
自転車大国オランダでビーチまでサイクリング、そして至福の一杯という余暇の過ごし方はいかがでしょう
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2020/01/14こんにちは!
自転車大国オランダで、文字通り毎日自転車を漕いで生活しています、玲奈(れいな)です。 日本人の夫、息子、チワワとオランダ生活3年目を満喫中です。 3年目になっても、まだまだ驚きも珍騒動もある海外生活ですが、息子が小学校に通い始め、自分の時間を持てるようになったので、今は翻訳やジュエリー製作に携わっています。
サイクリングロードがどこまでも張り巡らされたこのフラットな国は、車も歩行者も自転車を優先してくれるので、本当に快適に走ることができます。そして、何より、オランダ人に混じって自転車を漕ぎ、風を浴びながら街並みを眺めるその時間こそが、オランダという国と一番馴染んでいる瞬間だと思います!
「あ〜私オランダにいるんだ」
と体感していただけること間違いなし。 どんな観光より楽しいと思います。 雨や風が強くたって、顔も髪もぐちゃぐちゃだって、自然と共に「生きている」心地のする時間。
オランダ人に混じって、ビーチまでサイクリングしましょう! (普通のママチャリ的なダッチバイクで楽しむ程度で、本気レースではありません、汗) そしてビーチで至福の1杯を堪能しませんか。
出産後に改めて自分と向き合う機会を得た幸運
私が、家族とオランダに移住した理由について、常に一番多く聞かれる質問でありながら、答えるのが一番難しい質問でもあります。というのも、理由はひとつではないからです。今回お話する理由も数ある理由のうちのひとつかもしれません。
私は、2014年に子供を出産し、産後4ヶ月で復職しました。そのままワーキングマザーとして奮闘していましたが、自分が会社員である限り、私の人生の舵取りは、私ではなく会社がしているんだと気づかされる出来事がいくつかありました。
定期的にいただけるお給料や福利厚生が当たり前のものではなく、本来は自らの価値を発揮してこそなのだと。あまりに日常になっていて、とうの昔にその意味を考えることをやめてしまっていたような気もしました。この名刺の肩書きがなくなってしまったら、私ってどんな人間なんだろう、私は何を武器にできるのだろう、その時、どうやって子供を育てていこう、と考えさせられました。広く社会を見渡せば、みんなと同じように、そして当然のように会社に属することを「していない」人たちもいました。その選択が果てしなく強い意志表示の表れだったとやっと気づかされた日々でした。
また、子供を育てるのに、北海道と宮崎で育った私達夫婦にとって東京がベストな環境とも言えませんでした。
では地方へUターンか…
宮崎で生活したのが18年。気づけば、東京での生活も、故郷で過ごした年数と並ぶほどになっていました。 これから子供が育つまでの18年。 どこでどう過ごそうか。


仕事を変えるように暮らす場所を変えてみようという挑戦
親は、今まで経験して身につけた知識や情報を子供に伝えることはできます。逆も然りで、見たことも聞いたこともないことを子供に伝えてあげることはできないのです。親のリテラシー以上に子供の可能性を広げてあげたいと考えると、慣れ親しんだ日本に留まるのではなく、海外という選択肢こそ私達夫婦には最適に思えたのでした。
そんな折、オランダで日本人に対する個人事業主ビザが発給されていることについて知りました。ただの会社員が海外でいきなり個人事業主というと、敷居の高い挑戦にも思えましたが、その時に自分の足で立つ挑戦と努力を惜しんではいけないように思いました。そして、その姿を見せることが、会社の愚痴をこぼす姿を見せてしまうより、よっぽど子供に良い影響を与えるように思えました。
また、ヨーロッパをバックパッカーした15年前の記憶を辿りつつ、他の国も検討しましたが、 ・強いアクセントなくオランダ人が英語を流暢に話すこと ・子供の個々にあった個性を伸ばすオルタナティブ教育を選択できること ・カフェやレストラン、交通機関にも犬を同伴できるペットフレンドリーな国であること が最終的な決め手となりました。


