\美味しいものを食べながらオンラインで旅をしよう/ 山口県央7市町の味・人・暮らしに出会うオンラインツアー
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公開日:2021/02/04
終了日:2021/02/14

\美味しいものを食べながらオンラインで旅をしよう/ 山口県央7市町の味・人・暮らしに出会うオンラインツアー

みなさんこんにちは! 萩市ローカルエディターの上田&JOです。
今回は、2月20日に行われるオンラインツアーをご紹介します!
わが萩市を含む山口県は、豊かな自然と温暖な気候風土に恵まれ、全国的にも暮らしやすい県として知られています。そんな山口県と島根県津和野町のナナシマチをオンラインツアーで巡ります!“移住・定住”にスポットを当て、各地域に移住してきた“おもしろい人”や各地域を代表する絶品の特産品と生産者が、トークと味でおもてなしをいたします。7つの地域の“食”や“人”と“地域”のあたたかさをまとめて感じてみませんか。
 
萩市からは、地域おこし協力隊OG、つぎはぎ農園の石田洋子さんがスペシャルゲストとして登場します!
 
石田さんは、都内IT企業に15年勤めたのち、2017年、自然豊かな田舎暮らしがしたくて萩市へ。地域おこし協力隊をへて、農家で働きながら、「つぎはぎ編集部」としてローカルな魅力を伝えるリトルプレス作りやライター活動を行っています。また、改装した自宅の蔵「つぎはぎ農園」にて、ディープなローカルを味わえる民泊や、萩の竹で手間ひまかけて作る「竹紙」のランプシェード作りなどの体験も提供しています。
そんな石田さんに萩市ローカルエディターが直接お話をお聞きする機会がありましたので、オンラインツアーはもちろん、民泊や地域移住者のリアルな声に興味のある方にお読みいただけたら嬉しいです。

■情報■ 山口県央7市町の味・人・暮らしに出会うオンラインツアー(締め切り2月14日:定員になり次第予約は終了いたします)詳細はこちら▷https://autabi.com/event/event-open/17938/
       
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【あうたびオンラインツアー・スペシャルゲスト 石田洋子さんインタビュー】
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JO隊員:石田さんって昔は萩に住んでいらしたんですか?

石田さん:住んではいなかったんですけど、母がこの地域の出身でして。私が子供の頃は祖父母がこちらに住んでいましたので、夏休みに遊びにき来たりしてたくらいの感じでした。

JO隊員:そういう感じだったんですねぇ。その当時の印象とか覚えていらっしゃいますか?

石田さん:海がすごく綺麗だったということ、魚が美味しいかったなぁということが印象に残ってますね。

JO隊員:石田さんは萩に来られるまでどちらに住んでいたんですか?

石田さん:神奈川県が一番長くて…で、東京に働きに出てました。

JO隊員:ではそこにから萩に移住されたってことですね。

石田さん:2017年の1月3日くらいに引っ越してきたんで、まる4年経ったという感じですね。

JO隊員:神奈川に住まわれていて、東京で働いていらした石田さんが、萩に移住したきっかけというのは何だったのですか?

石田さん:そうですね。ずっと長いこと東京で働いていたんですけど、2011年に子供が生まれて…。で、そのちょっと前に東日本大震災があって、初めての育児と震災による不安などが重なって、「あぁ、田舎で子育てがしたいっ!」って思ったんです。それが移住しようと思ったきっかけです。で、育休中とかにこちらに遊びにきて滞在したりしていたんですけど、その時に『このお家が空くよ』っていう情報をいただきまして。ここは親戚の知り合いのお宅だったんですけど、ちょっと見に行って、すぐに「住む住むっ!」って盛り上がって(笑)

JO隊員:ずっと関東でお仕事をしていて、パッと移住って色々不安じゃなかったですか?

