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- 山口県萩市で「美容室×セレクト書店」の新店舗開業。書店で働いてくださる方を募集します!
アタシ社では今年の初夏、山口県萩市に「本と美容室 萩店」をオープン。
その本屋スペースで書店員として働いてくださる仲間を募集します。
書店と美容室を組み合わせた「本と美容室」は、「本」「美容」「ローカル」の三つを軸に活動してきた私たちとって、これから先の会社の基盤となっていく大切な事業です。萩店は真鶴店(神奈川県真鶴町)に続く二店舗目となります。
取り揃えるのは、文芸書、人文書、漫画、絵本、児童書、雑誌を中心とした2000冊から2500冊ほど。まちづくりや美容に関連する本、全国の心意気あるリトルプレスの刊行物も扱います。文化的な、知的な、美的な探究心の入り口になるような本を中心にセレクトし、開放的で〝出会い〟に溢れた空間にしたいと考えています。
やっていただく業務は主に
・陳列、選書、棚づくり(これらはアタシ社メンバーと共同で行います)
・販売、接客業務
・発注、在庫管理
・定期購読者や注文者への配送業務
・情報発信
・イベント企画、運営
となります。
本、美容、ローカル── 3本の柱から生まれた“発明”
そもそもアタシ社ってどんな会社なの?
そう思われる方も多いかと思います。少し駆け足になりますが、まずは私たちの歩みを紹介させてください。
アタシ社は2015年、ミネシンゴ、三根かよこの夫婦が設立しました。
出発点となったのは、元美容師だったミネシンゴが個人で創刊した「美容文芸誌 髪とアタシ」です。
美容師の生き方が画一化していることに疑問を抱いたミネが、全国津々浦々、離島や山奥、ときにはニューヨークにまで足を運び、ユニークな生き方をしている美容師さんを取材しました。同誌が注目を集め、アタシ社は本格的な出版事業を始めるようになりました。
神奈川県の逗子市に暮らしていた夫婦は2017年、何の気なしに訪れた三浦半島最南端の港町・三崎に惚れ込み、転居します。
築90年の元船具店を蔵書室カフェ「本と屯」として運営したり、観光情報ウェブマガジン「gooone」を立ち上げたり、泊まれるシェアオフィス「BOKO」を運営したり。
そして2020年2月、「本と屯」の2階に「花暮美容室」を開業したことが大きな転機となりました。
編集の仕事で全国のさまざまな地域を訪ねていた私たちは、「地元にいい美容室がない」「書店がなくなってしまった」という声を幾度も耳にしていました。
でも、三崎で美容室を開業してみると、東京や横浜からたくさんのお客さまが来てくださいます。心地よい空間と、腕のいい美容師。この二つの条件が揃えば、ローカルでも十分に闘えることを、私たちは実感しました。
そして考えました。
「本」「美容」「ローカル」を掛け合わせることで、地域の活性化に一役買いながら、セレクト書店という文化を自分たちなりに継承し、ローカルでの暮らしをより豊かに彩れるのではないか──。そうして生まれたのが「本と美容室」です。
街に開かれた「本と屯」
1店舗目の美容室「花暮美容室」
共に学び、悩み、成長し、支え合いたい
アタシ社としてこの規模の書店を運営するのは初めて。具体的な運営やオペレーションに関しては、私たちもこれから学んでいく段階です。とはいえ、実際の運営は待ったなし。そこで、心強い助っ人にお力添えいただくことになりました。
それが、福岡市にある「ブックスキューブリック」の大井実さん。
独立系書店の草分けとして知られる同店を2001年にオープンさせ、業界をリードし続けてきた第一人者です。近年はさまざまな書店の開業支援にも力を注いでおられます。
「本と美容室 萩店」では人材育成を含めたオープンまでの道のりに伴走していただくことになりました。当店で働いてくださる方は、大井さんの長年の経験と知見に基づいたノウハウを学ぶことができます。
書店員経験者の方、大歓迎。
萩市内、あるいは近郊在住の方、大歓迎です。
もしも私たちの試みに共感し、萩まで移住して働いてもいいという方がいらしたら、それも大歓迎です。まずはご相談ください。
私たちは三浦・三崎を拠点に活動しています。オープン後は書店担当者が月の大部分、萩に身を置くことになります。が、そうはいっても書店業務は毎日の仕事。かなりの部分を主体的に担っていただくことになります。だからこそ、私たちは経験値以上に、主体的に動いてくれる方であることを大事にしたいと考えています。
◎本が好きで、本との出会いの〝仲介者〟として働くことに意義を見出せること。
◎自分なりの「本に対しての想い」「具体的エピソード」を熱を持って語れること。
◎一つ一つ考え、悩み、挑戦し、その中で自ら成長していくことを喜べること。
◎自立した者同士として私たちと話し合い、助け合い、励まし合っていけること。
◎地域の中で、顔も名前もある登場人物として生きることを「豊かだ」と感じられること。
そんな方と一緒に運営していたらと思っています。
書店担当の瀬木(左)と大井さん(右)
出版社直営の美容室とセレクト書店は類がありません
本とローカルが好きな方、大募集!
