漁師町で愛された元寿司屋さんに 再び灯りをともしてくれる人を探しています。

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「興味ある」が押されました!

2025/11/30

「興味ある」が押されました!

2025/11/05

紀伊半島の東側に位置しリアス海岸の先に熊野灘を望む尾鷲市。 このまちは林業と漁業、そして1960年代からは火力発電所の設置に伴う企業城下町として、大きく栄えてきました。 しかし2018年に発電所が廃止され、林業も以前のような一大産業ではなくなってしまいました。

また多くの地域と同様に少子高齢化が進み、人口も大きく減少しました。 かつては「人にぶつからずに歩くのは難しい」と言われるほどにぎわっていたという尾鷲の商店街も、事業者の高齢化や後継者不足により昔ながらのお店の閉店が相次いでいます。

商店街の入り口近くにある「和幸寿司」さんもそのひとつです。 地元の人々に愛され50年続いたこのお店も、近年の高齢化に伴い昨年3月で惜しまれつつも閉店となりました。

「和幸寿司の灯りが消えてこの通りが暗くなってしまった。尾鷲の人々とまちのために、このお店に灯りをともしたい。」

そんな想いに共感し、このお店に再び灯りをともしてくれる人を探しています。

漁師町・尾鷲の文化と「和幸寿司」

尾鷲のまちはいまだ漁師町の文化を色濃く残しています。飲み屋の件数が非常に多く、駅と漁港に挟まれたエリアにその多くが集中しています。漁師たちもそうでない人も、お酒好きが多く、飲みに出れば「はしご酒」はあたりまえ。

毎年5月には地元の商工会議所が主催する尾鷲の一大イベント「こつまみバル」で盛り上がります。1枚でドリンク1杯+おつまみセットと交換できる専用チケットをもって、一店舗で一枚ずつ使用しながら飲み終われば次のお店へと移動していく、愉快なはしご酒イベントです。このイベントも歩いてまわれる範囲にたくさんの飲食店が集中しいている尾鷲だからからこその企画で、この日は「こんなにたくさんの人が尾鷲にいたのか」と驚くほどたくさんの人でにぎわいます。

そんな尾鷲でも、やはりお店は減りつつあります。 そのほとんどが店主やスタッフの高齢化と後継者不足によるもの。 尾鷲駅から徒歩2分の商店街の入り口にあった「和幸寿司」さんもその一つです。

和幸寿司は硬派で昔ながらの大将が営む、古き良き昭和の雰囲気のお店でした。 暖簾をくぐると右手に畳の小上がりが、そして左手にはカウンター席があります。 大将は閉店されるその日まで下駄を履いてカウンターに立ち続け、その体力と、見えない部分にまでこだわる職人の心意気が、とても印象に残っています。

大将は、尾鷲市三木里町の出身。三重県四日市市での修行を経て故郷である尾鷲に店を構えたそう。 和幸寿司の店舗がある場所は尾鷲駅から徒歩2~3分と便利な場所であり、創業当時は同じ並びにイオンの前身である「岡田屋」がありました。商店街の出入り口にあって人通りも多く、非常に賑わいのある場所だったといいます。 ガレージだった部分を借りて店舗に改装し、昭和47年、「和幸寿司」をオープン。大将が25歳の時のことでした。

「尾鷲が好きで、寿司屋が好きで、JRを利用する人、応援してくれる人のためにという思いで、11時から(夜まで)夫婦でお店をやってきた。」 知り合いの大工や左官屋、そして多くのお客さんなどいろんな方の応援やサポートを経ながら50年店を続けてきましたが、寄る年波には逆らえず惜しまれながらも令和6年3月31日に暖簾を下すこととなりました。

尾鷲の商店街からは日々お店の灯りと人々の笑い声が少なくなっています。 尾鷲が持つ海・山の自然や祭りの文化も当然素晴らしい魅力です。 しかし飲み屋・飲食店の多さに裏打ちされた盛んな商業と、そこに息づく人々の活気もまた、尾鷲の大切なアイデンティティだと私は考えます。