個人の自由が尊重されているからこそ、自分の人生は自分の責任。豊かにも貧しくもできるのは自分自身
移住後、夫婦で最も話題になったのは、オランダで生活する人が生き生きと楽しそうに見えたことでした。働くことだけに縛られず、日常の中で余暇を大切にし、家族の時間、夫婦の時間、子供との時間、ペットとの時間、そして自分ひとりの時間をも大切にしています。そうして、心の余裕とお金には代えられない豊かさを持つからこそ、他人にも寛大なのだと思いました。
オランダのランチタイムは大人でも子供でも30分ですが、太陽が出ていれば平日でも、日光浴をしながらカフェやレストランで同僚たちと談笑している姿があちこちに並びます。かと思えば、着替えてランニングに走り出す姿も見受けられます。また、緑のある公園も多く、体を動かしたり、ゆっくりお散歩したり、芝生に寝そべっていたり、個人がそれぞれのタイムラインで過ごしているように感じます。会社員に限らず、フリーランサーやアーティストの地位も日本より確立されており、自由なワークスタイルの選択が尊重されています。それゆえ、日本人の感覚では考えられないまとまった休暇の取り方もしています。
最初は、日本で時間に追われて足早に生活していた私達からすると、「怠慢」だとか、「適当」というネガティブな言葉をあてがってしまいそうでした。なぜなら、私たちは、余暇がうまく使えなかったからです。ぽっかりと空いたスケジュールの合間は、なんだかサボっているように感じてしまいました。お金を使わないと何も楽しいことなんてできないような気がしました。けれど、その時間、自分のライフスタイルに合わせて、ちょっとお友達を自宅に招いてお茶をするでもいい、ひとりでヨガをやって自分に向き合うのでもいい、次の予定を鑑みて仕事をしたっていいのです。そして、自分の人生は自分で形作るものであり、自分以外の誰の責任でもない。だから、みんな同じじゃなくていい、人それぞれなんだ、と多様性を受け入れられるようになったのは、ここの暮らしを知ったからだと思います。
オランダへの移住をお考えの方の中には、オランダの小学校や幼稚園っていったいどうなの?と思われている方も多くいらっしゃると思いますし、実際ご相談をいただくこともあります。 オランダの教育ってどうなの? 日本と違うところってどんなところ? 移住してがっかりしたことは?よかったことは? など、サイクリング後の一杯には、そんな話もざっくばらんに楽しめればと思います。


このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

アムステルダム
人口 85.40万人

Reina Sekiharaが紹介するアムステルダムってこんなところ!
オランダ( Netherlands)は、ヨーロッパの北西部に位置し、日本の九州ほどの国土に、九州の総人口よりやや多い1,700万人程度の人が暮らしています。 もともとはその国土のほとんどが海抜以下で、干拓を進め国土を広げてきました。オランダのイメージとなっている運河や風車も、元来は干拓のために整備されてきたものですが、今でも街の景観を風情よく保つのに一役買ってくれています。
天候は、雪の積もらない北海道とよく例えられます。春夏は、夜22時頃まで明るいので、まだまだ明るい太陽を浴びながらビーチや運河沿いのテラスでビールを楽しむというのも、ヨーロッパ人らしいアフターワークの楽しみ方です。一方で、秋冬は風車を回すほどの風力と、良いとは言えない雨曇り続きで、日照時間も少ないため、日本の日なたと言われる宮崎県で生まれ育った私には時々堪えます。しかし、立春を過ぎると日がだんだんと長くなり、お花があちこちに咲き始め、気持ちの良い春夏の訪れを知らせてくれます。
オランダ人は、ヨーロッパの小国でありながら、ハブとしての役割を持つ国ならではの合理的かつ柔軟な国民性で、世界一の高身長国民です。
このプロジェクトの作成者
日本の日なた、宮崎県で生まれ育ちました。東京で学生生活と社会人経験を積み、現在はオランダに住んでいます。 宮崎県出身で海外在住の方がどれくらいいるのかが最近の気になることです。もしいらっしゃればぜひご一報ください!