森林・林業に興味ある方はいませんか?

治山治水は、水の確保、災害予防という観点でも重要ですが、治山の担い手として林業従事者が不足しています。日本の国土の67%を占める森林、その約4割が人工林です。森林問題の中でも、戦後、植え続けてきた人工林の保全、活用が優先課題と言えます。そのことに仕事として取り組むのが林業従事者です。
最近頻発している豪雨による洪水などの際に問題になっているのが、人工林から流失してきた倒木や林内に放置されていた除伐された木が、川に流れ出し、下流域の橋などにひっかかり水をせき止めていることです。そのようなことを防ぐためには、人工林の枝打ち間伐を進め、保水力の高い森にしていく必要がありますし、伐採した木は森から運び出し、有効に活用することが大切です。

放置されている森林が目立つ

能登で加賀でも、車で走っていて気になるのは、枝打ち間伐されていない人工林。例えば、こんもりと根元まで枝が茂り、細い木が林立していて、蔓性植物が巻き付いている木が増えています。戦後、植林されてきた木が大きくなってきていますが、放置されたままだと、活用が難しくなります。枝打ち間伐することで、木の成長は促進されます。枝打ち間伐した材も、それぞれ活かすことが可能です。柱材、板材、チップ材、バイオマスなど、活用方法も広がっています。そのような活用を進めている森林組合や林業会社も出てきています。
先日も移住希望者と一緒に林業の現場を拝見に参りましたが、選択して木を伐り出していて、切った木のほとんどを販売されていると伺いました。明るい森には下草や低木が増えて、土地が安定すると同時に、腐植土が増え保水力も高まるとのことです。
石川県は加賀から能登まで林業が盛んなエリアで、各地の森林組合や林業会社などが人財を求めています。
どうすれば、森林・林業に関われるか。新規就業であっても、森林組合か林業会社に就職することが可能です。森林について学んだ経験が無くても大丈夫。基礎的なことはもちろん学んでいただく必要はありますが、就業されてからでも十分間に合います。先輩から現場で学ぶことも多いはず。チェーン・ソーや重機の操作については研修を受けて資格をとっていただく必要がありますが、就業されてから徐々に取得していきます。
自然の中で仕事がしたいという方や森林林業に興味のある方のお問合せをお待ちしています。

作業道を入れて間伐が進む森

作業道を入れて間伐が進む森

間伐された木も販売されていきます

間伐された木も販売されていきます

森林・林業に興味ある人

林業に従事したい方
森林に関わりたい方
自然の中で仕事がしたい方
環境保全に関心のある人
循環型社会の実現を目指したい人

枝打ち間伐され明るくなった針葉樹林

枝打ち間伐され明るくなった針葉樹林

落葉広葉樹林の保全作業も

落葉広葉樹林の保全作業も

高峰博保(ぶなの森、能登定住・交流機構、加賀白山定住機構)
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石川県
高峰博保が紹介する石川県ってこんなところ!

貴重な民俗文化財や多様な自然、食文化が連綿と受け継がれてきた能登半島。海を介して多くの人が行き来し、文物も広域で流通させてきています。珠洲焼や輪島塗などはその典型です。貴重な民俗文化財である「あえのこと」や「アマメハギ」はユネスコの無形文化遺産に認定され、青柏祭の曳山行事、お熊甲と称される枠旗行事、揚げ浜式製塩等は国指定の重要無形民俗文化財に指定されています。
令和6年能登半島地震は、以上のような伝統的な文化や生業を消滅させてしまうおそれがあります。能登人たちも、震災からの再生に向けて動きはじめていますが、限界がありそうです。遠方からでも能登地域に関わっていただける方々と一緒になって、能登半島および石川県の次代の在り方を構想し、具体化できればと考えています。

高峰博保
(株)ぶなの森、能登定住・交流機構、加賀白山定住機構

大学時代も含め8年間東京で暮らし、石川県に戻り、数十年。リクルートでの人材採用のお手伝いを3年、フードピア金沢の事務局を2年。その後、フードピア金沢を企画推進していた企画制作会社に25年。2010年に、一緒に働いていた5名で(株)ぶなの森を設立。2013年に、能登定住・交流機構を能登の有志に参加いただき、民間で設立。移住促進と能登ゼミサポートを担う。その後、能登町定住促進協議会、加賀市定住促進協議会、加賀白山定住機構、宝達志水町定住促進協議会、能美市移住定住促進協議会の設立に関わり、事務局を手伝う。一方で、2008年より「能登人と過ごす能登時間」を編集し、Webでも発信を続ける。能登のブナ林でのエコツアーも催行。ヘルスツーリズムの推進もサポート。石川県内の専業農家を紹介する「味人めぐり」(1998年刊)の制作、石川の森づくり推進協会の設立から10年事務局を手伝っていたので、農業や森林林業に詳しくなりました。

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