\リモートワーカーが熊本市を選ぶ理由って何ですか?/ 理由を解剖してみた
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公開日:2021/02/01

\リモートワーカーが熊本市を選ぶ理由って何ですか?/ 理由を解剖してみた

はじめまして。熊本リモートワーク体験相談窓口の担当をしている野口と申します。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、リモートワーク(テレワーク)の機会が増えた人も多いのではないでしょうか。そして、週末に休暇と合わせて旅先で仕事をする「ワ―ケーション(ワークとバケーションによる造語)」で日本各地へ行く人も増えてきているように思います。

地方移住や多拠点居住が、憧れではなく現実的な選択肢としてある今、暮らしている場所を少し離れてみることで、暮らし方や働き方を含めて、自分はどこで暮らすのがいいのか?をもう一度見つめ直す機会にもなりそうです。

僕自身は、熊本出身で東京を拠点にして1年くらいですが、逆に首都圏から熊本市はどう見えているのか、熊本市に拠点を持つことにはどんなメリットがあるのか、東京と熊本の二拠点を行き来する、DHE株式会社 代表取締役の柳原秀哉さんに、お話を聞きました。

行き来しているうちに、熊本市に居ついてしまった

企業や地域の課題をマーケティングの観点から解決する、事業開発コンサルティングを行うDHE株式会社の代表を務める柳原さんは、7年ほど前、熊本市の企業からの“人が集う場所をつくりたい”というリクエストに応えるために、市内にコワーキングスペース「未来会議室」をつくり、企画、調査、プロジェクトマネジメント、運用マニュアル作成までトータルでの空間プロデュース業務を担いました。

東京と熊本を行き来するたびに、熊本市民の“気持ちのいいお節介”に触れ、熊本にも軸足を置くことにしたのだとか。

柳原さん「当初は、自分が熊本市に居つくと思わなかったんですけどね(笑)。ありえないくらいホスピタリティがあるんですよ。言葉にするのが難しいんですが、とにかく心地いいんですね。人と人の温かい繋がりがあって、応援し合う関係性がある。それと、当時コワーキングスペースを知っているか?のインターネット調査を1,000人の熊本市民にからとったんですが、知っているのは10人もいなかった。それでもやろうという、新しいことに挑戦する気概のあるところも、みんな熊本に誇りを持っているような県民性も好きですね。」

人口約74万人という規模の熊本市には、ほぼなんでも揃っているけれど、ここはもうちょっと手を加えられるかも、といった部分もあるのだそう。そして九州全土に取引先があるため、九州の真ん中に位置する熊本市は、ビジネスとしての地の利も大きいと話します。

柳原さん「行き来しているうちに見えてくることが、確実に仕事につながっていると思いますね。そして熊本を中心に、大分にも、鹿児島にも、宮崎にも行くといった具合で、熊本に拠点があるメリットを十二分に使わせてもらっています。鹿児島で打ち合わせといっても、新幹線で1時間かからないですからね。熊本に軸足を持つことは、メリットしかないんじゃないですかね。」

東京と熊本を行き来する柳原さん。写真はコワーキングスペース「未来会議室」にて

東京と熊本を行き来する柳原さん。写真はコワーキングスペース「未来会議室」にて

そこに入ることでスイッチが入るコワーキングスペース

熊本市内には、程よい距離感に“使える”コワーキングスペースが点在しているのだとか。「未来会議室」はもちろん、他にも熊本日日新聞社が運営する「びぷれすイノベーションスタジオ」、「shared office yard」、そして「リージャス熊本PLACE花畑センター」などがあります。

柳原さん「コワーキングスペースは、いい感じにインフラ化していますね。熊本って観光地でもあるし、出張者が多いまちでもあるんですが、地元の人たちに加えて、そういった人たちも程よく混じっているんです。地域によっては、常連感のあふれる、ちょっと敷居の高いコワーキングスペースもあると思いますけど、そういった疎外感を感じるような要素は一切なくて。ウェルカムな空気感がありますね。そして、僕らが手がけたコワーキングスペース「未来会議室」は、そこに入ることでスイッチが入る状態にしたいと、施設内は熊本色を入れないようにしたんですよ。入った施設は東京やサンフランシスコなんかとも繋がっている空間~みたいな。だから喫茶店に行かずにそこに行く理由であって。本当に仕事環境として困ることは全くないですよ。」

