倉敷美観地区は、天災や戦災に遭わず、400年近い歴史を歩んできたエリアです。江戸時代に政治の中心地かつ物資輸送の一大拠点に発展し、商人が住む「町家」と物資を保管する「蔵」が立ち並ぶ歴史的な町並みを構築しています。
明治時代以降に活躍されている大原家をはじめとして，多くの方々の想いがつむがれ，現在では、年間328万人（令和元年度実績）の観光客が訪れる岡山県内No.１の観光地となるまで発展しました。
しかし、倉敷美観地区周辺では開発が進み、全国どこにでもある景観になりつつあり，また、倉敷美観地区内では、観光向けの事業者が増え、地域コミュニティとの関わりが希薄化することで、「生きている」町家が少なくなってきています。

私たちは、歴史的な都市景観を継承しながら、共に「暮らす・商う・学ぶ・楽しむ・磨く・創る」まちを目指し、「倉敷らしさ」を実現したまちづくりを行いたいと考えています。
最近では、「持続可能な観光」をテーマにしたチームや、「エリアの未来ビジョンづくり」を行うプラットフォームが新しく動き出すなど、官民が連携した新しい動きが生まれています。
しかし、この新しい活動には、アクティブで新しい発想を持つ仲間が必要不可欠だと考えています。そこで、倉敷らしい町並みを守りながら、倉敷の未来を描く活動を一緒に取り組んでくれる人を探しています！

●協力隊の活動内容
以下の「これまでの協力隊の活動内容」を軸に活動いただきたいと思っています。また、②③は協力隊の適性や希望に応じて、活動の比重を柔軟に変更したいと考えています！
＜これまでの協力隊の活動内容＞
①倉敷らしい町並みを守る活動
・町家・古民家の実態把握と保全活動
（調査・研究、受入団体の定例会運営　など）
・町家・古民家の再生・利活用の促進
（啓発活動、物件の改修とサブリース化、ゲストハウスの管理・運営　など）
②持続可能な観光を実現する活動
・三方良し（住民・事業者・観光客）の達成に向けた取組
（既に動き出しているチームへの参画。ビジョンづくりや、啓発活動　など）
・歴史や文化を語る本物を守る取組
（町家・古民家への居住促進、ワークショップやイベントでの啓発活動　など）
③エリアの理想となる将来像と歩むべき道しるべを作る活動
・エリアの未来ビジョンとそのプラットフォームづくり
（既に動き出しているチームへの参画。アクションプランの策定　など）
・ビジョンに基づくアクションプランの実施

【１．協力隊の受入団体】
　ＮＰＯ法人 倉敷町家トラスト
　＜ホームページ＞　https://www.kurashiki-machiya-trust.jp/wp/

【２　協力隊の活動形態・期間】
・倉敷市地域おこし協力隊として市が委嘱して活動いただきます！雇用関係はありません。
・委嘱期間は最大３年間です！
・副業ＯＫです（地域協力活動に支障のない範囲に限ります）！

【３　居住地の応募条件】
応募時において，次の①②のいずれかに該当する必要があります。
①三大都市圏（東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、京都府、奈良県及び兵庫県をいう。）若しくは政令指定都市（岡山市を除く。）に現に住所を有する方
②岡山県外の市町村において２年以上の地域おこし協力隊員の経験があり、かつ、当該地域おこし協力隊員としての活動期間を終えてから１年以内の方で、生活拠点を本市内へ移し、住民票を異動させることに了承する方

【４　報償費・活動費】
月々のお給料となる「報償費」と，活動に必要な経費の実費として「活動費」を支給します！
・報償費　２３３，０００円／月
・活動費　１７６万円／年

【５　応募期間】
令和５年１０月３１日（火）から令和６年１月３１日（水）

その他，募集の詳細や，応募用紙などは，市ホームページをご覧ください！
※写真付きの募集概要資料もあります。

【倉敷市まちづくり推進課のホームページ】
　https://www.city.kurashiki.okayama.jp/31281.htm

少しでもご興味・関心を持っていただけましたら，お気軽に「興味ある」を押していただけると嬉しいですっ！よろしくお願いしますっ！！