柳を編む伝統工芸「豊岡杞柳細工」を継承することを見据え、一週間本気で体験したい人を募集!
募集終了

豊岡杞柳細工は、国の伝統的工芸品である柳のかご細工です。原料となるコリヤナギ(杞柳)はやわらかさと適度な硬さを兼ね備え、現在では、様々なデザインを取り入れファッション的要素をもった柳バッグとして、皇室にもご愛用いただくなど注目を集めています。
そんな豊岡杞柳細工の伝統技術を継承するため、職人を目指し修業したいという思いを持って、一週間本気で体験したい人を募集します。
◎実施期間:2022年3月~2022年4月
応募を希望される場合は「応募したい」ボタンでお知らせください。
まずは、オンライン等で市職員との事前面談をお願いします。面談内容について受入団体(たくみ工芸)と協議し、受入可・不可をお伝えします。受入が決定したら、体験日を調整させていただきます。

国内唯一の職人技術を途絶えさせるわけにはいかない…!

豊岡市では、気候風土が生育に適し河原に自生していたコリヤナギを用いてかごが作られるようになりました。中でも難しい技術を必要とする、柳に麻糸を入れ込みながら編む「柳行李」は、1200年前から朝廷への献上品として作られ、豊岡市は柳行李の一大産地として栄えました。それが、現在、鞄の一大産地になったルーツとも言われています。
柳には調湿効果・防虫効果があるため、柳行李は衣装入れやお弁当入れとして重宝されました。

全盛期には5,000人ほどいた杞柳細工職人ですが、今では、原料の栽培から製造・加工・販売までを一貫してこなすのは、国内で唯一、豊岡市の伝統工芸士 寺内 卓己さんの「たくみ工芸」だけ。
昨年には伝統工芸館「杞柳」をオープンし、そこで制作・販売も行っています。

豊岡杞柳細工の歴史、寺内さんの技術が分かりやすく紹介されている動画がありますので、ぜひご覧ください↓
https://youtu.be/KniFR6lSSJw

伝統工芸士 寺内さん。「豊岡杞柳細工には可能性がある」と、次世代の育成に取り組まれています。

伝統工芸士 寺内さん。「豊岡杞柳細工には可能性がある」と、次世代の育成に取り組まれています。

使うほどに味が出る柳行李のトランク。たくみ工芸では修理も請け負います。

使うほどに味が出る柳行李のトランク。たくみ工芸では修理も請け負います。

豊岡杞柳細工職人として伝統を引き継ぐ思いのある人と出会いたい!

現在、たくみ工芸では、地域おこし協力隊3人が修業中。
今後を見据え、隊員の追加募集を検討しています。

ただ、安易な気持ちで踏み入れないのが職人の世界。そこで、1日・2日ではなく、1週間じっくり杞柳細工と向き合っていただき、今後の人生の一部にできそうか考えていただければと思い、このプロジェクトを企画しました。
柳や籐を編む作業や、商品として売り出すための仕上げの作業などを体験していただきます。
プロジェクトに参加していただいたうえで、今後協力隊の募集をした際に、応募するか否かを判断していただきたいです。

※地域おこし協力隊募集は今年の夏頃を予定していますが、変更・中止になる場合もあります。また、体験内容は、体験者にあわせて調整しますので、その点をご理解の上ご応募ください。
※地域おこし協力隊への応募に、今回のプロジェクト参加が必須ということではありません。

斜めになった「行李台」の上で柳を編むため、体力と根気が必要です。

斜めになった「行李台」の上で柳を編むため、体力と根気が必要です。

大人気の「飯行李」を作れるのは寺内さんだけ。現在は生産が間に合わず受注を断っている状況です。

大人気の「飯行李」を作れるのは寺内さんだけ。現在は生産が間に合わず受注を断っている状況です。

豊岡杞柳細工に魅せられた人は…

このプロジェクトを読んでいただき、職人にはなれないけれど、実際に商品を見てみたい!購入したい!少しだけ体験してみたい!と思ってくださった人は、ぜひ豊岡市の城下町・出石(いずし)に足をお運びください。伝統工芸館「杞柳」では、かご編み体験を実施しています。

◎たくみ工芸HP
https://takumi-yanagi.com/

◎伝統工芸館「杞柳」インスタグラム
https://www.instagram.com/kiryu_traditionalcrafts/

「杞柳」では、豊岡杞柳細工の歴史の変遷も伝えています。

「杞柳」では、豊岡杞柳細工の歴史の変遷も伝えています。

籐で編んだ商品も販売しています!

籐で編んだ商品も販売しています!

プロジェクトの経過レポート
2022/04/07

募集を締め切りました

応募人数が定員に達したため募集を締め切らせていただきました。

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豊岡市
飛んでるローカル豊岡が紹介する豊岡市ってこんなところ!

豊岡市は兵庫県の北東部に位置し、北は日本海、東は京都府に接している、人口8万人のまちです。
小さな世界都市を目指し、まちの面白い人たちと一緒に、演劇を用いたまちづくり、コミュニケーション教育等の子育て・教育の充実、コウノトリ(生きものを)育む農法の推進など、いろいろなことに取り組んでいます!
地域おこし協力隊は43人が活躍中!

移住に関する情報は、豊岡市移住ポータルサイト「飛んでるローカル豊岡」をご覧ください。
https://tonderu-local.com/

飛んでるローカル豊岡
兵庫県 豊岡市役所
豊岡市は兵庫県の北東部に位置し、北は日本海、東は京都府に接しています。多彩な四季を感じられる大自然は、私たちにさまざまな恩恵を与え、時には心を癒してくれます。 豊岡市は 「小さな世界都市-Local & Global City-」を目指しています 。「小さな」を「Local」と訳し 、 豊岡というローカルに深く根ざしながら世界で輝く「小さくてもいい」という堂々とした態度のまちを創ろうとしています。 そのために、まちの面白い人たちと一緒に、演劇を用いたまちづくりや、生きものを育む農法など、いろんなことに取り組んでいます。 2005年9月には 国指定の特別天然記念物 コウノトリが自然放鳥され、人里で野生復帰を目指す世界的にも例がない壮大な取組が始まりました。現在では約300羽が日本の大空を悠然と舞っています。 日本一の生産量を誇る鞄産業、城崎温泉、竹野浜海水浴場、神鍋高原スキー場、出石城下町、たんとう花公園など、6つのエリアにある個性豊かな地域資源もまちの魅力のひとつです。 海も山も温泉もあり、空港もあり、新古の文化もあり、人と自然が共生するまちで、子どもも大人ものびのび暮らしています!ぜひ一度お越しください!
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