石田さん:不思議とその時は不安はありませんでしたね。たまたまその時、地域おこし協力隊の募集があったんで、結構勢いで来ました。

JO隊員:勢いで(笑)

石田さん:ええ(笑)

タイミングもありましたが、なにより“残したいっ!”という気持ちが強かった

JO隊員:なるほど、そんな感じでしたか。で、この今いる蔵ですが、この蔵はどうだったんですか? 引っ越されて来た時は…

石田さん:その時は全然使われてなかったので「開かずの間」っていうか、入れるような状態じゃなかったので、見て見ぬふりじゃないですけど…(笑)怖くて入れなかった感じですかね。何があるんだろう?って(笑)ただ、雰囲気が良くてトトロの世界みたいだなぁ、いいなぁって思ってましたので、残したいなとは思っていました。

JO隊員:蔵を潰すみたいな話があったんですか?

石田さん:この辺りには蔵が他に2つあったんですが、それは潰されてしまったんですね。この蔵も崩れそうだったので(笑)どちらにせよ残すか潰すか決めないとなぁという感じでした。でもやっぱり残したいと思い、今の形になりました。

JO隊員:いつ頃から蔵で民泊をやろうと思ってたんですか?

石田さん:最初はこの蔵でって考えてではなくて…。でもこの蔵をなんとかしようってことになった時とタイミングが合ったので、ここを使いたいなと思うようになって、あとは流れに身を任せて…(笑)で感じですね。

JO隊員:それって協力隊の時ですか?

石田さん:そうですね。協力隊の最後の年にここを改装しようって決めて。

JO隊員:蔵の改装ってどんな風に進めていったんですか?

石田さん:建設とかやっている知り合いに相談して大工さん紹介してもらい、基礎的な部分は大工さんが職人技でやってくれました。後は、せっかくなんで面白い空間にしたいって気持ちがあったので、ゲストハウス「ruco」をデザインした東野(あずの)さんに相談して色々アドバイスをもらったりしました。あと、夫がDIYが得意なのでちょっとずつ壁を塗ったりとか、カウンターとか作ったりとかして(笑)

JO隊員:プロに任せるところはしっかり任せて、ご自分達でできることは大体手作りで改装を進めていったってことですね?

石田さん:そうですね。それこそ東野さんにタイルとかを紹介してもらって…。

古い蔵の雰囲気を残す外観。かなりディープです

古い蔵の雰囲気を残す外観。かなりディープです

徐々に失われていく「蔵」を残したいと思い、改修を決めたそうです

徐々に失われていく「蔵」を残したいと思い、改修を決めたそうです

ぜひこの地でディープなローカルを体験していただきたい!

JO隊員:ちなみに、民泊はそもそも母屋でやられていたそうですが?

石田さん:そうなんですよ。母屋でほんとにもう生活空間の隣の部屋とかでやってました。

JO隊員:民泊をはじめられた時、周りの方達はどんな反応でしたか?

石田さん:この辺は他に民泊をやられている方がいないので…。うーん。でも例えば泊まりに来てくれた外国の方と散歩しているところに中学生が通りがかると挨拶してくれたりとかはありますので、私は好意的に受け止めてもらっていると思ってます。外の地域から来る人がいるっていうのは、地域が活性化するというか、ハリが出てくるのかなぁって思います。

JO隊員:実際にどういう方が泊まりに来られてるんですか?

石田さん:もう色々です。国内の中学生からヨーロッパからのお客様もいますね。

JO隊員:そういったお客様は、こちらへ泊まってどんなことをするんですか?

石田さん:どうなんでしょうね(笑)それも色々なんでしょうけど。でも、こちらでは当たり前のようなことも珍しがられるのでこっちも新鮮です。「あっ、これがかわいいんだ」なんて再発見できたりしますね。旅人の視点から暮らしを見つめ直す、みたいな(笑)ところもあります。

JO隊員:蔵を民泊にするっていうのは珍しいと思うんですけど、海外から来られてこちらに泊まられた方の反応とか教えていただけますか?

石田さん:それが、蔵の民泊をはじめてからはまだ海外からのお客様が来てないんですよ。いよいよって時に緊急事態宣言になっちゃって…。今は近所の方とかが多いです(笑)でもまぁ民泊ってこともあって、(お客様との)距離が近くて会話とかも気軽にできますからね。そんな中での実感としては、面白がってくれてるんじゃないかなって思ってはいます。

JO隊員:なるほど。これからやってみたいこととかありますか?

