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都市部へのアクセスのいい里山で農業と移住や新規就農のコーディネーターとして働く人の暮らしを体験 - 里山パラレルワーカーになる旅 -
神戸市北区は、神戸市にある9つの区の中で、面積は最大。茅葺き屋根の住宅が多く残っているなど、歴史的文化財も多く残る地域です。緑が多く、水も豊かな土地で、米や酒米、花などの栽培が盛んです。
この仕事旅行の旅先、つるまき農園があるのは、神戸市北区淡河町(おうごちょう)行原(ぎょうのはら)という集落です。つるまき農園の園長という肩書きの鶴巻耕介さんは、2014年にこの場所に移住してきました。農業が主たる職業なのかと思いきや、農園と名付けたのは地域を耕すという意を込めてのこと。鶴巻さんはいくつもの顔を持つパラレルワーカーです。
鶴巻さんは東京都品川区出身。一人暮らしがしたいという理由で神戸市に隣接する西宮市の大学に進学し、就職で一度兵庫県を離れたのち、学生時代に関わっていたNPOの職員として西宮市に戻ってきました。しばらくして、縁あって神戸市北部の緑豊かな場所、淡河町のまちづくりをしているチームに参加。もともと興味を持っていたまちづくりに関わるようになりました。
淡河町でまちづくりに関わる中で、地元をよりよい場所に変化させていきたいという人たちの考えに共感。まちづくりの仕事のおもしろさや淡河町での暮らしに強く惹かれて、移住を決意しました。
大正時代に建てられたという現在の住まいに移って、しばらく後にタイミングよく募集していた農村定住促進コーディネーターに応募。NPOを退職しましたが、それだけでは家計が成り立つわけではありませんでした。並行して茅葺き屋根の葺き替え作業を手伝う現場仕事などをするうちに、パラレルワーカーとしての道が開け始めました。
覚えきれないほどさまざまな仕事に関わる現代版の”百姓”
現在、鶴巻さんが自らの畑を耕す他に取り組んでいる活動は、移住や援農に関するコーディネーター、農村地域での創業スクールや兼業農家を目指すスクールの事務局業務、茅葺き職人チームの採用担当、地域に残る本陣の維持管理、文化財巡視員と一度では絶対覚え切れないほど。百の知恵と技を持つ現代版百姓になりたいと考えています。
時間のほとんどは農業以外の仕事に費やしていますが、「コーディネーターのような仕事は空中戦みたいだから」と、土地に根ざしたさつまいもと落花生の栽培を続けています。栽培作物としてさつまいもと落花生を選んでいるのは、この2つの作物は、他の仕事のための時間を作りやすい上に、加工品を産直サイトで販売できるからなのだとか。
さらには地域の活動として行原地区の消防団にも参加し、集落の人たちからも若い担い手として歓迎されている様子です。
さまざまな仕事をこなす鶴巻さんの元での仕事旅行。実際に体験できることは、その日の鶴巻さんのスケジュールによって変わる予定です。
さつまいもの収穫が忙しい10月ごろや、干し芋作りが忙しい12月ごろには、その作業の手伝いが主な体験になるでしょう。移住や創業スクールの打ち合わせがあれば、同席も可能です。
都市部へのアクセスよし。古くからの宿場町、淡河町の街の現在地を知ろう
仕事旅行中には、つるまき農園から車で5分ほどのところにある淡河宿本陣跡もぜひ訪ねてみましょう。淡河町は秀吉の時代からの宿場町で、淡河宿本陣は江戸時代の参勤交代で大名らが宿泊した場所でした。
50年以上空き家になっていた本陣は、鶴巻さんも参加する一般財団法人淡河宿本陣跡保存会が手入れを行って、2015年にコミュニティスペースとして見事に復活しました。
淡河宿本陣跡ではイベントや教室が開かれるほか、カフェや雑貨店も併設。淡河町のまちづくりの担い手たちが手がけたプロジェクトに直接触れることができるものです。飲み物を片手に広い座敷に座って庭を眺めていると、普段なら思い付かないようなアイデアが湧いてくるかもしれません。
淡河町から神戸市の都市部、三宮まで車で30分ほど。鶴巻さんも神戸市役所などで打ち合わせがあれば出かけ、数時間後に戻ってきてから畑の仕事もこなします。都市部に近いところも淡河町が気に入っている理由です。同じように鶴巻さんが携わる援農の事業に応募してくる人たちにも足を運んでもらいやすいと感じています。
また、神戸市内の海に近い場所に住んでいる人たちにとっても、北区淡河町は移住先候補として人気で空き家を探している人が後を絶ちません。移住コーディネーターとしては、移住後に地域に受け入れられることの重要性を、自らの経験を踏まえて伝授しているそうです。
車さえあれば淡河町が便利な場所であるのはお分かりいただけたでしょう。しかし、いちばん近い電車の駅まではバスで30分ほどかかり、その本数も限られています。
つるまき農園からは大型スーパーまで車で15分、有馬温泉にも30分弱。仕事旅行中は、可能ならばレンタカーを借りる方が、”アフター5“も楽しめるかもしれません。
さまざまな役割で地域を盛り上げながら、農作物も育てる鶴巻さんの暮らしから、北区の里山での今の暮らしを垣間見てください。
所要時間:3日間
費用:無料
定員:3 人
最小催行人数:1 人
集合場所:兵庫県神戸市北区淡河町行原451-1
解散場所:兵庫県神戸市北区淡河町行原451-1
【1日目】
13:00 集合
13:30 オリエンテーション
1) 自己紹介(参加理由、この旅を通して持ち帰りたいこと)
2) つるまき農園とホストの仕事概要説明
・農家としてのつるまき農園について
・農業以外の仕事について
・移住以前のお仕事と移住の経緯
・体験の内容について
17:00 終了 翌日の予定確認など
【2日目】
10:00 仕事のお手伝い 体験内容はその日によって変わる
・農作業のお手伝い、または農産物加工のお手伝い
・文化財巡視員の業務
・淡河宿本陣跡の見学
・打ち合わせの同席など
12:00 休憩
13:00 仕事ののお手伝い
17:00 終了
【3日目】
10:00 お仕事のお手伝い
12:00 休憩
13:00 体験者のまとめ 農業と農業以外の仕事で興味が湧いたポイント
気付き、感想などをまとめて、5分から10分で話す準備。
14:30 まとめとフィードバック ホストにまとめを聞いてもらう。
フィードバックや意見をもらう。
15:00 終了
*当日の状況によりスケジュールは前後いたします。ご了承下さい。
【その他の情報】
・滞在費補助・前後のSNS発信について
滞在費補助として、近畿(大阪府・京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県)在住の方は1泊3,000円、近畿外在住の方は1泊5,000円を支給します。ただし、参加前後にそれぞれSNSでこの体験についての意気込み・感想を発信すること、神戸市内に宿泊すること、事後アンケートに回答することを条件とします。
・お試し移住・就労体験機会の創出 コロナ感染拡大期の対応
神戸市、あるいは、参加者の在住地が、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言の対象地域となった場合、受入を停止し、解除後に延期といたします。
・神戸市の関係人口創出事業のため、体験は一人一回までとさせていただきます。
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神戸市は、151万人が住む日本を代表する政令指定都市です。
海と山に囲まれた自然環境が豊かな街として、多くの人に知られています。
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