“登ろう!!”鈴鹿10座「竜ヶ岳」  ≪滋賀県東近江市≫

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2025/03/13

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2025/03/11

 今回紹介させていただく山は「竜ヶ岳」です。標高1099.3m、滋賀・三重県境稜線に位置し、クマザサに覆われた山頂付近のなだらかな山容が特徴的です。遮るもののない山頂は解放感にあふれ、360度の展望が多くの登山者を楽しませてくれます。竜ヶ岳付近を境にして土質が異なり、北部は石灰岩のなだらかな尾根、南部は風化した花崗岩の険しい斜面を形成しています。石榑峠からの登山道には花崗岩がむき出しになった重ね岩や真砂土の白いザレ場なども見ることができます。

 石榑峠からの登山道は、露出した花崗岩やツツジ科のシロヤシオ、ベニドウダンなど見どころも豊富です。竜ヶ岳登山は初心者向けで所要時間として、登りは石榑峠から山頂まで約1時間40分、下りは約1時間20分程度になります。 (注:難易度や所要時間は季節や天候、登山者の体力や技術、経験によって大きく変わることがありますのであくまでも参考にしてください。)  

竜ヶ岳登山コース(石榑峠~重ね岩~竜ヶ岳山頂)

 東近江市蓼畑町にある道の駅奥永源寺渓流の里から国道421号をいなべ市方面へと進み、石榑トンネルの手前から旧国道421号に入り、つづら折りの道を進んでいくと石榑峠につきます。ここが登山口になります。道の駅から石榑峠まで車で約30分です。

 竜ヶ岳への標識が立つ石榑峠から登山道に入ります。いきなりアカガシの森の中の急登となり、少し登ると岩場があります。ルートを確認し、浮石に乗らないように、また、落石にも十分注意しながら手足を使って登っていきます。

 岩場を超えるとやや平坦な尾根に出て、少し進むと花崗岩が風化してはげ山状になった場所に出ます。これを過ぎると、ミズナラ、リョウブ、シロモジなどの林の中の登りがしばらく続き、左側に大きく迂回すると、重ね岩につきます。重ね岩からは釈迦ケ岳、御在所岳、雨乞岳など鈴鹿南部の山々が望め、眼下には登山口の石榑峠が見えてきます。

 ここから登山道は傾斜が急になってきて、踏跡が交差してわかりにくい箇所もあるので注意しながら登っていきます。やがてマツに似た赤茶色の幹が目立つシロヤシオの林が現れ、これを登り詰めると視界が開けてササ原になります。ここからは馬の背のような伸びやかなササ原の尾根歩きになり、気持ちの良い風を受けながらのんびり歩いていきます。右の三重県側が大きく切れ落ちており、これを避けるように登山道は滋賀県側をトラバースしており、さらに進むと360度の展望が開ける竜ヶ岳の山頂に到着します。

 時間に余裕がある場合は、山頂から県境稜線を北に少し下って振り返ると、ピラミッド型の竜ヶ岳の姿やササ原の中に点在するシロヤシオの群落を楽しむことができます。

重ね岩
重ね岩
竜ヶ岳の登山道
竜ヶ岳の登山道

身近にある自然と暮らす。

 竜ヶ岳の山頂部はクマザサに覆われ、5月初旬に白い花を咲かせるツツジ科のシロヤシオが笹原の中に点在する風景は非常に美しく「羊の群れ」と形容されています。  また、竜ヶ岳を境にして、北部の石灰岩、南部の花崗岩に分かれ、石灰岩を好むリュウノウギク、花崗岩を好むツツジ科の更紗満天星や紅満天星をはじめ、ササユリ、リンドウなど多様な植生が見られます。秋になるとシロヤシオやベニドウダンなどの美しい紅葉が見られます。

 鈴鹿山脈というと三重県のイメージが強いように思われますが、西側は滋賀県になり、こちらからも多くの登山道があります。鈴鹿山脈の西側に位置する東近江市は鈴鹿の山から琵琶湖までつながる自然豊かな地域です。市域の真ん中を鈴鹿を源流とする愛知川が流れ、その両岸に広がる豊かな農地を形成して琵琶湖に流入します。市の中心部には名神高速道路の八日市インターチェンジがあり、交通の便も良いことから多くの工場が進出しています。京阪神圏と中京圏の中間に位置しており、都市部へのアクセスも良く、湖辺からまち中、田園地帯、里山から山村地域へと続く地域のため、多様な生活様式を選べるとともに、身近に自然が豊富にあるまちです。登山、川遊び、湖遊びなど自然を満喫できる環境が整っています。

登山者の一行
登山者の一行
竜ヶ岳山頂付近から鈴鹿の山々を望む
竜ヶ岳山頂付近から鈴鹿の山々を望む

このプロジェクトの地域

滋賀県

東近江市

人口 11.03万人

東近江市

東近江市企画課が紹介する東近江市ってこんなところ!

 滋賀県、とりわけJRの駅があるまちは、京都に近いところからたくさんマンションができており活気が溢れています。一方、少し駅を離れたらのどかな風景が広がります。田舎といってもマンション暮らし・アパート暮らし・一軒家暮らしとさまざまな住み方が選べます。お仕事も工業や農業だけでなく社会福祉法人や特色のあるNPO、地元商店街等での起業とバラエティ豊かです。京都や大阪へ通勤する人も多いです。  原始的な自然というより身近な里山が多く、遊具のある大きな公園や地区ごとの図書館など、仕事のリフレッシュやのびのびとした子育てがしやすい環境もそろっています。 古くから人が行き交う街道があるため移住してくる人に対してもウェルカムです。 まずは一度、足を運んでみてください。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

「うるおいとにぎわいのまち東近江市」 東近江市は、滋賀県の南東部に位置しています。

〇「森里川湖の自然」  東に鈴鹿山系、西に琵琶湖を有しており、  多様な自然を楽しむことができます。 〇「おいしい近江米の産地」  耕地面積、米産出額ともに「近畿1位」です。 〇「製造業が盛んなまち」  関西圏と中部圏の中間である地理的優位性を  活か し、多数の企業が進出しています。 〇「千年を超える歴史、文化、伝統」  本市の歴史は、縄文の昔に始まり万葉集に詠わ  れ、木地師やガリ版印刷等のものづくり文化・  伝統が現代まで大切に育まれてきました。

「東近江市で生まれ、育ち、生涯を通じてこのまちで 満足のできる人生を過ごしている」と実感できるまちを 目指しています!

企画課では、定住移住の相談窓口として、 日々移住希望者からの相談を受け付けています。 移住に関して些細なことでもお気軽にご相談ください。

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