
多拠点居住お試し体験レポート②~テレワーカーが花巻の魅力を感じて花巻を好きになる~
公開日:2025/01/31 04:59
最新情報
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2025/03/06「興味ある」が押されました!
2025/02/23「多拠点居住生活してみたいな~」なんて考えたこと、一度はありませんか? コロナ禍を経て、フルリモートワークやテレワークを活用した柔軟な勤務形態が広がっている中、岩手県花巻市では、居住地=拠点を1か所に限らずに全国いろいろなところに拠点を持つ「多拠点居住者」を花巻市に呼び込む取り組みとして、実際に多拠点居住者・首都圏等のテレワーカー・ハイブリットワーカーに花巻で交流や宿泊などを体験をしていただき、その様子を情報発信する取り組みを行っています。
今回は、花巻市を訪れた三浦さんの体験レポートをご紹介したいと思います。
ひんやりと澄んだ空気に出迎えて頂き、ワクワク
花巻市で実施されている「花巻市多拠点居住お試しツアー」に参加しました!
普段は東京に住んでいるのですが、新花巻駅で新幹線を降りた瞬間からひんやりと澄んだ空気に出迎えて頂き、ワクワクしました。東京とは異なる、落ち着く空気です。 11月半ばの東北は紅葉真っ盛り!
ツアーは平日ですが、あいている時間でテレワークをしながら、花巻を肌で感じる経験をたくさんさせていただきました!


大迫町にて「ぶどう」「エーデルワイン」「総合文化財センター」
岩手県はぶどうの生産が盛んって知っていましたか? 恥ずかしながら、私は全く知りませんでした。 川源ぶどう園さんにおじゃまして、実際にぶどう狩りをさせていただきました。大迫町では、昭和23年に、当時の知事の言葉をきっかけにぶどうづくりが始まったそうです。東京で買うよりずっと安く、シャインマスカットがなんと1,000円ほど!こんなに大きくて、とってもおいしいです!!
さらに、川源ぶどう園さんでは、薪割り体験やピザづくり体験もさせていただきました! 自分で薪を割って、自分でピザをつくって、外で食べる。とても気持ちよく、いつか子どもを連れてまた来たいな、、、と思いました。
花巻市総合文化財センターの学芸員さんにお話を聴きに行きました。花巻には遺跡が多くあるそうですが、市内の遺跡の7割は縄文時代の遺跡だそうです。1万年以上前の遺跡が多くあるなんて、夢がありますね。 伺ったお話の中でも、特にこの地域に伝わるユネスコ無形文化遺産「早池峰神楽」が印象的でした。優雅な印象の大償神楽と勇壮な印象の岳神楽の2つから成る伝統の神楽だそうです。担い手不足は課題となっているようですが、このような民俗芸能が500年以上も受け継がれてきたとのこと。次の機会に、実際の舞を見てみたいです! 中でも度肝を抜かれたのが、シャインマスカットをふんだんに使用したフルーツピザです。シャインマスカットを贅沢にも窯で焼き上げるなんて、人生で初めての体験でした。
伺ったお話の中でも、特に「ぶどうの木の寿命は人間が飽きるまで」というお言葉が印象的でした。新しい品種ができて人間が乗り換えてしまうまで、ぶどうの木はずっと実をならせてくれるという意味です。 ぶどうの木と日々を共に過ごす生活を垣間見せていただき、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。(最近では、地域おこし協力隊の方や退職後の方等、ぶどうの新規就農者が増えているみたいです!)
大迫町には高山植物が有名な早池峰山があり、この山には固有植物「ハヤチネウスユキソウ」が咲きます。この植物がアルプスの「エーデルワイス」と似ていることから、オーストリアのベルンドルフ市と姉妹都市提携をしているそうで、ワイナリーがエーデルワイスにちなんで「EDEL WEIN」と名付けられたようです。
エーデルワインさんでは、ワインの作り方を見学させていただき、ワイン製造に関する雑学をたくさん教えていただきました。ワイン1本720mlにぶどうがなんと1キロも使われているそうで、私は日頃からワインが好きでよく飲むので、一日に数キロのぶどうを消費していることもあったのだという事実に驚くばかり…
岩手はぶどうの産地にも関わらず、知名度が低くその7割が岩手県内で消費されているそうです。エーデルワインさんでは試飲もさせていただきましたが、おいしすぎて日中からたくさんいただいてしまいました。ぶどうは土地や気候によって味が変わるため、岩手のぶどうでしか作れない味があるということ。唯一無二の味を、ぜひたくさんの人に試してほしい! ちなみに、私はベルンドルフ市との友好都市交流半世紀を記念して贈呈された、オーストリア原産の「グリューナー・ヴェルトリーナー(2023年製造)」をお土産で購入。日本では希少品種で、2015年に植栽したものの、最高品質のぶどうの栽培に成功するまでに8年かかったようです。大切な日にいただきたく、楽しみにとってあります!


