
移住者のリアルな魅力発信!思いたったが愛荘町 地域の想いを形に。町を彩る Design知想
公開日:2026/03/25 07:19
滋賀県愛荘町は、豊かな自然と歴史が息づく魅力的な町です。京都までは車で1時間、名古屋・大阪までは車で2時間程度の「ちょうどよい田舎」でもあります。
私は、約3年前に夫の仕事の都合により、大阪から滋賀県愛荘町に引っ越してきました。 夫以外に知っている人がいない町で、不安だらけだった3年前。 しかし、地域のみなさんがあたたかく迎え入れてくださり、この町のことを好きになるのに時間はかかりませんでした。 移住者の目線で、この愛荘町という町、そして愛荘町に住む人たちの魅力を伝えていきたいと思っています。
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今回インタビューさせていただくのは、村上美由季さん。 同棲を機に、守山市から愛荘町へと移り、デザイナーとして独立。 そして間もなく第一子の出産を控える美由季さんにお話を伺いました。
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地名も読めなかった場所が、いつのまにか「私のホーム」に
ーーー美由季さん、今日はありがとうございます。愛荘町に来て、どれくらいになりますか?
美由季さん: 同棲という形で移住して、今年で5年目です。同じ滋賀県の守山市で生まれ育ったのですが、移住するまでは、「愛荘(あいしょう)」っていう地名すら正しく読めないくらい、あまり馴染みがありませんでした。当時お付き合いをしていました今の夫は大阪府出身なのですが、ご縁があり愛荘町の農家さんの後継をさせていただくことになり、夫が愛荘町で就農してから、私も愛荘町によく足を運ぶようになりました。
ーーー同じ滋賀県内でも、守山市と愛荘町とでは雰囲気がまた違いますよね。
美由季さん: そうですね。でも、私は愛荘町はとても住みやすい町だなと感じています。車は必須ですが、反対に車さえあれば困ることもなくって。守山市から電車に乗ると混んでいて座れないことが多かったんですが、愛荘町のJR最寄駅から乗ると結構座れることも多いんです(笑)
ーーー今では愛荘町内に知り合いがたくさんいると思いますが、どのようにして町内の人との関係を作っていったのですか?
美由季さん: 最初の頃は、一人で愛荘町内を「探検」して歩き回っていました(笑)。昔ながらの中山道の街並みがすごく綺麗で、「こんな場所があるんだ。」と歩いているだけでもすごく感動しました。
ーーーすごいですね!自分の住む町を知ろう、と自ら町に出て行ったんですね。
美由季さん:はい。それから、ポストに入っていたチラシを見て、愛荘町国際交流協会(AIFA)の日本語講師のボランティアにも応募しました。愛荘町には知り合いがいなかったので、この町を知り楽しむためにも、人と繋がりたいなと思って。そして、AIFAで出会った方や、地域おこし協力隊の方たちなど、自分のやりたいことに向かって頑張っている姿を見て、すごく刺激をもらいました。


「知想(ちそう)」に込めた、クライアントの想いを形にする決意
ーーー移住して3年が経った頃、フリーランスデザイナーとして「Design知想(ちそう)」を立ち上げたんですよね。
美由季さん: 大学時代から、いつかはフリーランスでデザイナーをしたいとは思っていたんですが、会社員としてデザイナーを3年つとめ、ちょうどいいタイミングが重なり、2025年に「Design知想」を立ち上げました。
ーーー「知想(ちそう)」という名前にはどのような想いが込められているんですか?
美由季さん: 「知想」は、クライアントさんの「想いを知る」こと、そして想いを込めて形にすることを大切にしたいと考えて作った造語です。ロゴマークには「地層」のように知識や経験を積み重ね、多くの方の役に立てる存在になりたいという想いも込めています。会社員時代は営業さんを介しての仕事だったけど、今は直接お客さんとお話ができる。クライアントさんに「お願いしてよかった」と言ってもらえたときは、本当にこの仕事をしていてよかったと感じます。 デザインに落とし込む際は、まずクライアント様の想いを丁寧にお聞きし、それを達成するためには、どうすれば受け手に効果的に伝わるかを意識しています。そのため、視覚的な表現だけでなく、アプローチの方法なども含めてご提案できるよう心がけています。
ーーー美由季さんは「meets中山道」の運営やAIFAの活動などさまざまな地域の活動に積極的に参加されてきたかと思いますが、デザインのお仕事に繋がるきっかけにもなっているのでしょうか。
美由季さん: きっかけの一つにはなっていると思います。ただ、仕事に繋げようと思って参加しているわけではなくて、純粋に「やってみたい!」というワクワクした気持ちが先にあるんです。 その結果として、偶然ご縁をいただけたときは本当に嬉しく思います。いただいたお仕事には一つひとつ誠実に向き合い、「またお願いしたい」と思っていただけるような仕事への姿勢を何よりも大切にしています。
ーーー愛荘町内のお店や農家さんからの依頼も増えていると聞きました。
美由季さん: ありがたいことに、町内の農家さんや店舗さんからお声がけいただくことが増えました。この町には、地元の人だからこそ知る「隠れた名品」がまだまだたくさん眠っていると感じています。また、この町には様々な活動をしている方が多くおられるので、それぞれの得意なことや、やりたいことを掛け合わせて、イベント企画や商品開発など新しいことを一緒に生み出していけたら楽しそうだなと思っています!


