
【事業承継】100年続く建具屋を継承しませんか?地域に根付いた建具店!自治体関係の受注多し
公開日:2025/10/31 07:19
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2025/11/27「興味ある」が押されました!
2025/11/14\mission!/歴史ある地域の建具屋を次代に繋げよ!!
高知県中東部に位置する香南市(こうなんし)赤岡町(あかおかちょう)は、海がとても身近に感じられる場所だ。海から吹く潮風は、いつもどこかで洗濯物を揺らし、軒先の暖簾を踊らせている。 太平洋に面するこの土地は、年間を通じて温暖だ。冬でも霜が降りる日は少なく、寒さが身にしみることはめったにない。代わりに、台風の季節には、海の機嫌が町じゅうを巻き込む。古くからこの土地の人々は、その荒ぶる自然と共に生きてきた。
家に備えられている雨戸や建具も、その大自然に備える造りに設えられてきた。この地で100年近く建具を作り続けてきた「西内木工所」は、その伝統を引き継ぎながら、地道に商いを営んできた。 「20歳の時に嫁いで来ました。そのころは手広く商売をしていました。ピークの時には6,7人ほど職人を抱えていましたよ」
今、代表を務める西ノ内秀(にしのうち・ひで)さん(78)が当時を振り返る。建具の仕事を中心に、近隣の木工関係の細工仕事を一手に引き受けていた。昔は自宅近くに工場があったが、騒音の苦情が出て、今の場所に引っ越してきたという。それほど、日夜忙しかったそうだ。 義父の勝利さん、夫の浩さん、長男の勝仁さんと三代続いてきたが、浩さんを早くになくし、勝仁さんも3年前に50代半ばで早世した。家業の大黒柱を次々に亡くし、事業規模は次第に縮小。秀さんが一人残った職人さん(75)と共に家業を何とか守ってきたが、「私も職人さんも年齢のこともあって、もう限界」となり、今年12月いっぱいで廃業することを決断したそうだ。
事業用地は約200坪で、工場は約100坪。工場2階に風呂やトイレを完備した居住スペースがある。古いけれど現役で稼働している木工用の機械が約10種類。他の色々な機材もすべて込みの一括売却を希望している。 「長らく仕事を続けてこられたのは関係者の皆さんのお陰です。感謝してます。ただ、このまま廃業するのは本当に寂しい。だからこそ、誰かに引き継いでもらいたい」 秀さんがしんみりとつぶやいた。
赤岡町は、春になると、田んぼの水面が空を映し、遠くの山の緑がゆっくりと濃くなる。夏の午後には、空のどこかで雷鳴が小さく響き、夕立のあとには、潮の匂いに混じって草の青い香りが漂う。秋は空が澄み、祭りの賑わいが風に乗って届く。その風土は、穏やかで、したたかで、少し気まぐれだ。
この自然の流れに合わせながら、人々は笑い、歌い、酒を酌み交わしてきた。そして、西内木工所の作る建具は、赤岡の自然と人に溶け込んで住民に親しまれてきた。この地で培われてきた事業を引継ぎ、次の100年に繋げる。そんな出会いが生まれることを願わずにいられない。
ここがポイント
■地域に根付いた建具店! 地域で長年事業を続けてきた西内木工所への住民の信頼度は抜群。多くの民家の建具や雨戸などを手掛けてきており、西内木工所製の建具は今も活躍している家も沢山ある。修理や修繕などのアフターフォローも万全だ! ■自治体関係の受注も多い! 香南市との随意契約で市営住宅などの修繕の仕事もよく受注している。長年の間に培われてきた信頼度は高い! ■機械は古いが、今も現役で稼働! 建具の細工に使う木工用の工作機械は10種類程度持っている。いずれの機械も年代物だが今も現役バリバリ。工場の2階には居住スペースがあり、住みながらの事業に従事できる!
ひとことで言うとこんな仕事
・地域に溶け込んだ伝統の建具屋を引き継ぐ! ・自治体発注の仕事も手掛ける! ・工場内に居住用スペースがあり、住みながらの事業も可能!
・事業内容: 建具中心の木工所 ・引継場所: 高知県香南市赤岡町1799-3 ・引継条件: 相談の上決定いたします ・引継詳細: 工場用地(約200坪)、工場(約100坪)、木工用加工機械10台、他各種の事業用機材一式、顧客・取引先、地元での知名度、など
求める人物像
・香南市へUターン・Iターンを検討している方 ・自然豊かな土地で木工所の開業を目指す方 ・事業を通して、地域経済の活性化にチャレンジしたい方 ・地域のコミュニティを大切にし、自然や人との繋がりを楽しめる方 ・事業主の理念を理解し、事業を承継できる方