道の駅「石鳥谷」・花巻温泉
道の駅「石鳥谷」は、2023年にリニューアルオープンした最新の道の駅です!
石鳥谷は南部杜氏伝承の地ということで、この道の駅には南部杜氏伝承館があります。リニューアル時には、曳家を行ったんだとか。これまで飲んできた全国のお酒も、南部杜氏のお酒であったということを、初めて知りました。
花巻の郷土料理であるひっつみ(小麦粉をちぎった麺が温かい汁物に入っている)や、酒粕で作られたお酒アイス(その後の車の運転問題ありません!)など、道の駅ならではのグルメも満喫しました!
今回宿泊させていただいたのは、花巻温泉のホテル紅葉館でした。朝食ビュッフェの焼き立てパンがとても美味しかったです(笑)。隣接するホテル花巻、ホテル千秋閣の温泉を利用することもでき、湯めぐりが可能。連泊しても飽きることなく、綺麗で広々としたお部屋であったためPC仕事をする際も快適でした。
花巻での3日間、様々な経験をさせていただき、地域に関する知識が増え、とても充実していて楽しい時間でした。初めての訪問でしたが、必ずまた来たいと思いました。
なぜまた来たいと思うのかと振り返ってみると、その理由にはやはり地域の皆さんと関わらせていただいたことが大きくあると思います。 ぶどう園のお父さんやエーデルワインを案内してくださった方のぶどうやワインへの想い。 総合文化財センターの学芸員の方の、早池峰独自の植生や伝統文化についての詳細なご紹介。 交流会にご参加くださった石鳥谷で活動する市民の方が地域にどのような課題を感じていて、どのようなまちをめざしているのか。 市内の説明・案内をしてくださった行政の方の、花巻の魅力がぎっしりつまったツアー企画。 これら全て、お会いした皆様の花巻への愛だと思いますし、それを感じ取れたことが、花巻を好きになった理由だと思います。 今回お話しさせていただいた皆様、大変ありがとうございました。またお邪魔します!


このプロジェクトの地域

花巻市
人口 8.77万人

花巻市地域振興部定住推進課が紹介する花巻市ってこんなところ!
【花巻市】岩手県のほぼ中央に位置し、花巻空港や新幹線の発着駅があり、交通の便も優れています。 岩手県の県庁所在地である盛岡へも電車や車でスムーズに移動できます。 おいしいお店が多い市街地から少し離れると、気持ちの良い自然を味わうことができます。
花巻・大迫・石鳥谷・東和の4地域で景観や雰囲気も異なりますので、 自分に合った地域が見つかるかもしれません。
このプロジェクトの作成者
主なお仕事 ・花巻市への移住・定住の促進にかかわること ・花巻市のシティプロモーション ・地域おこし協力隊 ・花巻市ふるさと納税 ・婚活・結婚新生活支援
















