- SMOUT
- プロジェクトをさがす
- 誰もがお互いの価値を認め合える社会へ。海外女性の自立の場になっている食堂でお仕事体験 - 多国籍食堂SALAのスタッフになる旅 -
誰もがお互いの価値を認め合える社会へ。海外女性の自立の場になっている食堂でお仕事体験 - 多国籍食堂SALAのスタッフになる旅 -
日本三大中華街の1つに数えられる、神戸の南京町。中華料理店などが軒を連ね、多くの人で賑わうエリアから1本脇に入った裏路地で「神戸アジアン食堂バル SALA」は営業を行っています。
カラフルなランタンが店の外を彩り、異国情緒あふれる趣き。店内は目を引く大きな壁画をはじめ、ランタンやオブジェなどで装飾され、多国籍な雰囲気で満ちています。
この店では、日本に暮らす外国出身の女性たちが自国の名物料理を中心に、本場のアジア料理を提供しています。もともとは日本で居場所を見つけられずにいた女性たちが、店主の黒田尚子さんと出会ったことで自分らしく輝ける場を得られるようになりました。
この旅では、様々な人種の人が自分らしく活躍している同店でのお仕事や、彼女たちとの交流を通じて、黒田さんがこれまで歩んできた道のりについて理解を深めていただきます。
旅の間には、“Empowerment of all people(すべての人の社会的地位の向上)”というコンセプトを黒田さんがどのような想いで掲げるに至ったかなど、そのきっかけや理念などをお話いただく時間も設けています。
社会問題に関心がありながらも何から手をつけたら良いか分からず一歩を踏み出せないという方はもちろん、いつか自分の会社や店を持ちたいと考えている方にもぴったりの旅となるはずです。
社会問題に取り組む女性が目指すこと
大学で社会起業学を学んでいた黒田さんは、様々な社会問題に触れるなかで出会った外国出身の女性の苦労や生きづらさを目の当たりにしました。
彼女たちは皆その苦労の積み重ねからか、自信なさげに見えたそう。しかし、料理のことになると途端にいきいきと話し出す姿に、課題解決の糸口を見出したと言います。
そこから、彼女たちのような就労が困難な滞日アジア人女性が自分らしく輝ける社会を実現すべく、屋台イベントなどを足がかりにしながら誕生した同店。それまでの道のりは決して容易なものではなく、様々な葛藤や障害もあったと話します。その原動力はどこからくるのか。
「社会企業やSDGsなどの側面から紹介されることが多いですが、私自身そういう大きいものを前にすると何から手をつけて良いか分からなくなるタイプなんです。この店を始めたきっかけも、お母さん(外国人スタッフ)と知り合い、日本での生きづらさがあることを知ってサポートしたいという目の前の課題からだったので」と黒田さん。
最終的には「国籍も関係なく、男性も女性も、子供も妊婦さんも、それぞれがそれぞれのお互いの価値を認め合い、自分の価値も認められる社会」をゴールに位置づけ、そのステップとして就労が困難な滞日アジア人女性の「自分の強みで働ける」雇用の場をより多く創出することを目指していると話します。
Youtubeの動画では、さらに深くこのお話を披露されていますので、お時間のある方や興味のある方はぜひ視聴してみてください。
今や、黒田さんの想いは国を越えて連鎖。店内の壁画を手がけたフィリピン出身の女性アーティストは、母国でバトンを継いだ活動をしています。また、最近新しく仲間入りしたインドネシア出身のスタッフも黒田さんの考えに共感し、SALAに入社した一人です。いつか自身の料理店を持つことを目標に頑張っています。
気付くことが“一歩”に
この旅では、主に昼の部のホール業務をお手伝いいただきます。そのほかに、黒田さんと夜の部に向けた買い出しの同行や、この店を開業したきっかけや想い、そして今後の目標などをじっくりと伺う時間も設けています。
黒田さんや“お母さん”たちと一緒に働き交流を深めるなかで、スタッフやお客さんにとってこの店がどのような役割を果たしているのかなどを知る機会にもなるでしょう。
「私は自分の想いをどんどん発していきたいタイプの人間。そうしていろんな人を巻き込んで、この店ができました。お母さんたちとも、お互いのできることとできないことを補い合ってきて今があります。その成り立ちを見ていただければと思っています」。
コロナ期間中も、大学生スタッフによる積極的なSNS発信によって認知度が全国に広がったほか、テイクアウトやオンラインショップ運営にも力を入れることができたことで、「結果的にプラスに働いた」と前向きな様子を見せます。
多くの人が素通りしてしまいそうになる問題に目を留め、様々な人の力を借りながら、その改善に向けて着実に歩を進めている黒田さん。きっとこの旅は、皆さんの身近にある社会問題について考えるきっかけになるはずです。
所要時間:3日間
費用:無料
定員:2 人
最小催行人数:1 人
集合場所:神戸市中央区元町通2-3-16
解散場所:神戸市中央区元町通2-3-16
【1日目】
15:00 集合 神戸アジアン食堂SALAに集合
15:00 オリエンテーション
1)参加者の自己紹介
2)神戸アジアン食堂SALAの説明
・お店に関する説明
・お手伝いいただく仕事内容に関する説明
16:00 仕事のお手伝い 買い出し・開店準備など
17:00 終了
【2日目】
10:00 仕事のお手伝い 開店準備・ホールのお仕事
15:00 レクリエーション
1)黒田さんの活動や理念にまつわるお話を聞く
2)質疑応答や意見交換
16:30 終了
【3日目】
10:00 仕事のお手伝い 開店準備・ホールのお仕事
15:00 最後のまとめ 体験の感想・質疑応答
15:30 終了
【その他の情報】
・滞在費補助・前後のSNS発信について
滞在費補助として、近畿(大阪府・京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県)在住の方は1泊3,000円、近畿外在住の方は1泊5,000円を支給します。ただし、参加前後にそれぞれSNSでこの体験についての意気込み・感想を発信すること、神戸市内に宿泊すること、事後アンケートに回答することを条件とします。
・お試し移住・就労体験機会の創出 コロナ感染拡大期の対応
神戸市、あるいは、参加者の在住地が、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言の対象地域となった場合、受入を停止し、解除後に延期といたします。
・神戸市の関係人口創出事業のため、体験は一人一回までとさせていただきます。
にユーザー登録して もっと活用しよう!無料
- 地域をフォローできるようになり、地域の最新情報がメールで届く
- あなたのプロフィールを見た地域の人からスカウトが届く
- 気になった地域の人に直接チャットすることができる
神戸市は、151万人が住む日本を代表する政令指定都市です。
海と山に囲まれた自然環境が豊かな街として、多くの人に知られています。
※ プロフィールはまだありません
興味あるを押しているユーザーはまだいません。