<勤 務 地>
本と美容室 萩店 〒758-0022 山口県萩市浜崎町16番地
<職務内容・勤務時間>
書店業務全般(接客・入荷処理・陳列・情報発信・イベント制作など)
・4月末ごろから勤務開始予定
・10時~18時
・週2〜5日勤務 週休2日
(土・日・祝日の勤務が可能な方に限ります。応募者の数や希望に応じて、週5フル勤務からシフト制まで相談に応じます)
<募集条件>
本が好きで、当店の活動に興味・関心のある方(書店員経験者歓迎、原則学生不可)
<給与>
[書店アルバイト]時給950円~(経験・技能を考慮して決定、昇給あり)
交通費支給(上限往復1,000円)、労働保険・社会保険(該当者)、正社員登用制度有、試用期間3ヶ月
これからの時代、人が豊かに、ワクワクしながら生きていける舞台は「面白きローカル」だと、私たちは確信しています。
ローカルで生きることは、必ずしも楽ではありません。お互いの顔や人柄を知っている関係性の中で担う仕事は、メールのやり取りだけで終えられる都会的な仕事よりも、ある部分ではずっと重い責任を伴います。
でも、自分という存在が目に見えるかたちでまちに変化をもたらし、互いに知る人からの反応を受け取って生きることの充足感は、ほかの何にも代え難いはず。
一回きりの人生の中で出会える人は限られます。
もしかするとこの出会いが、お互いの未来を変えるかもしれません。
ご応募、お待ちしています!
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「本と美容室 萩店」は、山口県萩市の浜崎地区と呼ばれるエリアにオープンします。
浜崎地区は観光客が多く訪れる城下町から少し離れたところにある、かつては海運や水産加工で栄えたエリア。「伝統的建造物群保存地区(通称、伝建地区)」に指定され、古くは江戸期からの建物や蔵が残る、端正で美しい商店街。ここには近年、移住者による面白い宿や料理店が増えてきています。
私たちは思わぬ縁でこの地を訪ね、たくさんの優しく誇り高い人たちと出会い、このまちが大好きになりました。
「本と美容室 萩店」は商店街の中心部に位置する古民家にオープンします。約200平米の建物に約130平米の庭がついた、都市部ではなかなか考えられないゆったりとした空間。その3分の1ほどが本屋さんスペースです。
三崎の出版社「アタシ社代表」編集者。
雑誌TURNS 編集ディレクター。
2017 年、神奈川県三浦市三崎に拠点を移し、築90 年の古民家を借りて港の
蔵書室カフェ「本と屯」をオープン。約5000 冊の蔵書と土日のみオープン
するカフェスペースを運営。2階に「花暮美容室」を2020 年3 月にオープン。
三崎の泊まれる仕事場「BOKO」、三浦三崎の観光マガジン「gooone」、三
崎の雑貨屋「HAPPENING」など、商店街で遊びとビジネスをつくっている。
2022 年夏に真鶴にて「本と美容室」をオープン、2023年4月に山口県萩市で本と美容室 萩店オープン予定。
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