■文中でご紹介したコワーキングスペースの詳細はこちら
・未来会議室 https://mirai-k.or.jp/
・びぷれすイノベーションスタジオ https://bista.kumanichi.com/
・shared office yard https://yard-llc.com/ 
・リージャス熊本PLACE花畑センター https://www.regus-office.jp/area-serch/area_kumamoto/kumamoto-place/

「未来会議室」は、本格的なコワーキングスペース。起業、スタートアップ向け、一時利用オフィス、貸し会議室、レンタルスペース、複合機など充実の環境・設備とサービスで九州 熊本の経済発展を目指している。

「未来会議室」は、本格的なコワーキングスペース。起業、スタートアップ向け、一時利用オフィス、貸し会議室、レンタルスペース、複合機など充実の環境・設備とサービスで九州 熊本の経済発展を目指している。

「未来会議室」スタッフ。コワーキングスペース内には一人用のハンモックもある。

「未来会議室」スタッフ。コワーキングスペース内には一人用のハンモックもある。

ワーケーションをするのにも最高な地、熊本市

最後に柳原さんに、熊本市に行くならぜひここに、という場所を教えてもらいました。

柳原さん「ちょっと足を伸ばせば、大自然がすぐそこなんです。僕のおすすめは、河内港です。落札価格が日本一に輝いたことがある、河内にある塩屋一番という海苔(のり)があるんですが、ホカホカの炊きたてご飯に巻いて、おにぎりで食べるのが最高なんです。熊本市内に、その海苔をいただける、ミシュランにも掲載された寿司屋もありますよ。天草市では、船に乗って5分で野生のイルカに出会うことができます。季節によっては、ウニを狙うのもいいですね。阿蘇山の雲海もぜひ。熊本市内から、一般道で約1時間かからないですから。そして人吉市には焼酎の酒蔵がたくさんありますから、飲み比べをしながら温泉も。県内だけでもたくさんありますが、九州一円へ足を伸ばせます。熊本市のいいところは、ワーケーションをするのにも最高の地である、ということではないでしょうか。」

いかがでしたでしょうか。九州の真ん中に位置し、近隣の県へのアクセスに優れた交通の要衝でありながら、阿蘇山に代表される自然環境にも恵まれた地、熊本市。まずは一度足を運んでみて、ぜひ熊本市のコワーキングスペースへ行ってみてください!

現在熊本市では、熊本市内でのリモートワーク(平日3日間)とバケーション(週末フリー2日間)がセットになったプログラム、熊本市「お試しリモート・ワーケーション体験プログラム」を準備中です。募集を開始しましたら、改めてお知らせいたします。

阿蘇の雲海。気候条件が揃った時にしか見られない貴重な景色。

阿蘇の雲海。気候条件が揃った時にしか見られない貴重な景色。

天草市に足を伸ばせば、船で5分もすれば野生のイルカに会うことができる。

天草市に足を伸ばせば、船で5分もすれば野生のイルカに会うことができる。

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熊本市
熊本リモートワーク体験相談窓口 担当者が紹介する熊本市ってこんなところ!

「日本一の地下水都市・くまもと」の言葉に尽きますが、熊本市は約74万市民の生活水道水をすべて清らかな地下水で賄っている、世界的に見ても珍しい都市です。蛇口を捻れば天然のミネラルウォーターを飲むことができ、市内各地では地下水が湧き出、水が溢れる風景・遊び場が日常に溶け込んでいます。

政令指定都市でありながら、農業産出額は全国8位と、農業が盛んな地域であり、地場の新鮮な食材を使った安価で美味しい飲食店が数多く存在します。

人口あたり病院数は政令指定都市中1位であり、24時間365日対応できる緊急医療体制の整備など、医療環境が充実しています。また、市内全小学校へのタブレット配布をはじめとした教育のICT化、子育てしながら働きやすい環境づくり(令和2年度の待機児童数は0人)を積極的に進めており、子育て環境も優れています。

是非、リモートワークやワーケーションなどにお越しいただき、熊本の生活をご体感ください!

熊本リモートワーク体験相談窓口 担当者
熊本リモートワーク体験相談窓口
こんにちは。熊本市東京事務所内に設置した、「熊本リモートワーク体験相談窓口」です。首都圏で地元熊本を盛り上げるべく仕事をしています。現在、首都圏のリモートワーカーの皆さんに熊本でお仕事してもらうための取組を進めておりますので、お気軽にご相談ください。
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