- SMOUT
- プロジェクトをさがす
- 信州下諏訪に人が集まるランドリーカフェを作ります(第1章:カフェを作ります)
こんにちは、”UMI COFFEE AND LAUNDRY”の滝口昂太です。
2018年秋。私は長野県下諏訪にコインランドリー併設カフェ”UMI COFFEE AND LAUNDRY”(以下、UMI)をオープンします。私の日々の生活にはいつもコインランドリーがあります。UMIはそんな私の日常から生まれる理想のコインランドリーです。特別なものはありません。しかし、コインランドリーに象徴されるような日々の中にある、コーヒーのようなささやかな幸せが人生をより豊かにしてくれるのだと思っています。
(現在、都心部でランドリー機器の需要が高まり入手が困難な状況のため、カフェスペースのオープンを先行する段取りをとっております)
UMIとはどういうところか
店を持つことを決めた時に、当然のことながら「どんな店にしようか」と考えました。
好きなコーヒーの店ということ以外なにも決まっていないところから、まずは「どんな時に飲むコーヒーが好きか」を考えたときに、すぐに思い浮かんだのは「電車を待っているとき」「洗濯機を回しているとき」でした。
そのどちらも私の日常を象徴する風景で、きっとみなさんもそうなんじゃないかな(そうだったらいいな)と思い、ならそういう店「電車の待ち時間、洗濯の合間にコーヒーを楽しめる店にしよう」と決めました。
そうすればUMIはみなさんの日常で、私もその中で生きられるのではないかと思いました。
昔は、川辺が公共の洗濯場、炊事場として利用され、そこが情報交換の場として村や町の発展に欠かせないものだったように、今でも「水の流れ」は人の生活には欠かせないものだと思います。UMIが扱うコーヒーやコインランドリーは水あってのものです。UMIが「水の流れ」によって自然と情報交換の場となり、より地域が潤えばと思います。
店名の「UMI」は「海」です。神奈川県横浜市で生まれ育った私には海が身近な存在です。ドライブに行くなら「ちょっと海に行ってくる」。少し忙しいときは「最近、海に行っていないな」と「海」は生活の一部にあり、ささやかながら日々を象徴するものです。
海から離れた長野県で「UMI」を店名にしたのは、下諏訪で暮らす人、下諏訪を訪れる人たちが店名の”UMI”と口にするたびに幸せを感じてもらえるようにと店名にしました。
「ちょっとUMIに行ってくる」そんな声を下諏訪で耳にしたい、それが理由です。
UMIの店舗イメージ
下諏訪に移住を決めるまで
2016年、私は東京でバリスタとして働く傍ら、メッセンジャーとして自転車で都内を走り回る日々を送っていました。当時、東京を拠点としていた私は、好きなものや人が集まる東京で近い将来店を持つのだと思っていました。しかし、東京での計画を具体的にすればするほど、頭の中は複雑になり曇って行きました。今思い返すと、様々なものが溢れる東京で私の感覚はマヒしていたのかもしれません。
そんな最中、私は友人のいる長野県下諏訪を息抜きと思い訪ねました。東京や名古屋から電車や車で3時間とそれほど遠くないこの町は、森と湖に囲まれた自然豊かな土地です。
下諏訪周辺には、都市部にあるような華やかなエンターテインメントはありませんが、古くから諏訪大社の門前町、甲州街道と中山道の交差点、温泉のある宿場町として栄えた下諏訪は、今もなお非日常が味わえる観光地として多くの人々で賑わいます。
当時、東京での開業準備を進めていくことに違和感を感じつつあった私にとって、自然あふれる下諏訪で生き生きと暮らす人々はとても魅力的に見え、下諏訪での開業を決めるのにさほど時間はかかりませんでした。
私が諏訪に移住と開業を決めて以降、当然のように周囲から「なぜ諏訪に?」とよく聞かれます。そのとき私は素直に「自分のため」と伝えます。
私は、私が住むと決めた場所でできる仕事をするのがよいと思っているんです。東京で暮らしていた時は、決して安くはない家賃や交際費のために働いているという意識があり、少し窮屈でした。
もともと旅が好きな私は、これまでに様々な人に出会い価値観に触れてきたと思います。
家を持たず、好きなところで仕事をする課長さん。一年のうち、1ヶ月を他人への奉仕活動に当てる青年。
その誰もが、自分の感覚に素直で、自分のすべきことを知っていたように思います。私が自分の感覚に素直になれる環境が、下諏訪であり、UMIでした。
夕焼けに色づく諏訪湖
近所にあるマスヤゲストハウス
店づくりの現場はオープン!参加・見学は自由!
