高校生の生活サポートから「みんなの居場所づくり」まで。葛巻町地域おこし協力隊の挑戦!
公開日:2026/08/19 02:20
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2026/08/21「興味ある」が押されました!
2026/08/20東京でマーケティングの仕事をしていた中尾さんが選んだのは、岩手・葛巻での地域おこし協力隊「ハウスマスター」という仕事。幼い頃から祖母を訪ねて足を運んだ岩手県で、みんなの寄り合いの場作りにも取り組む中尾さんに、これまでの歩みと葛巻での暮らしについて伺った。
▼ハウスマスターとは?
くずまき山村留学生寄宿舎で暮らす生徒を手助けする仕事です。また、地域のみなさんと交流し、イベントへの積極的な参加を促します。
▼お話しを聞いた方
中尾 なつみ隊員(大阪府高槻市出身)
生徒の自立を一番近くで支える存在を目指して!
▼地域おこし協力隊に応募しようと思ったきっかけは?
大学を卒業してから東京で就職しました。マーケティングリサーチの仕事で、IT系の担当でした。仕事自体はいろいろな業界のことを知ることができてやりがいがあったのですが、都会での暮らしにはちょっと違和感もあって。母方の祖母が花巻市に住んでいたので、小さい頃から長期休みの時は岩手県に遊びに来ていたんです。それで、知人から「地域おこし協力隊っていう制度が岩手にもあるよ」と聞いたのが応募のきっかけです。
地域おこし協力隊って各市町村でいろいろな仕事があるんですが、「ハウスマスター」って、他にはなかったんですよね。大学で高校国語科の教員免許を取得していたこともあり、高校生の生活に沿った支援に興味が湧きました。シフト制で朝9時から夜10時までを、ハウスマスター3人で担当しています。夜勤はなく、10時になったら自分の家へ帰ります。
▼高校生たちの様子はいかがですか?
学年によって雰囲気は結構違いますね。地域活動にすごく積極的だったり、のんびりした雰囲気だったり。親元を離れて暮らしている生徒一人一人に寄り添って、自立した生活を送れるような支援ができるよう心がけています。
テレビや音楽の話をするとジェネレーションギャップを感じることもあります。でも、その日学校であったことや、今どんなことが流行っているか、日々いろいろな話をしているうちに距離が縮まって、生徒の方からも「なんでこんな遠いところに来ることにしたんですか?」とか「どうして高校生と関わる仕事を選んだんですか?」と聞かれたり。みんな、なかなか鋭いんですよ(笑)
「集まる場所がないなら作ろう」新たな居場所づくりへの挑戦!
▼子ども食堂をやってみようと思ったきっかけは何ですか?
地域おこし協力隊になって何をしようか考えたときに、研修会や他の市町村の協力隊との交流会に参加していました。そこで子ども食堂の講座に参加したのが直接のきっかけですね。子ども食堂と言うと食事を目的に親子が集まるようなイメージがあったのですが、講座でお話しをお聞きして、子育て中の家族だけではなく、高齢者の方も含めて誰もが参加できる、寄り合いの場なんだと感じました。葛巻でもよく、「みんなで寄り合う場がない」という声を聞いていたので、それなら子ども食堂をやろう!と思ったんです。
プレイベントは今年5月、7月に1回目を開催しました。需要があるかどうかも分からない状態からのスタートで、知り合いに声をかけてもらって20人くらい集まることを目標にしていたのですが、結果的には35人ぐらいが参加。その次の1回目は40人以上の方々にきていただき、次回開催は9月の予定です。本来は月1回のペースでやりたいのですが、お手伝いしてくださる方を集めるのが大変で、今は2ヶ月に1回ぐらいのペースで開催しています。
皆さん本当に温かくて、私が何か提案すると「いいじゃん!」と言ってくれて、ありがたいです。町にある課題を解決していきたいという気持ちの人が多くて「頑張るなら応援するよ」というスタンスで見守ってくれています。
自然の恵みを感じながら、チャレンジを後押ししてくれる町!
▼葛巻のどんなところが好きですか?
都会に住んでいたら見られない景色が葛巻にはありますね。私は、グリーンテージ(寄宿舎に隣接する宿泊施設)から見える山並みに小さなぽこぽことした風車が見える景色が好きです。食べ物は、野菜を家で作っている方が多いので、ご近所さんからのお裾分けをたくさんいただきますね。だいこん、きゅうり、ナス、ピーマン。夏場は特に多くて、私も食べきれないほど(笑)身の回りに美味しい食材があるからでしょうか、葛巻に来てからはほとんどコンビニの商品を買うことがなくなりました。
葛巻で何か仕事ができればいいなと思っているんですが、何をやりたいかはまだまだ模索中なので、協力隊の間にいろいろな方と出会って、話して、お互いのことを知れたらいいですね。
▼葛巻に移住を考えている方へのメッセージ
やりたいと思ったことに協力してくれる人が葛巻にはたくさんいます。アイデアがあったり、何かチャレンジしたいと思っている方にはぜひ来て、実現させてみてほしいです。大自然の中に当たり前にある、季節の移り変わりを感じながら葛巻の生活を一緒に楽しみましょう!
このプロジェクトの地域
葛巻町
人口 0.49万人
葛巻町地域おこし協力隊募集支援事務局が紹介する葛巻町ってこんなところ!
葛巻町は岩手県北部に位置し、北欧を思わせる高原の風景が広がる「北緯40度 ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち」です。 乳牛の頭数、牛乳生産量は東北一! 酪農が基幹産業となっているほか、特産の山ぶどうを活用したワインやジュースの生産もさかんで、その品質は高い評価を受けています。また、地域資源を活用したエネルギー自給に取り組み、風力発電、太陽光発電、バイオガス発電などのクリーンエネルギーをいち早く導入してきました。 自然を守り、自然を生かす、「自然との共生」を目指したまちづくりを進めています。 また、町の人口は、令和8年4月1日現在で5,035人。ほかの中山間地域と同様に人口減少が課題ですが、町では医療・教育・福祉などの充実を図り、山村のモデルとなるまちづくりに挑戦を続けています。
このプロジェクトの作成者
運営メンバー全員が、地域おこし協力隊や復興支援員の経験者です。なので、それぞれの経験や知見を活かした活動支援や相談対応をしております。 岩手県内で地域おこし協力隊や復興支援員として活動していた6名のメンバーによって設立した組織です。私たちは「いわての協力隊が活動しやすい環境を作り、それぞれの隊員が幸せに生きる道を見つける」をビジョンに掲げ活動しております。主な業務は岩手県内の地域おこし協力隊同士のつながりの創出や活動支援、相談できる場づくり、市町村への支援などです。