今尾鷲市ではまちなかの賑わいの創出と商業の活性化のため、さまざまなひとが動き出しています。 マルシェイベントを立ち上げた商工会議所、熊野古道(街道)エリアの観光地づくりを行う観光物産協会、商店街の活性化をミッションとして着任した地域おこし協力隊のメンバーもいます。

そんな尾鷲で、この想いに共感し、まちに灯りをともしてくれる人を探しています。 「和幸寿司」の想いを引き継ぎながら、漁師町・尾鷲で新しいお店にチャレンジしてみませんか?

50年大将が立ち続けた「和幸寿司」のカウンター。
50年大将が立ち続けた「和幸寿司」のカウンター。
「こつまみバル」屋外ブースの様子。キッチンカーや周辺地域の飲食店も参加できる。
「こつまみバル」屋外ブースの様子。キッチンカーや周辺地域の飲食店も参加できる。

元「和幸寿司」店舗 おすすめのポイント

・尾鷲駅から徒歩3分の好立地! ・周辺にも居酒屋などが多く、併用利用が期待できる。  商店街と駅に挟まれる位置にあり、はしご酒のシメに来るひとも多い。 ・「和幸寿司」は地域での知名度が高く、まちのひとからの注目度が高い! ・昭和の寿司屋・小料理屋の雰囲気を残した趣ある店内。

開業者の募集について ・業種の指定はありません、飲食店でなくても利用可能! ・尾鷲市内の方はもちろん、U・I・Jターン者でもOK  尾鷲市は地域おこし協力隊を含め移住者や仕事で市外から来ている方も多くいます。 ・スタートアップ支援として、一定期間の賃料についてはオーナーさんに相談可能 ・尾鷲市内の他の飲食店にお話を聞きたい!などのご希望があればご案内いたしますのでお気軽にお申し出ください。 ・そのほか住居探しや商工会議所へのご紹介など、私たちもバックアップします!   【応募の流れ】

尾鷲市移住コンシェルジュ(地域おこし協力隊)及び市役所職員との面談(オンライン可) ↓ 店舗内覧、尾鷲市の現地案内ツアー ↓ 店舗オーナーとの面談 ↓ 移住コンシェルジュより改めて交渉意思のご確認 オーナーさんとの交渉・契約へ

尾鷲での暮らしはもちろん私たちがサポートいたします。

あなたの挑戦でまちなかに再び灯りをともしてほしい!

ぜひ興味あるボタンを押していただき、尾鷲の商店街に訪れてみてください! ご応募お待ちしています。

和幸寿司営業中の店舗正面。
和幸寿司営業中の店舗正面。
昭和の面影を残す店内。ここにまた灯りがともったらどんなに素敵だろうか。
昭和の面影を残す店内。ここにまた灯りがともったらどんなに素敵だろうか。

このプロジェクトの地域

三重県

尾鷲市

人口 1.40万人

尾鷲市

尾鷲市定住移住コンシェルジュが紹介する尾鷲市ってこんなところ!

三重県南部・太平洋を望む沿岸地域に位置し、温暖多雨な気候と黒潮によって古くから漁業、林業で栄えてきた尾鷲市。世界遺産・熊野古道伊勢路が通い、全国有数の降水量を誇る『雨の町』としても有名です。 火力発電所の撤退に伴い大幅に人口減少が進み、過疎化の最先端に立つ地方都市として、地方創生のための様々な取り組みを行っています。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

尾鷲市の現役地域おこし協力隊として、「尾鷲に新しい人の流れをつくる」をミッションに移住相談やサポート、尾鷲の情報発信、イベントの開催や空き家バンクの運営などを行っています!尾鷲市内にある築90年の古民家を活用した事務所『おわせ暮らしサポートセンター』を構えて活動中。尾鷲での定住や、地方での豊かな暮らしを求めて尾鷲への移住を目指す人に向けて、移住の当事者の目線でサポートを行っていきます!

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