岩手県田野畑村で放牧型酪農「山地酪農」で地域おこし協力隊を募集してます
募集終了

岩手県沿岸北部の田野畑村では、地域おこし協力隊を募集しています。

今回は、放牧型酪農の「山地酪農」を実践する酪農家の元で、放牧地を利用した酪農とオリジナルブランドの生乳販売を活動の柱に、他所にない放牧型酪農の普及振興を一緒に展開してくれる協力隊を募集しています。

広大な山地に放牧される乳牛とその向こうに広がる太平洋、そんな環境で一緒に活動してみたい方、ご連絡をお待ちしています。

放牧型酪農・山地酪農を拡大したい

田野畑村では、昭和40年代から、放牧型酪農の山地酪農を実践する酪農家が牧畜を行い、放牧地を利用した酪農とオリジナルブランドの生乳販売を行なってきました。
田野畑村の山地酪農の生産販売の特徴は、①年間を通じての放牧、②村内の草地での自給飼料の全量確保、③化学肥料・農薬類の無使用、④独自の生乳のブランド化と乳製品加工、⑤各戸への配達・販売、⑥消費者との定期的な交流…があげられ、SDGsを先取りした持続可能な酪農経営を実践しています。
一方、放牧面積1ha当たり、成牛では1.5頭まで、素飼料は100%自給が前提など、多くの生産規定を設けていること、オリジナル乳製品の配達販売を行っていることなどから、経営面積の拡大や担い手の確保などが課題となっています。
このことから、地域おこし協力隊の制度を活用し、放牧型酪農・山地酪農の普及、担い手・後継者の育成に取り組む隊員を募集しています。
任期中は田野畑山地酪農牛乳㈱及び山地酪農の酪農家の現場作業、乳製品の製造販売に従事していただきます。任期終了後も田野畑村に定住して、田野畑山地酪農牛乳㈱の事業の担い手として、継続して事業参画し、将来的には山地酪農を担う人材として活躍することを期待しています。
主な活動は、1年目は放牧型酪農・山地酪農牛乳の生乳生産、加工・販売、消費までの一連の仕組みについて、実践を通じて理解・担当してもらいます。また、その前提となる牧山の管理と放牧牛の飼養、草地の管理と飼糧の生産について、業務にあたり技術を学んでいただきます。2年目以降も放牧型酪農・山地酪農にかかる広い範囲の業務にあたっていただきます。1年目の調査活動に基づく課題の解決に向けて、解決策を組み立て、それら一つずつを計画的に実践していただきます。また、山地酪農に関わる各方面の個人・団体とのネットワーキングを促進し、協働などにより課題解決を図っていただきたいと考えています。

田野畑山地酪農牛乳の吉塚さん親子

田野畑山地酪農牛乳の吉塚さん親子

オリジナル牛乳の田野畑山地酪農牛乳

オリジナル牛乳の田野畑山地酪農牛乳

酪農の知識よりも、コミュニケーション能力がある方を希望しています

現在、田野畑村では3名の地域おこし協力隊が活動しています。そのうちの1名、中野渡さんは、酪農家を目指して村内の酪農家の牛舎で研修を重ね、今年中に村内での独立を計画しています。たった1名ですが、外から新しい人が加わることで酪農業に係わる人たちに楽しみと高揚感をもたらし、地域産業の活性化に貢献していると感じています。中野渡さんは酪農未経験で地域おこし協力隊となりましたが、与えられたことへの前向きな姿勢や学ぼうとする探求心の強さ、長けたコミュニケーション力で技術を習得し、就農を迎えようとしています。
この経験から、農業や酪農の専門的な知識よりも、コミュニケーション能力があり、住民と積極的に関わり、業務にまじめに取り組む人と関わっていけたらと思います。

地域おこし協力隊で活躍する中野渡さん

地域おこし協力隊で活躍する中野渡さん

牛をなでる中野渡さん

牛をなでる中野渡さん

田野畑村役場企画観光課
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田野畑村
田野畑村 特定政策推進室が紹介する田野畑村ってこんなところ!

岩手県田野畑村は、岩手県沿岸北部に位置しています。地形は、大地が隆起してできた隆起海岸が特徴で、海から陸地が立ち上がり、高い所では標高200ⅿの岩肌が崖状にそそり立っています。
おもな産業は第一次産業で、漁業、農業、酪農がバランスよく営まれています。海は親潮と黒潮が交わる外洋に面しているので、養殖ワカメ、養殖コンブの栽培が盛んです。農業・酪農は、夏季に岩手県沿岸特有のヤマセという冷たい季節風と霧が村内を覆う日が多いことから冷涼です。そのため大根などの高原野菜、涼しい気候を好むホウレン草や菌床椎茸、暑さに弱い乳牛の飼育が盛んにおこなわれています。
自然は豊かですが、村内にコンビニはありません。しかし商店・スーパーはあるので不便はありません。
量販店やチェーン店がある宮古市や久慈市まで車で30分、映画館やショッピングモールがある青森県八戸市まで1時間、さらに大きな県庁所在地の盛岡市まで1時間30分ほど。居住環境とレジャー環境が離れ、静かに生活できるのが魅力です。

田野畑村 特定政策推進室
田野畑村特定政策推進室
 岩手県の沿岸北部に位置する田野畑村は、人口約3,000人、世帯数は約1,350世帯で、少子高齢化が進む典型的な農山漁村です。  平地はわずか16%足らずで、多くが山林で占められています。村の東側は太平洋に面し、三陸復興国立公園に指定されている海岸線には、「北山崎」や「鵜の巣断崖」といった、断崖と青い海が織りなす海岸景勝地を有しています。  基幹産業は1次産業で、豊かな自然を生かした水産業と酪農が中心となっています。水産業では、養殖ワカメやコンブなど良質な海産物が水揚げされ、内陸部では、広大な牧草地を利用した酪農が盛んで、牛乳やアイスクリーム、ヨーグルトなどの乳製品は、村の特産品となっています。  観光分野では、優れた景観資源のほか、小さな漁船で断崖を巡る「サッパ船アドベンチャーズ」やみちのく潮風トレイルのガイドなどの体験型観光に力を入れています。
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