自然豊かな景色を見せてあげたい。愛荘町で育む新しい命
ーーー 美由季さんは、もうすぐ第一子の出産を控えていますね。育児とデザインの仕事との両立についてはどのように考えていますか?
美由季さん: 産後や育児の様子を見ながら、少しずつデザインの仕事を再開できればいいなと思っています。
ーーー移住して4年。この町で「お母さん」になりますが、今の心境を教えてください。
美由季さん: 出産や育児、この町での暮らしを楽しんでいきたいと思っています!ただ、夫が農家なので、季節によってはお休みも少なく、勤務が変則的なので子育てに不安もあります。でも、今では愛荘町に支えてくれる人がたくさんいるので心強いです!
ーーー私も実家が大阪で近くに親がいないので、2歳の子どもを育てている今も不安がいっぱいあります。これから、お互い一緒に助け合っていけると嬉しいです!
美由季さん:ぜひ!アフリカの一部の民族では、子どもはコミュニティの宝という考え方があり、村のみんなで子育てしているという話を聞いたことがあります。今の日本にも必要な、とても素敵な地域の在り方だなと感じました。
ーーー愛荘町は小さな町だけど、子育て支援センターが3ヶ所あるんです。0〜1歳の赤ちゃんとママが集まる「赤ちゃん広場」というイベントも毎月行われています。ぜひ参加してみてください。育児をしてると孤独を感じる瞬間もあると思うけど、同じような月齢の赤ちゃんのママと交流するだけで安心することもたくさんあると思いますよ。
ーーー美由季さんが暮らすこの愛荘町。お子さんが生まれたら、愛荘町のどのような景色を見せてあげたいですか?
美由季さん:愛荘町には自然を感じられる場所がたくさんあるので、そんな場所に連れて行ってあげたいですね。例えば宇曽川ダムとか。高台になっていて町を見下ろすことができ、空気もとても綺麗に感じます。あとは、夫の農園で毎年夏にひまわり畑を開放するんですが、そこで家族みんなで写真を撮りたいです!
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今回のインタビューで印象的だったのは、美由季さんが自ら町を歩き、ボランティアに参加し、一歩ずつ自分の手で地域との接点を作ってきたこと。その行動があったからこそ、今、美由季さんを包む温かい繋がりがあるのだと強く感じました。
デザイナーとして、そしてこれから母として。愛荘町の景色の中に、美由季さんが描く新しい彩りが加わっていくのが、今からとても楽しみです。
「Design知想」 村上美由季 https://www.designchiso.com

このプロジェクトの地域

愛荘町
人口 2.14万人
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Next Commons Lab 愛荘が紹介する愛荘町ってこんなところ!
愛荘町は旧中山道65番目の宿場として昔から栄え、 外から来る人を受け入れてきた歴史があります。 100年以上の歴史を持つ酒蔵や醤油蔵が今も街に残りながら、現在は滋賀県の中で2番目に「外国人人口」の割合が高い町でもあります。 町としても2021年に多文化共生推進プランを掲げており、 不易流行の精神で、より多様性を認める町になることが想定されます。便利すぎず、不便でもない、ちょうどいい町です。















