仲間づくりからのスタート。廃校になった分校を再生させるリノベーションが間もなく始動。
公開日:2024/12/24 07:33
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「興味ある」が押されました!
2024/12/25「興味ある」が押されました!
2024/12/25ここは滋賀県高島市マキノ町在原。紅葉で有名なメタセコイア並木を抜けて、更に山を登るとたどり着く小さな集落です。約70年前は52世帯223名でしたが、現在は19世帯36名で子どもは2名しかいません。
ここにあった小学校がマキノ北小学校在原分校。 「衰退していくこの土地に人を呼び込みたい。」 そんな想いで、自身も移住者でもある福井朝登(ふくいあさと)さんが「在原分校セルフリノベーションワークショップ」を開催します。
「安心して失敗できるいなか暮らし」廃校舎をセルフリノベーションで、山村留学のための研修施設にする
在原は、県最北に位置する標高340mの山村です。平安時代を代表する有名な歌人、 在原業平(ありわらのなりひら)が晩年を過ごしたという伝説が残っている在原は、開放的な風景が広がっています。
在原在住の福井さんは、2002年に一級建築士として働いていた設計事務所を退職。田舎暮らしをするための空き家探しをしていた際に、かやぶき屋根の古民家と出会い、ひとめぼれをして購入しました。大津から移住したそうです。退職後は、アルバイトをしながら古民家の横でテント生活をし、7年かけてセルフリノベーションをしました。その経験をまとめた「空き家改修の教科書」(学芸出版社)が2023年に出版されています。
そんな福井さんは、少子高齢化が進み自治が衰退していく在原集落を目の当たりにし、「なにかしなければ」という危機感を募らせていきました。そこから「失敗できるいなか暮らし」の体験を提供する「いなか暮らしラボ古今集」を立ち上げました。2025年(令和7年)には、廃校になったマキノ北小学校在原分校でのセルフリノベーションプロジェクトがスタートします。
廃校になった校舎を「空き家改修の教科書」の著者 福井さんとリノベーションができる
近年、UターンとIターンで若い子育て世代の移住者が増え、少しずつではありますが、賑やかさを取り戻しつつあります。さらに令和6年度から近畿農政局の農山漁村振興交付金を活用して、分校廃校舎を「大人の山村留学」のための施設に改修するプロジェクトも動き始めました。
いなか暮らしに興味のある人が滞在しながら移住を体験・模索する宿泊型体験施設を、みんなで創りあげていきます。
「大人の山村留学のための研修施設をつくろう」
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▼こんな方を募集しています ・田舎暮らしをしたい方 ・セルフリノベーションに興味がある方 ・自分で何かを作りたい方 ・「生きる力」を手に入れたい方 ・地域の雰囲気や地元の人と交流したい方 ・農業や狩猟に興味がある方
一つでも当てはまる方はぜひ応募してください。
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1月に、セルフリノベーションワークショップの募集がスタートします。「興味のある」でリアクションいただけたら、詳細をお送りさせていただきます。
「安心して失敗できるいなか暮らし」をコンセプトに、リノベーション後(完成時期未定)は、家庭科室、図工理科室、職員室を利用して、いなかでビジネスチャレンジできる場を提供します。
いなか暮らしラボ古今集 福井朝登さん(取材:たかしま課 田中可奈子)
このプロジェクトの地域
高島市
人口 4.64万人
たかしま課|滋賀県高島市が紹介する高島市ってこんなところ!
琵琶湖の北西部に位置する高島市は、平成17年に、5町1村が合併し、滋賀県一の広いまちとして誕生しました。京都・奈良の都と各地をつなぐ交通の要所として栄え、北陸で取れたサバを都へ運んだ『鯖街道』があります。 また、ふなずしやお酒などの発酵文化が色濃く残っている地域です。 観光地としては、琵琶湖に浮かぶ鳥居が幻想的な白鬚神社、四季折々に違った表情を見せるメタセコイア並木などが有名です。
このプロジェクトの作成者
滋賀県高島市の「これは興味ある人がおるんとちがう?」な人や場所に出向いて、紹介をしていきます。
市民協働課 定住推進室/移住や地域に関する情報を発信!! 移住相談はお気軽にお問い合わせください。移住コンシェルジュがご対応いたします。
田中/東京から高島に移住した子育て中のママライター 仕事も遊びも子育ても「楽しむ」がモットー