未経験でも受け入れてくれた「梅栽培」というものづくり【福井県ちおこ図鑑 Vol.1】
募集終了

#地域おこし協力隊 が気になっているみなさん、こんにちは!
福井県地域おこしネットワークの中谷と申します。

この【福井県ちおこ図鑑】では、福井県内で活動する地域おこし協力隊へのインタビューを通して、多くの方に地域おこし協力隊のことを知ってもらいたいと考えています!

求人やイベント募集の情報がメインではなく、5分もかからず読むことができる読み物ですので、少しでも地域おこし協力隊のことを知ってみたいという方は読んでもらえると嬉しいです。

未経験でも受け入れてくれた「梅栽培」というものづくりの現場

福井県に移住する前は、東京のIT企業でシステムエンジニアをしていました。もともと「ものづくり」が好きだったことから、ソフトウェアの開発の仕事に就いており、仕事に満足していたのですが、キャリアを重ねるごとにものづくりの現場から離れていくことになったんですね。現場でものづくりをしていたのに、いつの間にか中間管理職として人的管理と利益管理がメインの仕事になってしまい違和感を感じていました。

そんな毎日の中で気づいたのが、農業がものづくりであるということです。しかし、農業には取り組んだことがない未経験の私でも農家になれるのかというのが不安でした。そこで参加したのが、農業関連の見本市である「新・農業人フェア」です。ここで、福井県若狭町が地域おこし協力隊として梅栽培の担い手を募集しており、未経験でも受け入れてくれることを知りました。やはり、農家になっての収入が不安でしたので、協力隊制度として給料を受け取りながら、梅栽培を学べるというのは大きかったですね。

縁もゆかりもなかった福井県ですが、福井県で食べた梅の味に感動したのが覚悟した決め手ですね。この梅は、今までに食べてきたものとは全く違い、ふっくらとした実とふくよかな味わいがあったのが印象的です。こんな美味しい梅なら自分でも作ってみたいと考えました。

地域おこし協力隊として着任してからの2年間で、若狭町の梅農家さんのもとで栽培技術を学びました。周囲の農家さんにはなにかとお世話になっていますね。栽培技術だけではなく、栽培した梅を上質なものに分けていく選別作業のコツも教えてもらいましたし、使わなくなった道具を譲ってもらうなど助けられて生きています。

協力隊赴任直後の梅の剪定時写真

協力隊赴任直後の梅の剪定時写真

譲ってもらった農具

譲ってもらった農具

新規就農だからこそ、今の時代だからこその仕事を考えています。

栽培技術を学ぶことができたので、それを実践するため、新規就農として農家デビューをしたのが、移住3年目。協力隊の任期は最大3年間ですが、私の場合は、様々なタイミングが重なったこともあり、2年間で卒業しました。

この辺りの梅農家さんは、梅以外に米の栽培をして、その組み合わせて生計を立てていらっしゃいます。しかし、移住者である私には水田はなかったので、従来の組み合わせとは異なる方法を考える必要がありました。そこで、取り組んでいるのが「梅の加工品」です。収穫期には、生の梅を出荷しますが、それ以外の時期は剪定などの栽培作業と並行して、ジャムなどの加工品を製造し、販売しています。

実は、協力隊として若狭町に着任する時点で妻とはまだ結婚してなく、福井への移住と同時に福井で結婚しました。梅農家になりたいと移住を決め、一緒に来てくれた妻でしたが、引っ越しが落ち着いたときに放った一言が衝撃的でしたね。

「私、梅が苦手なんだよね」と言われたときには、固まりました・・・。

それでも「梅が苦手な私が美味しいって思うものができたら良いなと思って、反対しなかった」という妻には感謝しています。やはり、家族の理解が得られず、移住や協力隊になるのを諦める方も多いと聞きますので、その点はありがたかったですね。

今後は、栽培面積を拡大するのではなく、安心安全で美味しく、綺麗な梅を安定して作ることに力を入れていきます。他にも、これまで以上に梅の加工品製造などを通して、梅の食べ方を提案していきたいですね。梅干し、梅酒だけではなく、梅のフルーツとしての側面を引き立てる商品開発をやっていきたいと考えています。

ここまでのインタビューを通して、伏見さんの活動や考え方をもっと聞いてみたいと思いませんか?
今回ご紹介した伏見さんがメンターとして登場するオンライン講座がありますので、話を聞いてみたいとか、自分の移住への想いを相談したいなどがありましたら、参加してみてください。

自分にあった地域おこし協力隊に出会うための予備校『地域おこし協力隊アカデミー』
https://smout.jp/plans/13858

参加費:無料
日程:
第1回11月 7日(火) 20:00-21:30「こんな暮らしをしたい!を叶える地方移住と仕事の話」
第2回11月14日(火) 20:00-21:30「地域おこし協力隊の仕組み理解と心得」
第3回11月21日(火) 20:00-21:30「活動地域の探し方と確認すべきポイント」
第4回11月28日(火) 20:00-21:30「いざ応募!募集要項の読み解き方と採用試験について」
第5回12月12日(火) 20:00-21:30「安心してほしい!着任後のサポートと心得について」

梅ジャムを開発をしました

梅ジャムを開発をしました

伏見梅園の商品一覧

伏見梅園の商品一覧

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福井県地域おこしネットワークが紹介する福井県ってこんなところ!

#人口が少ない のが強み
なぜなら、福井県民はだいたい「友人の友人」でつながる

#目立ってないのが強み
なぜなら、目立つような新しいことをやっている人が少ないので、今からでも目立つことができる

#実はチャレンジ精神旺盛
なぜなら、ものづくりで生きてきた地域だから。常にイノベーションに取り組んできた

そんな「面白みのある」福井県に足を運んでみませんか?

福井県地域おこしネットワーク
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福井県内の地域おこし協力隊OB・現役が集まったネットワーク。”協力隊”と言っても、活動範囲は幅広く、それぞれが持っているスキルやアイデアを活かして活動し、連携すると掛け算の効果があるときに連携しています。

私たちはプロジェクトとして、福井県地域おこしネットワークのメンバーが関わるイベント・プロジェクトを紹介していきます^^

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初めまして。永平寺に泊まりに行った事がきっかけで福井県が好きになりました。恐竜博物館には2回行きました。また行きたい所が福井です。
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梅、大好きです。子育てしながら、子の心育ても。
訪問しました!
移住決定しました!