石田さん:つくづくここは特別な場所ではないですし、ごく当たり前の感じですので、この地域の暮らしというか…手仕事だったり、農業だったり、漁業だったり、生産者の方々だったりを外から来られる方々に知ってもらうことができたらと思っています。

JO隊員:今回のオンラインツアーの告知にも使うんですけど、もし泊まりたいって時に予約はどのようにすればよいのでしょうか?

石田さん:そうですね。ホームページがあって、そこから予約はしていただけます。
あと、airbnb(エアビー)にも登録していますので、そこから探していただくこともできると思います。

JO隊員:最後に、こんな人に来てもらいたいなぁ〜っていうのはありますか?

石田さん:自然の中でとてもディープなローカルを体験したいという方に来ていただきたいですね。はい(笑)

JO隊員:ありがとうございます。
    
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◆インフォメーション◆
石田さんを紹介した記事(SMOUT)https://smout.jp/plans/2670
蔵泊の予約(つぎはぎ農園)https://tsugihagi.info/homestay/
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いかがでしたでしょうか? 住んだことのない「母親の故郷」に思い切って移住を決めた石田さん。彼女は地域の雰囲気になじみ、失いかけた地のものに新しい命を与えました。この記事を読んで、萩市いいなっ! と思ったかた、民泊や蔵のリノベが気になる! なんてかたは『興味ある』のボタンをぜひ押してください。また、オンラインツアーは定員になり次第締め切りとなりますので、いいな! と思うかたはお急ぎくださいませ!

それではまた。
取材・写真|上田晃司/萩市ローカルエディター
取材・映像|JO Mutsumi/同

蔵の一階には手作りのカウンターがあり料理もできます。奥に置かれているのは全国のリトルプレス

蔵の一階には手作りのカウンターがあり料理もできます。奥に置かれているのは全国のリトルプレス

二階は寝室になっており、蔵の雰囲気をたっぷり味わいながら一晩過ごすことができますよ

二階は寝室になっており、蔵の雰囲気をたっぷり味わいながら一晩過ごすことができますよ

プロジェクトの経過レポート
2021/02/04
3320

\ 最 新 情 報 /
萩市大井にて、リノベした蔵に泊まれる「つぎはぎ農園」を営む地域おこし協力隊OG、石田洋子さんのインタビュー動画がアップされました。臨場感のある蔵の様子もバッチリ収録されていますよ! こちらもぜひご覧ください。

▽▽▽動画はコチラをクリック▽▽▽
https://www.facebook.com/watch/?v=134643595170418

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萩市
上田晃司が紹介する萩市ってこんなところ!

今回ご紹介した、石田さんの“泊まれる蔵”がある地域は、萩市大井というところです。この地域の歴史は古く「萩の歴史は大井からはじまった」と言われているほど。大井へは現在の萩中心地より車で約20~30分の距離にあります。大井は、奇岩そびえる風光明媚な海岸線や玄武岩の崖を流れ落ちる「阿字雄の滝」などの魅力的な自然資産をはじめ、古代の息吹を感させる遺跡や出土品なども数多く見ることができ、全体的な長閑な雰囲気とは裏腹に、文化・歴史・自然と見どころも豊富です。また、たまねぎやミカンの栽培も盛んな土地柄で、地で採れた新鮮な野菜は大井ふれあい市場で購入することができます。萩中心地からお越しの際は、海沿いを走る国道191号一本で現地に着けますので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?
      
■ 情 報 ■
大井おたからマップ→https://www.city.hagi.lg.jp/uploaded/attachment/14223.pdf
(萩市ホームページ内)

上田晃司
萩市ローカルエディター

東京からのIターン移住者。プロカメラマン、エディター、デザイナーなどのスキルを活かし、萩市ローカルエディターになりました。現在は明倫学舎4号館にオープンした「はぎポルト-暮らしの案内所-」で活動中です。

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