを感じてもらえたらなと思っています」
自然の中で働くという魅力
最後に、この仕事のやりがいについて聞きました。平山さんが最初に挙げたのは、やはり自然の中で働くことでした。 「自然の中での仕事っていうのはすごい魅力的です。山の中で人工物はほとんど見えない状態の場所で作業をするっていうのは、すごい魅力的かなと思います。継続して同じような作業をしていたら、振り返ったときに『めっちゃすごい面積、自分たちが作業した場所だ』って見えるんです。達成感はありますね」 作業自体は地道なものです。それでも、積み重ねた成果は確実に目に見える形で残ります。そして何より、山には余計なものがありません。
「作業場所が自然の中っていうのが個人的には一番ですね。余計なものがないので、余計なストレスがないと思います」
森を育てる仕事。
未来に残る仕事。
そして、自然の中で身体を動かしながら働く仕事。 そんな働き方に少しでも興味を持った方は、山木屋の門をたたいてみてはいかがでしょうか。
▼募集要項は下記リンクよりご確認ください。 https://takatakurashi.jp/job/10019/
このプロジェクトの地域
陸前高田市
人口 1.71万人
特定非営利活動法人高田暮舎が紹介する陸前高田市ってこんなところ!
岩手県の南東部に位置する陸前高田市
自然豊かなまち。海と共に生きる半島側の地域から山間部の自然を感じる地域まであり、8つの町から構成されています。冬は雪もあまり積もらず、雪かきは多くても年数回程度の比較的温暖な気候です。
陸前高田には、気軽にお家でお茶をする「お茶っこ」や、新鮮な魚介類や野菜などを分け合う「おすそ分け」、夏に開催される伝統的な七夕に地域一丸となって全力で取り組み、楽しむといった様々な文化が根付いています。
陸前高田市はUターン・Iターンなど関係なく、やってきた人を温かく迎え入れてくれる風土も大きな魅力の1つ。震災をきっかけに、これまでに多くの移住者たちが復興・新しいまちづくりに挑戦し、活躍してきました。
単なる被災地ではなく、外から入ってきて何かを始めたという人が多く、チャレンジしやすい環境となっています。
「人と人とのつながりを密に感じたい」「自然に囲まれた暮らしをしたい」「新しいチャレンジをしてみたい」など、どんな些細な想いやきっかけでもかまいません。ぜひ魅力たっぷりな陸前高田に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
このプロジェクトの作成者
「ポジティブな過疎地域をつくる」 陸前高田市から業務委託を受けて、移住定住のサポートを行っています。 高田について、知りたい・聞きたいなどがあればお気軽にお問い合わせください。