オーナー 西ノ内さん へのインタビュー
———— 伝統ある建具屋さんなんですね 義父の勝利さんが始めた事業です。とても向こう意気の強い方でしたね。はちきんの私とは結構気が合ったんですよ(笑) 多い時には6人ぐらい職人さんを雇ってました。住み込みの方もいましたね。仕事が集中する時期には、夜中まで作業をしていて、近所から苦情がくるほどでしたから、とても忙しかったですね。
———— 今は秀さんが家業を守ってる 義父が亡くなり、二代目として夫の浩が頑張っていたんですが、脳卒中で亡くなり、三代目として長男の勝仁が承継しました。その長男も3年前に肝臓の病気で他界したんです。私が四代目ということなんですが、やはり事業は少しずつ縮小を余儀なくされてます。現在は職人さんが一人だけになっています。
———— どんな人に継いでもらいたいですか? ある程度若く、真面目で穏やかな人がいいですね。長年続いてきた建具屋なんで、ぜひ次の世代に繋いでもらいたい。工作機械などにも思入れがありますから、一括で譲り受けてくれたら嬉しいですね。


継業への取り組みについて
「地元のためにお店を続けたいが後継者がいない」 「高齢になってしまって事業継続が難しい」
地域の生活を支えてきた中小企業や商店では、こういった理由から、事業縮小や廃業を余儀なくされるケースが後を絶ちません。 一方で、働き方が多様化する今、県外からのUターン者や移住者が過疎地域に住まい、ゼロから起業をするより圧倒的にコストが抑えられる、”なりわい”を活かした「事業承継」や「継業」といった働き方がひそかに注目を集めています。店舗そのものや機材設備などの初期費用一式を抑えられるほか、一定の顧客や販路、技術までもそのまま引き継げるとして、地方暮らしを目指す若者や移住者にとって新たなビジネスチャンスといえます。
「事業承継」「継業」とは、地域で生まれた”なりわい”を引き継ぎつつ、第三者の新たな感性と価値観でそのものの価値を見出し、再活性化して、地域で継続できるなりわいを営むことです。
今回の「西内木工所」もそういった取り組みのひとつ。 引き継いでくださる方、お待ちしております!
※高知県移住ポータルサイト「高知家で暮らす。」には、他にも民宿、カフェレストランなど様々な継業案件を掲載中! ↓ぜひご覧ください♪ https://kochi-iju.jp/work/keigyo.html
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このプロジェクトの地域

高知県
人口 65.28万人

高知県UIターンサポートセンターが紹介する高知県ってこんなところ!
高知県はひとつの大家族やき。高知家(こうちけ)。
恵まれた自然や素敵な景色、 とびっきりの食材など、たくさんの魅力にあふれる高知県。 なかでも一番の魅力は、出会ってすぐ仲良くなれる 家族のような温かい人柄。
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このプロジェクトの作成者
高知県はU・Iターンに本気で取り組んでいます。 U・Iターンに必要な仕事や家、暮らしの情報を市町村や産業団体、民間団体、移住支援のNPO法人等と連携して、集約し、希望者の方へご提案するなど、全力でサポートします。
