UMIの店づくりは専門的な工事を除いて私自身で行います。
現場工事はできる限りオープンにし、お手伝い頂ける方がいればできる限りお願いしたいと思っています。
私は今まで隣町のReBuilding Center Japan(通称:リビセン)などでの空間づくりの手伝いを通して貴重な体験をさせてもらい、たくさんの仲間と感動を共有してきた経験があります。UMIでも現場をオープンにすることで、来て頂いたみなさんに同じような体験をして頂きたいと思っています。
現場工事の様子は随時Facebookなどで共有させて頂きますので、よろしければご覧下さい。
Instagram(個人)https://www.instagram.com/colta_laundry/
Instagram(店舗)https://www.instagram.com/umi_coffee_n_laundry/
Facebook(個人)https://www.facebook.com/kota.colta.takiguchi
Facebook(店舗)https://www.facebook.com/umicoffeelaundry/
ご無沙汰しております。
前回の初投稿を最後にSMOUTの更新ができていませんでしたが、この度、11月27日にUMI COFFEE& LUNDRYのカフェスペースをオープン致しました。SMOUTやSNS、直接頂いたお祝いの言葉、本当にありがとうございました。
SNS上で何度か工事風景などを投稿させて頂きましたのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、当初「協力を募る」と言っておきながら、電気、ガス、水道などの特殊作業以外の解体、造作を結果的にひとりで行いました。
と言いますのも、作業を進めていくなかでいつしか芽生えた「自分でやりきる」「自立する」ということがテーマになりました。
これまでの私は、サラリーマン時代、胸を張って何かをやりきったと言える成果がありませんでした。それが、工事に入り、解体作業、カウンター、天井の造作と、徐々に形になっていく空間を目の当たりにして、完成した暁には私自身も「自立する」ことができるのではないか、と考えてのことでした。そして今、カフェスペースをオープンすることができ、ひと段落して思うことは「あぁ、やっぱり自立できなかったな」ということ。
結果的に工事自体は自分でやりきれたとは思います。しかし、自分で立てていたかを問われれば、できていませんでした。工事中は日に何度も心が折れました。その度に、支えてくれたのは近所の方々や、友人たちでした。今回の工事では、たくさんの方々に迷惑をかけました。私ひとりで動いたつもりでも、そのことによって周りの方々がたくさん心配してくれていることを知りました。
カフェスペースのオープンを第1章とすれば、ランドリースペースは第2章です。第1章ではたくさんの方々に支えられていたことに気づかされました。第2章以降は、周囲を頼りながら、出来上がる空間と日々の生活の中でそのお返しをしていきたいと思います。
現在は、カフェの営業と並行してコインランドリーの計画を進めております。近々、概要をご報告できるかと思います。
何卒、今後ともよろしくお願いいたします。
にユーザー登録して もっと活用しよう!無料
- 地域をフォローできるようになり、地域の最新情報がメールで届く
- あなたのプロフィールを見た地域の人からスカウトが届く
- 気になった地域の人に直接チャットすることができる
私は1986年、神奈川県横浜で生まれ、これまで国内外の色々な土地で暮らしてきました。様々な人と出会い、様々な生き方を知りました。
「1年の内、1ヶ月を他人の為に奉仕する青年」
「家族との時間を優先して週3日だけ店を開けるパン屋さん」
それまで「働くために生きる」ような生活をしてきた私を「生きるために働く」という考えに少しずつ導いてくれました。
開業を考え始めた当初は、長い間暮らしていた東京で店を開こうと思っていました。
知り合いが多く暮らし、好きな場所がたくさん集まる東京を自分の居場所だと思っていました。
そんな最中、友人が東京から信州諏訪へ引っ越したのをきっかけに、私も友人を訪ねて諏訪へ通うようになりました。
何度も通ううちに、いつかここで「諏訪に住むみんなの生活の中で、コーヒーを入れたい」と思うようになりました。
普段、人や物で溢れた都会の中にいた私が、偶然訪れた諏訪の「自分の感覚に素直にいられる場所」という空気に惹かれ諏訪での開業を決めました。
Instagram(個人)https://www.instagram.com/colta_laundry/
Instagram(店舗)https://www.instagram.com/umi_coffee_n_laundry/
Facebook(個人)https://www.facebook.com/kota.colta.takiguchi
Facebook(店舗)https://www.facebook.com/umicoffeelaundry/