生産者の思いを届ける情報誌| ふくおか食べる通信
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公開日:2024/01/17
終了日:2025/03/31

生産者の思いを届ける情報誌| ふくおか食べる通信

福岡県中部に位置する筑紫野市(ちくしのし)。脊振山や三郡山に囲まれ、宝満川や山口川が流れている、水資源が豊富な地域です。そのため、農業が盛んで、水稲や麦などの穀物類、野菜などが生産されています。

そんな自然豊かな筑紫野市で、食べもの付き情報誌「ふくおか食べる通信」を制作する梶原圭三さん。
ふくおか食べる通信は、福岡県内の生産者を特集した情報誌と、生産された食べものをセットにした「食べもの付き情報誌」。これを定期的に購読者へお届けしています。

梶原さんは、サービスを提供する上で、購読者へ嘘をつかないことが大切だと言います。

「例えば、思ったほど作物を収穫できず、食べ物を発送できないかもしれません、と伝えないといけない時もあるんです。一般的なビジネス感覚からすると、あり得ないじゃないですか。でも、そう伝えないと、こちらの都合で農家さんに無理強いすることになってしまう。それってなんか違うなと思ったんですよね」

農家へのリスペクトする気持ちを大切にする。そして、生産者の思いを届けることで、消費者と生産者が対等な関係になれる、梶原さんはそう話します。

「消費者側の都合で、生産者が振り回されてる構造って違うと思うんです。消費者と生産者がフラットな関係を築くためには、まず生産者へのリスペクトの思いが大事ですね。だから、我々の仕事は、農家の方々の思いを丹念に聞いて、思いをちゃんと汲み取り、伝えることなんです」

ただ消費をするのではなく、「食」の背景を知り、それにどう向き合うのか。持続可能な発展が叫ばれる昨今において、多くの学びがありそうです。

今回体験できる内容

今回の福岡くらしごと体験では、「ふくおか食べる通信」の仕事の一部をお手伝いできます。

梶原さんが行う福岡県内の農家への取材や市場調査への同行。タイミングが合えば、農家と一緒に完成させた情報誌と特集の食べものの発送作業も行えます(場合によっては、農作業のお手伝いもできるかもしれません)。

また、「ふくおか食べる通信」では、2ヶ月に1度、生産者さんと購読者が会えるオフ会も開催。イベント運営のお手伝いをしながら、読者や生産者とも話すことも可能です(オンラインもしくは対面で実施)。

今回の体験期間中には、梶原さんとお食事できる場も設けています。「起業のきっかけ」や「農業への思い」、「仕事のやりがいや大変なこと」など、様々なお話をおうかがいできる機会になるでしょう。

今回の体験には、どんな方が参加すればいいのでしょう? 梶原さんはにこやかにこう話します。
「体験に参加しようと思ってる時点で一歩踏み出そうとしてる方なので
、それだけでいいと思いますね! これがしたいって決まっている方よりも、なんとなく地方移住に興味があるとか、1次産業に関わりたいとか、それぐらいぼやっとしているけど、一歩踏み出したいと思ってる人。行動をするのに迷ってる人は来て! と思います」

梶原さんの元での体験では、福岡県各地の農家の方々と話をすることで、地域の特長を知ることができます。また、生産者の生の声や梶原さんの起業家視点でのお話もおうかがいできそうです。

しごと・くらしの特徴

梶原さんは、福岡県朝倉市出身。会社員としてのキャリアを歩んでいく中で、鹿児島、熊本、名古屋、東京など各地を渡り歩き、起業すると共に福岡にUターンしました。

会社員から起業家になり、順風満帆にここまでこれたのでしょうか? 梶原さんは答えます。

「いやいや、そんなことはなくて(笑)。どれだけ計画を立てて、準備してても思うようにいかない。何回も挫折して辞めたくなるときが来るって聞くけど、やっぱりそうなんだなと思いました」

綿密に建てた計画の瓦解や、出資者の理解を得るプレゼンテーションでの失敗など、非常に苦労が多かったと語ります。

そんな苦労をする中でも、諦めずに事業に向き合い続けられたのは、何だったのでしょう?

「壁があるときに踏ん張れるかどうかは、そもそも何を思って事業をしようとしたか? というところに尽きると思っていて。単にお金儲けしたいとか、有名になりたいとかっていう動機も全然アリではあるんですけど、それだけだと結構簡単にポキッと心が折れちゃうなって思うんです」

「何のために起業するのか」という芯を持っているか、これが事業を粘り強く継続できるかの分かれ道になると梶原さんは話します。

苦労もありながら、粘り強く事業や自分自身と向き合いここまでこれた梶原さん。現在、ふくおか食べる通信の会員数は700名程います。事業に共感をする読者が多く、会員の紹介で新規入会される方も増加傾向。以前のように会員数を増やすための施策を打つ必要もない程になっているそう。

今回の体験を通じて、梶原さんの農や生産者に対しての思いを知ることができます。食や農業に関心がある方、起業を視野に入れている方にとって、今後のキャリアを考えるためのヒントがきっと得られるでしょう!

イベント・ツアー内容

所要時間:2泊3日程度 ※ご都合に合わせて調整可能です。

費用:無料 (宿泊費:3,000円/泊まで補助あり ※初回の体験のみ適用 |食費:自己負担 |交通費(自宅~集合場所):自己負担)

最小催行人数:1 人

集合場所:ふくおか食べる通信|福岡県筑紫野市

解散場所:ふくおか食べる通信|福岡県筑紫野市

スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「ふくおか食べる通信」の仕事の説明
3.仕事のお手伝い
・生産者の取材同行
・ふくおか食べる通信の発送の準備
・市場調査の同行
・購読者と生産者のオフ会イベント運営の手伝い
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・生産者の取材同行
・ふくおか食べる通信の発送の準備
・市場調査の同行
・購読者と生産者のオフ会イベント運営の手伝い
※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・生産者の取材同行
・ふくおか食べる通信の発送の準備
・市場調査の同行
・購読者と生産者のオフ会イベント運営の手伝い
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。

■宿泊場所 :近隣宿泊施設

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福岡県 政策支援課が紹介する福岡県ってこんなところ!

北九州市・福岡市の2つの政令市を持ち、2つの空港を有する福岡県。九州のビジネス拠点のイメージが強く、都会な場所という印象を持っている方も多いと思います。

しかし、実は都心部から少し離れるだけでマリンスポーツができる海や、日本の原風景を思わせる里山があり、自然との距離がとても近いのが特長です。

都会と自然が近い福岡では、普段は田舎でスローライフを楽しみながら、都心部に気軽に遊びにいけるなど、ライフスタイルに応じた様々な生活を楽しむことができます。
都会も自然もバランスよく楽しめる福岡ならではの環境で、あなたの「理想のくらし」を探してみませんか。

福岡県 政策支援課
福岡県企画・地域振興部 政策支援課

福岡県庁内で移住を担当している、「政策支援課」と申します。ここでは、福岡県が参加するイベントや、セミナーについてのお知らせを投稿していきますので、ぜひご覧ください!!

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